大暴落から始まった1週間も今日で週末です。
日本市場が終了後、上海総合指数が急反発。夕方からは欧州株も高くスタートしました。前日の中国追加緩和や米9月利上げの可能性が低くなっていることもあり、株安に一旦の下げ止まり感が出ました。加えてNY市場でも米4-6GDP改定値が前期比+3.7%と予想の+3.2%を大きく上回り米経済の底堅さが再確認されドル高。
中国が追加緩和し下支えをおこなってきましたが、ここにきて欧州、日本での追加緩和が囁かれ始めています。40ドルを下回る原油価格が物価上昇を鈍らせ目標インフレ率の達成が難しくなり景気、雇用の回復の足を引っ張りかねない不安が出てきています。原油価格を下支えするのは世界的な追加緩和なのかもしれません。
【NY金 日足】
ドル高、株高で反発は鈍いですが、1/2押しとなる下落幅でとどまっています。今後は米9月利上げについての思惑が絡み合うかたちになりそうですが、中国、欧州、日本など追加緩和が迫られるような環境では下値は限られそうです。
【東京金 日足】
1週間怒涛の下げはとりあえず週足では100円ほどの下ヒゲ線で週末を終えそうです。典型的に目先は細かい逆張り相場の時間が続き次の展開に。深い下値はないと考えます。
【東京白金 日足】
500円下げて300円戻る高ボラの1週間でした。株価の動きを考えるとまだしばらく乱高下が予想されます。逆張りの考えで見るべきか?
【東京原油 日足】
ユーロに相対する動き。ユーロ高原油安、ユーロ安原油高。景気減速により世界的な需要の減退が根本。欧州などのQE観測が高まるとユーロが売られ原油価格が反発し出してきています。
CFTC建玉明細からみるとほぼ年初と同じようなファンドのポジション(買い越しミニマム)で反発してきた模様です。とすればショートカバーの時間帯に入るのか。下げが大きかった分反発もありそう。
【東京とうもろこし 日足】
目立った手口もなく入りづらい相場展開。
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