金 NY金総取組高増加傾向

 おはようございます。

 米株式は上昇。NYダウは前日比204.97ドル高の33141.38ドルで反発、ナスダックは前日比121.545ﾎﾟｲﾝﾄ高の13139.874で続伸、S＆P500は前日比 30.64ﾎﾟｲﾝﾄ高の4247.68。米PMI速報値や米企業決算を好感して5営業日ぶりに買われました。米国債も買われ長期金利は4.81％に低下。米著名投資家が米国債の空売りポジションを解消したことが伝えられると債券買いが促されました。

【金標準先物　日足】

NY金12月限は前日比1.7ドル安の1986.1ドルと2営業日小幅続落。対ユーロでドル高が進み割高感からNY金12月限は1964.6ドル（24日20:04）まで一時下落しましたが、売り一巡となると再び買い直され、またレバノンの親イランイスラム組織ヒズボラによるイスラエルへの攻撃が伝えられ地政学リスクを理由に1989.0ドル（02:46）まで回復。国内OSE金標準先物8月限は夜間立ち合いで9403円（24日20:04）まで急落した後、9517円（02:46）まで上昇。NY金の総取組高増加傾向からすると地政学リスクによる安全資産買いが拡大しているとみられます。ただ下支えになってはいるものの、中東情勢に対する地政学リスクへの警戒感はやや鈍ってきており上値も抑制され膠着。

【白金標準先物　日足】

NY白金1月限は前日比13.1ドル安の891.9ドルで2営業日続落。週明けに年初来安値水準まで下げてきた非鉄金属の「銅」の相場が23日を直近の安値として反発してきています。中国市場では昨日、政府系ファンドが株式ETFを購入したことが伝えられ、中国全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会では1兆元（1370億ドル）の新規国債発行を承認されています。また、地方政府が2024年の債券発行枠の一部を前倒し使用できるようにする法案も可決しました。景気支援策を好感した動きがみられるかどうか…。 

 

 

 

 

 

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