金 NY金2000ドル回復へ

 おはようございます。

米株式は利益確定売りに押され反落。米人工知能（AI）向け半導体大手エヌビディアの決算発表前に積極的な手口は手控えられました。NYダウは前日比62.75ドル安の35088.29ドル、ナスダックは前日比84.551ﾎﾟｲﾝﾄ安の14199.982、S＆P500は前日比9.19ﾎﾟｲﾝﾄ安の4538.19。エヌビディア決算発表では市場の高い期待には届かず株価は時間外で反落しています。またFOMC議事要旨が公表され今後の政策金の動向に関して「慎重に進む」戦略をとることで政策当局者の見解が一致していたことが明らかとされましたが、市場の反応は限定的でした。

【NY金　日足】

【金標準先物　日足】

NY金12月限は前日比21.3ドル高の2001.3ドル。高値は2009.8ドル（00:00）と11/3以来の水準をつけています。米利上げ停止観測が引き続き強まっており総取組高も48万枚台でわずかながらも増加傾向。SPDR金ETF残高も883トンを超え増加の兆し。OSE金標準先物10月限は前日比63円高の9517円（11:49）で推移。ドルが買い戻されていることでドル建て価格は1998.3ドル（11:42）と2000ドルを下回っていますが、一目均衡表チャートでは三役好転しておりトレンド形成への動きとみています。

【NY白金　日足】

【白金標準先物　日足】

NY白金1月限は前日比18.5ドル高の945.9ドル。89000枚まで膨らんだNY総取組高は77000枚まで減少しながら相場は上昇。前回同様に買戻しによる反発の動きとなっています。昨日発表されたWPIC2023年第3四半期需給報告では2023年は33トンの供給不足とされています。2024年も11トンの供給不足が予想されており2年連続の供給不足となる見通し。自動車需要が4年連続で増加する見通しで、主に中国排ガス規制の強化により自動車用需要の拡大が見込まれています。ただ直近ではレンジ内の動きに…。

 

 

 

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