本日中国全人代が閉幕となりますが香港の国家安全法導入が採決される予定です。これに先立ち米下院はウイグル自治区でのウイグル族弾圧にかかわる中国当局者に制裁を課すウイグル人権法案を可決し中国をけん制しています。さらに国家安全法が採択された場合には香港に対しても中国本土と同率の関税を課すなどの対抗措置を発表する可能性があるとの報道も出ています。
米株式は経済活動再開の楽観ムードが続き続伸。NYダウは前日比553.16ドル高の25548.27ドルで2日連続の500ドル超えの上昇。ナスダックは72.14ポイント高の9412.36。
【日経平均株価 日足】
日本株も続伸。2020年度第2次補正予算で「真水」の33兆円投入を好感しています。
【NY金 日足】
昨晩は景気回復の楽観ムードから安全資産の売りが先行し1700ドル割れまで下落していましたが、香港国家安全法導入をめぐり米中関係悪化への警戒感から原油相場が下落。同時に金は再び買われ1700ドルを回復しています。1700ドルのラインは米中関係への警戒で支えられたようです。
【東京金 日足】
夜間立ち合いの安値は5874円。今日を含め4営業日はまだ下落しやすい日柄とみています。日本市場では株高ムードからドル円も円安気味で下支えられています。中国全人代が今日閉幕し、それに対する米国側の対応がどうなるか?
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