市場に浸透させる狙い

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おはようございます。
雨もあがり暖かい朝を迎えています。

相次ぐFRB要人、FOMCメンバーの連銀総裁らの利上げ容認発言により3/14・15に開かれる連邦公開市場委員会（FOMC）での追加利上げの可能性が再燃してきます。今晩（明朝未明） は連銀総裁らやイエレンFRB議長、フィッシャー副議長の発言の場が予定されており注目されます。

NY株式は反落。NYダウは前日比112.58ドル安の21002.97ドル。前日のトランプ大統領の議会演説を終え、大きなイベントを経過したという一服感もあったのか利益確定の動きが進みました。追加利上げ観測も再び浮上してきたことで手仕舞いが出やすい環境だったのかもしれません。ドル円は114円台まで上昇。ドルはこれから選挙など政局不安を抱えるユーロに対しても大きく上昇、金利上昇観測から日米金利差拡大の思惑もありドル高円安の動き。米長期金利は続伸。米10年国債利回りは2.48％。


【NY金　日足】

 米追加利上げ観測に上値を抑えられました。1,260ドル台まで伸びた先週末の取組高が45万枚台でここが直近取組高増加のピークに。先物主導での上昇だったと思いますが、3/2SPDR金ETF残高は845.32トンと前日に続けて増加。ETF需要がついてきているようにも思われますので先物によるポジション調整程度の下げで終わると考えます。追加利上げ要人発言が相次いでいますが、今まではここでイエレン議長がハト派発言をすることによりメンバー間の調整をすることがありました。ただ、昨年も追加利上げの際はほぼ市場に織り込ませてからの実施となっていましたので100％市場が織り込んだという環境にならなければ利上げはないのでは？。まずサプライズ的な利上げの可能性は低いと思われますので、今晩のイエレン氏の発言がタカ派的なものであれば利上げはほぼ決まり・・・、ハト派であれば今月はなしと考えます。予想レンジは1,260～1,220ドル。


【東京金　日足】

3/2取組高は72,702枚。フロア、一般投資家は売り上がり姿勢の様子。NYの追加利上げ観測により下落となりましたが、今後利上げされたらどうなるか？FOMC要人の発言により利上げを市場に織り込ませて、実施するときに市場の混乱を招かないようにしているのが今まで利上げ実施した場面でも確認できます。今月利上げが実施されるにしても市場は徐々に織り込んでいます。予想レンジは4,560～4,490円。


【東京白金　日足】

「金」に連動してきた上昇で芯がなく、反落場面はあっさりで下支えの力が弱い印象。しかし、利上げ観測により上値が抑えられますが、これも長くてFOMCまでと考えます。新値足が再び陰転するのは3,621円。予想レンジは.3,750～3,600円。


【東京ドバイ原油　日足】

 ややロシアの協調減産履行が遅れているとの報道がありましたが、材料としてはあまり大きなものではありません。レンジ内の動きでありそのなかで材料が交錯しているだけか・・・。予想レンジは39,300～37,900円。


【東京ゴム　日足】

1/3戻りで284.2円、1/2戻りで295.15辺りとなります。約5ヶ月の上昇相場の敗戦処理の相場になっていると判断していますので、戻れば売り狙いだけで考えています。


【東京とうもろこし　日足】

イインフォーマ社が南米の穀物生産高予想を引き上げ。環境規制の緩和によりエタノール需要の増加を期待する見方は完全に消えてはおらず、堅調推移を予想。

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