昨晩18日に発表された米11月消費者物価指数(CPI)が予想外に鈍化したことを受けて2026年の米利下げ観測が強まり、株式相場が押し上げられました。 NYダウは前日比65.88ドル高の47951.85ドル、ナスダックが前日比313.038ポイント高の23006.360、S&P500は前日比53.33ポイント高の6774.76。ドル円は日銀の政策金利発表を控えて若干のドル安円高推移でした。
本日、日銀は金融政策決定会合で30年ぶりの高水準となる0.75%程度への利上げを全員一致で決めました。会合結果を受けて長期金利は2%を突破し、約26年ぶりの水準に上昇しています。しかしドル円は織り込み済みの反応となり、1ドル155.60円台から156円台にドル買い円売りが進みました。さらに植田日銀総裁の会見を受けてドル高円安の流れが強まり156円台後半に進んでいます。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】OSE金標準先物10月限は前日比4円高の22117円で取引を終了。昨晩22241円まで高値を出し、10/20の過去最高値22288円に迫ってきています。終値ベースでの高値は更新してきていますので、高値更新も時間の問題と思われます。12月に入り「銀」や「白金」などの貴金属が大幅に上昇し高値追いが続いています。しかし王道は「金」であり、高値更新したらどのような動きになるか?これまでご提案してきた内容を振り返っていただければやるべきことはただひとつ・・・【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】OSE白金標準先物10月限は前日比141円安の9155円と6日ぶりに反落。ボラティリティが高くなっていますが、「金」や「銀」などの他の貴金属に比べれば安値からの上昇幅はまだまだ出遅れ感があります。今回、上昇のきっかけになったのが欧州自動車業界における規制緩和。内燃機エンジンの生産停止が延期されたことによって自動車触媒需要が再び増加するとの思惑です。ただこれもあくまで相場が動意づくきっかけ。来週はサンタクロースラリーに・・・
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