米債務上限を巡り16日におこなわれた米バイデン大統領と米共和党マッカーシー下院議長の会談は物別れで終わったものの17日には双方が「21日までには合意できる」といった発言もあり楽観的な見方が広がりました。米株式は反発。NYダウは前日比408.63ドル高の33420.77ドル、ナスダックは157.514ポイント高の12500.566、S&P500は前日比48.87ポイント高の4158.77。米経済指標の強さ、また米バイデン大統領はG7後にオセアニア訪問を取りやめ帰国して議会主導部との協議をおこなうとのこともドル高の要因となっており、ドル円は5/2以来の1ドル137.70円台に達しています。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は米債務上限を巡る協議の進展期待から続落、前日比8.1ドル安の1984.9ドルと2000ドル2営業日割り込む終値となっています。円建てのOSE金標準先物はドル高円安が下支えをして前日比でプラス圏を維持。13:49現在前日比3円高の8738円で推移。朝の寄付き8760円からは軟調な展開で日中は推移しています。GW以後8700円割れから8800円超えでのレンジ商いになっており次の展開を待つ持ち合い相場。ただ楽観論は出るものの米連邦政府のデフォルトリスクが存在する以上は崩れにくい状況とみます。【白金標準先物 日足】
景気への不透明感がありながらも需給報告の通り供給には不安を抱えているため、白金も崩れ切れず。ドルが堅調な分、ドル建て価格は慎重な動きとなりますが、週末の需給報告以降はドル建て価格も回復してきています。国内は未だレンジ内。
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