米FRBは9月FOMCにおいて0.50%の利下げを決定しました。市場のコンセンサス通りの内容でしたが、発表直後はドル安円高に振れ1ドル140.44円(03:34)までドル売り円買いが進みました。ただ、将来の動きは今後数カ月の経済動向に基づくと述べ、金融当局として先行き同様のペースで緩和を進めることにコミットするわけではないとし、次会合での0.5%の利下げを示唆するないようではなかったため、一旦材料出尽くしとの反応からかドルはその後買い戻されています。本日日本時間午前には1ドル143.83円(10:42)まで2円以上ドル買い円売りが進みましたが、一時的なドル買戻しか?今日明日開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極める動きもありドル上昇の継続は疑問…。
昨晩の米株式はNYダウが前日比103.08ドル安の41503.10ドル、ナスダックが前日比54.761ポイント安の17573.300、S&P500は前日比16.32ポイント安の5618.26とFOMC声明発表待ちで揃って小幅安でしたが、時間外の日本時間では株価は反発しています。日経平均株価も一時は1000円以上の上昇。
【ドル円 日足】
【NY金12月限 日足】
【OSE金標準先物 日足】OSE金標準先物8月限は5日続伸、14:52現在前日比108円高の11844円での推移。朝からのドルの買戻しの動きで午前中に一時11877円(11:47)まで上昇。ドル買いが一巡し上昇は鈍くなっています。ドル建て価格はFOMCでの利下げ発表直後は2627.2ドルまで史上最高値を更新しましたが、その後はドルが切り返し買い戻される中で下落し2572.5ドルまで50ドル超えの下落。日本時間立会い終了間際で2596ドル近辺での推移となっています。明日の日銀政策金利発表も控えており国内円建て価格は円高リスクも警戒され、11800円台を回復していますが、追随買いの勢いは限定的か?
【NY白金10月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】日本時間で980ドルを回復。円建てのOSE白金標準先物8月限は4500円台をうかがう流れとなりつつありますが、こちらもドル円の動向に左右されています。4500円トライの流れに。
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