おはようございます。
米株式は3日続落後下げ止まっています。米パウエルFRB議長が議会証言で年内2回の利上げの可能性を示唆し、利上げに対する警戒は根強い様子ですが市場ではまだ年内2回の利上げまでは織り込んでおらず経済指標次第で先行きを模索しているようです。ただ今週はスイス、ノルウェーに続き昨日英中銀が市場予想以上の利上げ幅0.50%の利上げを決定しやや利上げ長期化への懸念が強まりました。NYダウは前日比4.81ドル安の33946.71ドル、ナスダックは前日比128.410ポイント高の13630.608、S&P500は前日比16.20ポイント高の4381.89とダウは伸び悩んでいますがハイテク株などを中心にナスダック、S&Pは反発しました。ドル円は米長期金利上昇を受けて1ドル143円台までドル高円安が進み、チャート上節目とみられていた142.50円を超える円安水準となっています。
【金標準先物 日足】
NY金8月限は前日比21.2ドル安の1923.7ドルと3営業日続落。NYでは先週までは取組高減少傾向が見られましたが、今週に入り続落しているものの総取組高はやや増加。整理商いよりも1950ドルを下回りドル高傾向に伴って「金」の下値を狙う投機的な売りが入っている可能性もありそうです。ただNY市場では安値更新となっているものの、ドル円相場は昨年11月以来に1ドル142.50円を超える円安ドル高のうごきとなっており、国内円建て「金」価格を下支えしています。昨日22日より中国市場は端午節の連休となっておりアジア地域での買い支えが弱く日本時間は軟調に推移しています。本日のOSE金標準先物は前日比22円安の8777円で4営業日続落となっていますが、8915円(6/19)まで一時上抜け出した基調の強さは変わっていないとみています。世界的な金融引き締め傾向に対し、日銀の金融緩和姿勢が維持されるなかでは円安の余地(1ドル150~145円)がありそう…。昨晩のポンド下落にみられるようにイギリスでは利上げによる景気悪化リスクが高まり、また今週利下げをおこなった中国でも景気悪化懸念が強まって人民元安を招いています。世界的には金利上昇観測に伴い国債が売られやすく安全資産へのリスクヘッジニーズは再び「金」に集まるものと考えられます。【白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物4月限は前日比41円安の4164円で推移。中国人民銀行は20日事実上の政策金利と位置付ける最優遇貸出金利(LPR・ローンプライムレート)を引き下げましたが、不動産市況の低迷による景気悪化懸念は強く、中国政府の財政支出による景気テコ入れ策が期待されていますが、政府に動きが見られず原油価格などの資源価格に影響を与えています。ただ市場からの資金流出というよりは、国内外の白金市場の総取組高はこの下げ局面の中、減少ではなく増加していることからも失望売りを誘う投機的な売りが下げを加速させてきていると推測されます。
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