おはようございます。
米株式市場はダウは続落となりましたが、ナスダック、S&P500株価指数は小幅に反発しまちまちの展開。NYダウは前日比66.57ドル安の34894.12ドル。ナスダックは前日比15.88ポイント高の14541.79、S&P500株価指数は前日比5.53ポイント高の4405.80。前日に公表されたFOMC議事要旨でテーパリングについて「年内の開始が適切」とのみていることが明らかとなり、早期テーパリング前倒しの観測が広がりました。ただ米長期金利は低下し米10年国債利回りは1.243%。債券市場では早期テーパリング観測が強まっていますが米経済成長率の鈍化への懸念のほうが強く、リスク回避の動きもみられるようです。
【金標準先物 日足】
NYは3営業日続落ですが、下げ幅は限定的。NY金12月限終値は前日比1.3ドル安の1783.1ドル。FOMC議事要旨での反応は昨日お伝えした通り織り込み済みといった動きでしたが、昨日の日本時間中に対主要通貨でのドル高が進行し上値から抑えられた動きとなっています。ドル建て価格は1800ドル回復がなかなか達成しませんが、今回のFOMCにおけるテーパリング開始時期についての見解が示された上で現在の水準を維持していることから下値も支えられているのではないかと考えます。8/9のフラッシュクラッシュは特異な動きだったとして例外的に捉え、1750ドル以下への水準は目先は実需に支えられるのでは?ただ急反発する要因にも乏しくレンジでの動きか?
【白金標準先物 日足】
昨日の日中立ち合い終値で直近終値ベースの安値3518円(8/10)を下回り安値更新。年初来安値の3400円台に入り、夜間立ち合いではさらに下げ足を強め3400円割れの3382円(21:51)まで達しています。タイムリーにも昨日トヨタ自動車が9月の世界生産が当初計画から4割減少する見通しを明らかにし、国内の完成車工場においても生産調整のためいくつかの工場・生産ラインの稼働停止を発表しています。自動車生産におけるサプライチェーンの混乱は深刻化しており、白金をはじめ、パラジウムや銀・銅など産業用メタルも下落基調が強まっています。ただ目先的には戻り高値から本日で7営業日目。本日も終値で安値更新(3476円以下)となると新値足陰線が9本目。落ちるナイフを掴むかたちですが、トレンドラインからすると3400円以下に割れたところは買戻しを狙うポイントとみます。戻り目安は3520~50円あたりか?
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