金 ドル円120円台乗せ 2016年2月以来

 ドル円が2016年2月以来の120円台乗せ。米FRBは先週3月FOMCでゼロ金利を解除し0.25％の政策金利引き上げを決定。過去リーマンショック以降金融緩和政策を終了してゼロ金利解除を発表した2015年12月FOMC直後にも123.59円のドル高に振れる局面がありましたが、今回も米国金利の先高観と金融緩和姿勢を継続する日本の方向性の違いがあらわとなりました。週末に米パウエルＦRB議長が講演の場で次会合の5月FOMCにおいて0.50％の引き上げの可能性を述べたことが週明けの動きに繋がっているようです。週明け21日の米株式はFRBタカ派姿勢をけん制し反落。NYダウは前日比201.94ドル安の34552.99ドル、ナスダックは前日比55.377ﾎﾟｲﾝﾄ安の13838.460、S＆P500は前日比1.94ﾎﾟｲﾝﾄ安の4461.18。

【ドル円　240分足】

【金標準先物　日足】

連休中のNY金4月限は18日1929.3ドル（前日比13.9ドル安）、21日1929.5ドル（前日比0.2ドル高）と水準は下げていますが、ドル円が本日120円台のドル高円安が進み、国内円建て価格は14:54現在7481円（前日比120円高）での推移となっています。月初115円台だったドル円が今月に入り5円以上のドル高円安になっていることが、円建て金価格の押し上げ要因。このままで終えると3/9の終値7624円に次ぐ過去2番目の終値となるので買い方の勢力圏が戻ってきます。短期的にはやや行き過ぎのペースか？

【白金標準先物　日足】

3日続伸で高安半値戻りの3988円に迫る値動き。3924円を超える終値で再び新値足は陽転換。4000円の大台はまだ重いと見ますが。為替次第か…。

 

 

 

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