週末に発表された米雇用統計では失業率は低下し、深刻な人手不足がつづいていることが示されました。12月の非農業部門雇用者数は22万3000人増加で市場予想を上回る増加となっています。ただ増加幅や平均時給の伸び率は鈍化していたため市場での米利上げ長期化観測は後退したかたちとなり、週末の株式は大きく反発しました。週明け9日の米株式市場はやや利食いに押されての動きとなり、NYダウは前日比112.96ドル安の33517.65ドル、ナスダックは金利低下で続伸し前日比66.356ポイント高の10635.649ポイント、S&P500は前日比2.99ポイント安の3892.09。今週は今晩10日スウェーデン中銀シンポジウムでのパウエル米FRB議長の発言が注目されるほか、12日米12月消費者物価指数も注目され、13日以降は米主要企業の決算報告が始まります。また来週21日から中国が「春節」の大型連休を控えます。ゼロコロナ政策の緩和で移動制限のない「春節」は4年ぶりとなり、大きな人流を起こすことになります。
【金標準先物 日足】
本日10日の金標準先物12月限は前日比13円高の7918円で取引を終えています。NY金は利上げ長期化観測の後退により続伸し1878ドル前後での値動きとなっており直近高値を更新する基調となっています。今年2023年の中国「春節」連休は21~27日の7日間。春節に向かっては、贈答用や個人の投資を背景に小売り段階での金需要に高まりが見られるのが一般的で、この時期季節要因として上海のプレミアムが上昇しやすい傾向があります。今年は4年ぶりに移動制限のない「春節」となるため、需要がこの数年よりも拡大する可能性が高いと考えられます。【白金標準先物 日足】
本日10日の白金標準先物12月限は前日比19円高の4455円の小幅高。チャート上「金」に比べるとやや上昇が鈍く感じます。中国の「春節」は需要拡大要因になるとみられますが、同時に今年のテーマとなる米景気減速(リセッション)となると上値抑制要因にもなり、この点は「金」と異なる材料に。
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