おはようございます。
日本がGW連休中、海外市場は米金融政策を巡り激しく値動きしています。
NY市場の値動き
4/29(金)NYダウ 32977.21ドル(-939.18ドル) ドル円 129.75円
5/2(月)NYダウ 33061.50ドル(+84.29ドル) ドル円 130.14円
5/3(火)NYダウ 33128.79ドル(+67.29ドル) ドル円 130.12円
5/4(水)NYダウ 34061.06ドル(+932.27ドル) ドル円 129.10円
5/5(木)NYダウ 32997.97ドル(-1063.09ドル) ドル円130.16円
現地4日に発表された米FOMCでFRBは22年ぶりとなる0.50%の利上げを決定。保有資産を縮小する量的引き締め(QT)も6月から開始し、6~8月は米国債300億ドル・MBS175億ドルの計475億ドルを毎月減額、9月以降は米国債600億ドル・MBS350億ドルの計950億ドルを縮小します。コロナ禍の金融緩和により膨大に膨れ上がった過剰流動性が低下していくことになり、これまで資産価格が嵩上げされてきた市場は株式・債券市場でそれぞれ資産流出が懸念されることになり米株式市場ではハイテク株中心のナスダックが年初来安値を更新。ダウ、S&P500も年初来安値に迫っています。
約40年ぶりの水準に達しているインフレの封じ込めを優先するために、利上げペースを加速させる米金融政策に対し、他の英国なども利上げを実施。欧州においても7月以降の金融引き締め観測が強まります。
【金標準先物 日足】
3連休前の2日晩の夜間取引では一時7738円(前日比141円安)まで急落。NY金はFOMC声明発表前の3日にFRBが金融引き締めを強める警戒感から1849.7ドルまで下落していましたが、国内が休み中の4日(5日未明)のFOMC声明を受けて相場は反転上昇。昨日には1910.7ドルまで回復していましたが、米長期金利上昇を受けて今朝は再度反落してきています。ただドル金利上昇でドル円相場は130円台後半での推移となっており、下げ幅も限定。当初5月FOMCの次会合6月FOMCで0.75%の利上げ観測も強まっていましたが、今回米パウエルFRB議長は0.75%の利上げについては否定。しかし6月、7月と2会合でそれぞれ0.50%ずつの利上げの可能性を示唆。早いペースでの利上げが続いていくとの姿勢ですが、一方でこのペースで果たして急速なインフレを抑制できるのか疑心暗鬼の指摘もみられます。今のところは今までの傾向と同じくして金融政策発表前後でNY金はボトムのかたち。日米金利差についても拡大してく見通しは強く円安を背景に崩れにくい環境になっていると考えます。【白金標準先物 日足】
本日、大きく上振れとなりスタートした国内白金ですが4000円手前にして上値は抑制され3900円を前後する水準で推移しています。円安が押し上げ要因になる一方で、米金融引き締め強化による景気減速懸念、また中国ロックダウンの影響による需要低下の観測が重しとなっているようです。NY白金の最新4/26時点(912.1ドル)の建玉明細では2021年9/14以来の投機筋ポジションが売り越しに転じるまで投機的に売り込まれていました。結果NY市場ではこの前後でボトムをつけ970ドル台まで反発してきており1000ドル超えにトライしかけています。下値は限定されていると考えますが、景気減速観測が強まれば需要低下の見通しによりなかなか値も伸ばせないのが現状。ふたたび4000~3700円レンジでの攻防か?
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