週末の米株式は雇用統計を好感し上昇。ダウは前日にワンクッション入れてからの反発、ナスダックは10営業日連続で史上最高値を更新。S&P500も7営業日連続の高値更新。米10月雇用統計は失業率が4.6%に改善、非農業部門雇用者数は市場予想を上回る53.1万人増、前月9月の雇用者数も19.4万人増から31.2万人増に上方修正されています。米景気の回復期待の高まりに伴う景気敏感株を中心に買いが入っているようです。債券市場は、米FRBがテーパリング開始を発表したものの利上げを急がない姿勢を示すハト派的な内容だったこと、また英中銀も利上げをせず政策金利を据え置いたことが債券買いを促しているようで長期金利は低下。長期金利が低下することで株価収益率が高まるハイテク株には継続して買いが集まっているようです。日本時間でイーロン・マスク氏がTwitter投票でテスラ株10%売却を決定、ビットコイン最高値更新などの話題が出ています。今晩から冬時間となるNY市場ではボラティリティが高まりそうです。
【金標準先物 日足】
本日の日中立ち合い終了で終値ベースの直近高値6603円(10/26)を上抜け6640円の高値引けとなりました。5か月ぶりの水準となり5/31の6742円が目標水準に入ってきたとみられます。NYでは前日4日の総取組高が511,333枚に増加しており週末4日も取組増加を伴なう上昇になっていることが推測されます。200日移動平均線も上抜けMACDも再度ゴールデンクロスし直近高値1836.9ドル(9/3)にトライしてくることを期待。
【白金標準先物 日足】
本日の日中立ち合いでは「金」に対する出遅れ感から押し上げられた様子。各自動車メーカーも11月には自動車生産が増加する見通しから下値も支えられているとみられますが、まだ投機的な勢いは見受けられません。また新興国通貨、白金生産国の南ア通貨ランドにのランド高(ドル安)の動きがみられ、戻り姿勢が強まる可能性が出てくるか?
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