2021年6月17日木曜日

金 米FOMC 2023年利上げ2回予想に

 おはようございます。

米FOMCの声明ではあらためて現状の金融緩和政策の維持が確認されました。ただFOMCメンバーら連銀総裁らで金利を予想したドットチャートではこれまで2023年末まで金融緩和継続とされていたものが中央値をとると2023年に2回の利上げを予想していることが判明しサプライズの内容となりました。事前予想では2023年に利上げをスタートするのに2022年からテーパリングを開始と見込まれていたいましたが、予想よりも早いペースで利上げに向かう姿勢が示されています。ただ利上げ開始時期については今後のワクチン接種進展に伴う経済正常化の状況で「完全雇用」「物価の安定」を注視していくことは変わりません。

米株式は3指数とも下落。NYダウは3営業日続落となり前日比265.66ドル安の34033.67ドル。ナスダックは前日比33.18ポイント安の2日続落で14039.68。S&P500株価指数も前日比22.89ポイント安の2日続落で4223.70で終えています。テーパリング議論を始めるといったことでFOMCの「タカ派」的な内容を嫌気し下押しされましたが、パウエルFRB議長は会見で「金利予想は予想であって計画ではない」とし、議論の焦点は量的緩和縮小であって「利上げ議論は時期尚早」としています。

 

【NY金 日足】

【金標準先物 日足】
NY金8月限のセツルメント(2:30)は前日比5.0ドル高の1861.4ドルですが、その後の米FOMC声明を受けて「タカ派」的な内容から急落し、一時1804.2ドル(5:42)まで値下がりし、アジア時間では1812.3ドル(7:00)からスタート。国内価格は夜間立ち合いが6491円(5:30)で終了しており、8:45の日中立ち合いスタートは6480円。安値は6462円(9:28)と朝からは小幅な値動きにおさまっています。概ね利上げ予想の前倒しは予想されていたものの予想よりも早いペースでの予想に市場はサプライズ反応を示しましたが、朝からは意外と冷静な動きになっている印象です。6月も残り10営業日で時期的には4-6月期のリバランス調整も重なると推測されますが、ドル建て価格では1800ドルに200日移動平均線が控え下支えられるものと予想されます。むしろ7月には米国では法定債務上限撤廃の期限が切れ、9月には失業者追加支援が打ち切りも控えます。来四半期の7-9月期には財政を巡る問題も取り上げられてくるとみられます。

 

【白金標準先物 日足】

米国がテーパリング議論を開始することにより、インフレ圧力の強い新興国などではさらに通貨安によるインフレ圧力の高まりが懸念されてきます。特に原油価格も70ドルを超えてきており原油を輸入に依存している国では財政に大きな負担を強いられます。米株式市場では今後、経済正常化において業績回復が見込める景気循環株への資金流入が予想され、自動車産業についても白金需要の回復が徐々に表れてくるとみられます。あとはバイデン大統領のインフラ投資計画の進展が待たれますが、昨晩のドル高でも下振れの反応は鈍化している様子から4000円前後で下値を固めてくる展開と考えます。




 

 

 

 

 

 

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