2010年8月26日木曜日

小沢氏なら円安?

民主党の、小沢氏が、党代表選挙に出馬するとの報道で
少々、円安になっております。
仮に、小沢氏が総理総裁となった場合、円安になるとの
予想する声が、でています。

小沢氏勝利となると、民主党マニフェストの実行により
子供手当て、高速道路無料など、大量な国債の発行が
予想されるからだそうです。

おそらく、経済閣僚も交代で、昨今、JGB(日本国債)を、
大量購入している海外投資マネーは、逃げることも
考えられます。

日銀も、圧力で、かなり、やりにくくなる事でしょうから、
日銀総裁は、辞任するかもなんて、飛躍する話もあります。

総理総裁が、コロコロ変わるのも問題ですが、
無策な現状から、豪腕に期待する声も多いようです。

円高修正のタイミング?

 今年の春頃は、米国と日本の10年債イールド差は約260bps。現在、その差は約155bpsまで縮

小。ドル円日足チャートを見ると、今年春から現在まで日米イールド差が縮小。  ドル円は95円台

から83円台まで下落(円高)。
  今後 米国債イールド上昇が持続性を持ち始めた場合、日米イールド差がまた拡大を始めれば  
 
ドル円上昇(円安)に転じるという可能性が出てくるのでは。しかし、戻ったところで次回のFOMCで
 
緩和策の拡大となればまた円高の流れには変わりはないのでは。

入札は意外と好調

5年債 昨日 1.32% ⇒ 今日 1.38%

5年債入札(360億ドル) 応札倍率 2.83 (過去4回の5年債入札平均倍率 2.65)、落札利回りは史上最低 1.374%を記録。市場予想はこれ以下だった為、予想を若干上回る結果になった。

新規住宅販売件数

昨日のブログでも指摘したように、やはり酷かった。差し押さえ物件などにより、相当ディスカウントされたものが出回っているのに、売れない中古住宅。であれば、新規住宅なんて更に売れるはずがないと指摘していた通り。

・中古住宅販売は、1995年5月以来15年ぶりの低水準。

・新築住宅販売は、調査開始年の1963年以来の最低を記録。

米国政府は、返済遅延から差し押さえが急増するのを押えるために、個人向けの住宅ローン支援策を実施中。そのプログラム実施対象者の半数が、救済されないまま離脱している。今年7月末までに約131万人が対象者としてスタートしたものの、書類の不備や条件を緩和してもなお返済遅延が解消されず離脱した数が全体の約48%だとか。

この数字であれば、次のFOMCでは金融緩和拡大のアナウンスがあるのでは。となれば、更なるドルの毀損が進み金(GOLD)が輝きを増してくる。現在の買いはそれを見越してのかいなのか?それとも、次回のFOMCまで下げて、そこからの買いとなるのか?

株・ユーロ・原油は下げすぎによる反発の流れ。しかし、戻りは売られることになるでしょう。来週あたりの高いところは売りたいと考えています。

26日 入電換算

おはようございます。

米新築住宅販売件数の数字も市場予想を下回る内容で
NYダウは一時100ドル安となりましたが、景気下支えの
対策を期待し+19ドルで終えています。
下げすぎの反発とみられますが、週末の米GDPへの
不安が払拭されたわけではないようです。

金    +36
銀    +1.6
白金   +69
原油   +640
コーン  +190
大豆   +360
コーヒー -270
粗糖  -160
ドル円  84.77
NYダウ 10060.06 +19.61

国内企業が早急な円高対応に迫られています。
想定為替レートを超える円高が進んでいるためです。
政府への円高対策を要請するのはもちろんですが、
各企業は生産・調達の見直し、財務戦略、コスト低減
などの対応を急いでいるようです。日本の企業は
やはり優秀なのでしょうか、今回の円高も乗り切ることと
思いますが、当然その副作用としては海外への生産
拠点のシフトなどでますます国内で産業の空洞化が
進むことになります。日本の未来は・・・?

とりあえずは目先の相場、今日もよろしくお願いします。