今晩発表される米FOMC声明では政策金利の据え置きがほぼ確実視されています。原油高の影響もあり利上げ長期化への懸念から米長期金利は上昇、2年債利回りが5.07%、10年債利回りが4.35%まで上昇し株価を抑えました。米株式はNYダウが前日比106.57ドル安の34517.73ドル、ナスダックは前日比32.052ポイント安の13678.185、S&P500は前日比9.58ポイント安の4443.95。
【金標準先物 週足】
NY金12月限は4日続伸、前日比0.3ドル高の1953.7ドル。米長期金利が上昇中ですが、市場はFOMCで公表される金利見通し(ドットチャート)に注目が集まります。今回の政策金利予想は据え置きの5.25~5.50%。ターミナルレートが1月で約5.44%となっており金利の先止まり終着点はほぼ織り込み済みの状態となるため、市場は新たな利下げサイクルの始まりを模索することとなりそう。FEDウォッチで現時点では来年7月からとの予想が多く、金がこれだけ金利が上昇しているにもかかわらず値下がりしないのはコレが要因になっているとみられます。国内OSE金標準先物8月限は前日比変わらずの9166円前後での推移となっていますが、年初からの上昇基調にお変化は見られません。更に高値更新となるか?【白金標準先物 週足】
NY市場で9万枚を超える総取組高をつけてから反発。NYでは4日続伸、国内OSE白金標準先物8月限は前日比15円高の4390円で推移しています。昨晩夜間立会いで4460円をつけておりそれから70円程反落していますがFOMCを警戒した利益確定売りか?8月末同様に投機筋の買戻しによる上昇となっているようです。また全米自動車労組(UAE)が現在ストライキを実施中。
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