2010年4月19日月曜日

政治的配慮?

現在の東京白金先限は129円安の4966円で推移中。

ゴールドマン・サックスの訴追は米政府の金融規制強化姿勢を強烈にアピールしたように見えます。以前から訴追の兆候があったと言われてますがやはり秋の中間選挙に向けた戦略的な政治配慮ではないでしょうか。その辺りのことは27日に米議会証言に呼び出されたゴールドマンCEOの発言を聞いてみないと何とも言えませんが・・・。
これにより他の金融機関に波及するのではないかとの不安心理からかリスク商品からの資金流出が起きています。
石油市場にはこれに加えてアイスランドの火山噴火による航空燃料への影響から上値が重くなっています。

アトランタ市


 アトランタは、アメリカ合衆国ジョージア州北西部に位置する都市。同州の州都・最大都市である。1996年の夏季オリンピック開催地としても世界的に知名度がある都市である。古くは鉄道交通のハブとして、また綿花産業の中心地として栄えた。やがてコカ・コーラ、デルタ航空、CNNなど多数の大企業が本社を置くようになり、ジョージア州のみならずアメリカ合衆国南部の商業・経済の中心地としての役割を担うようになった。

 このアトランタは、南北戦争中心地でもあった。ご存知のとおり、南北戦争とは南部が黒人奴隷制度を守るために北部と戦争をしたのである。当時、北部軍は南部が交易できないように会場封鎖をした。ここのところは、「アメリカ人が選ぶ名画100選」で4位である【風と共に去りぬ】の中のレット・バトラーが、海上封鎖を突破するシーンがある。この海上封鎖を突破する船のことをブロッケードランナー(海上封鎖突破船)と言うとか。因みに、スターウォーズ宇宙船の名前がブロッケードランナーなんです。話を戻して、アトランタは風と共に去りぬの原作者マーガレット・ミッシェルの生まれた地でもあります。ただ、悪まで白人の視点からのみ描かれたこの小説は、黒人からは奴隷制度を正当化していると根強い批判がある。この小説に対抗して、黒人からの批判的パロディー小説、「風なんてもう来ねえ」が著されています。

 そして、南北戦争のちょうど100年後にあった公民権運動の中心人物であるキング牧師の生誕地でもあるんです。公民権運動とは、アメリカの黒人(アフリカ系アメリカ人)が、公民権の適用と人種差別の解消を求めて行った大衆運動である。南北戦争によって黒人は奴隷制から解放されたが、人種隔離されていた。例えば、選挙権がなかったりレストランやバスの座席が別であったりと。


 アトランタにはストーンマウンテンという山がある。世界最大の花崗岩(高さ251m)の山の中腹に、南北戦争時代の南部の英雄たちが彫られているので有名です。ここはKKK(ケークッラスクラン白人至上主義)の聖地なんです。しかし、アトランタという都市は、南北戦争で白人に対抗した黒人の聖地でもあるんです。

 ジョージア州自体は保守的な州なんですが、アトランタはどちらかというとそうでもないそうです。だからといって、黒人と白人がいがみ合ってるということはないそうです。


 


 



 



 

米地銀、先週末は8行破綻

米銀の破綻は去年以上の悪化で増えている。今週閉鎖された銀行は

 ・ レイクサイド・コミュニティバンク
 ・ アメリカン・ファーストバンク
 ・ ファーストフェデラルバンク・オブ・ノースフロリダ
 ・ リバーサイド・ナショナルバンク・オブ・フロリダ
 ・バトラーバンク
 ・ イノベイティブバンク
 ・ タマルバイスバンク
 ・シティバンク

去年が1年間で140行が破綻。4月17日までに閉鎖に追い込まれたのは25社。今年はここまでで50行。前年同期を大幅に上回るペースで業務停止が続いている。プライムローンと商業不動産ローンの焦げ付きは、勢いよく加速しているようです。

SEC、ゴールドマン・サックスを提訴

 米証券取引委員会(SEC)は16日、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)関連の資産を裏付けとした債務担保証券(CDO)の組成に絡み、投資家に「重要情報」を隠したまま商品を販売したとして、詐欺の疑いで米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)を訴追したと発表。 SECによると、GSは著名投資家のジョン・ポールソン氏が運営するヘッジファンドと共同でCDOを組成。総額約109億ドルでこの商品を販売し、購入した機関投資家らに10億ドル超の損害を与えた疑いが持たれている。GSはこの商品を販売する際、ポールソン氏のファンドが組成にかかわっていたことを顧客に知らせなかったほか、ポールソン氏がサブプライム関連商品の価格下落を見越して空売りを仕掛けていたことも説明しなかった。SECは「説明を怠ったのはGSの責任」として、ポールソン氏は訴追対象に含めなかった。 GSは同日、声明を発表し「訴追には全く根拠がなく、会社の名誉を守るため、徹底的に戦う」と表明した。
 ポールソン氏は、住宅バブルの崩壊を見越した運用で、ファンドに多額の利益をもたらし、07年1年間で37億ドル(約3400億円)とヘッジファンド業界の歴代最高報酬を獲得していた。また、同氏は、アメリカの金ETFを1番保有している人物です。一昨年、暴落した時の700~800ドル台で大量に買っていたそうです。

 では、なぜこのタイミングでSECは出してきたのか?オバマはどうしても金融規制を通したかったのかと。また、過熱気味の市場を冷ましたかったのだと思います。金融危機のときには助けてあげたのに少し調子に乗りすぎだよと。ドバイショックのように一過性のものとなるのか?