おはようございます。
南風が夏を徐々に運んできています。今週末もGWに続き、行楽日和。
ECBドラギ総裁がユーロ高に対し懸念を表明。景気回復見通しから一時2011年10月以来の1.40台に上昇したユーロドルでしたが、その後「6月に行動の用意」との発言で追加金融緩和の可能性が浮上し大幅に下落。ユーロ円も142.30円台から140.50円台へと下落しています。
米国株式市場はマチマチの展開。立会い中はNYダウは4月につけた最高値まであと約10ドルの16622ドルまで上昇しましたが、後続する動きが見られず16550.97ドルで引けています。先週末の動きと同様に上げては高値警戒による手仕舞い売りが重く圧し掛かっています。6月期末前の季節要因はそう簡単に覆すことができずにいます。
ウクライナ情勢では、
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行とヤツェニュク首相が8日、国の統一に向けた円卓会議の創設を提案する声明を発表しました。欧州安保協力機構(OSCE)の協力を得てとのこと。欧州側寄りの提案に対して、露プーチン大統領の出方はどうなるか。プーチン大統領の延期提案を無視し、ドネツク州の親ロシア派は住民投票を予定通り11日に強硬実施する見通しで、週末のリスク要因となっています。
商品相場は全体小幅な値動き。本日、中国の消費者物価・生産者物価指数の発表で動きがでるかどうか。また、今晩はUSDA需給報告があります。
【5/9発表 USDA需給報告 事前予想】
◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)
予想平均(レンジ) 前年実績
コーン 2014/15 13,736(13,570~13,933) 13,925
大豆 2014/15 3,551(3,289~3,640) 3,289
◎米国期末在庫(単位:100万ブッシェル)
予想平均(レンジ) 前月発表
コーン 2013/14 1,316(1,231~1,435) 1,331
2014/15 1,618(1,017~2,354)
大豆 2013/14 132(125~146) 135
2014/15 299(200~418)
◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)
予想平均(レンジ) 前月発表
コーン 2013/14 157.8(156.0~161.2) 158.0
2014/15 160.1(149.9~175.0)
大豆 2013/14 68.70(67.30~73.00) 69.40
2014/15 80.90(72.00~95.00)