2022年11月21日月曜日

金 ドル買い優勢140円台に戻る

週末のNY株式は小反発。NYダウは前日比199.37ドル高の33745.69ドル、ナスダックは前日比1.105ポイント高の11146.062、S&P500は前日比18.78ポイント高の3965.34。先週の米ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派発言に続いて米コリンズ・ボストン連銀総裁が「追加利上げが必要。0.75%利上げの可能性ある」と利上げ縮小観測が広がっていた市場をけん制する発言で米長期金利が上昇しドル買い優勢の展開でした。

【金標準先物 日足】

《CFTC建玉明細 NY金》
OSE金標準先物10月限は前日比35円安の7880円。NY金12月限は週末1754.4ドルのセツルメントから本日の時間外の日本時間では1750ドルを若干割り込んだ水準での動きでしたがドル円相場が1ドル140円台を回復する動きに。米CPI発表後にドル買いポジションの調整売りが一巡し再びドル買いが優勢になってくるとみられます。11/15時点のNY金投機筋のカテゴリーでは買い越し枚数は前週比+43,931枚の126,269枚の買い越し枚数拡大。ロング227,282枚(前週比+4,147枚)・ショート101,013枚(-39,784枚)とショートカバーが相場を押し上げた様子が確認できます。ただ全体の総取組高は495,171枚と前週比+6,700枚。12月FOMCにおいて利上げ幅縮小となれば投機筋が売り込んでくる可能性は低いと考えます。円建ては徐々に円安が押し上げる展開になるのでは?

【白金標準先物 日足】

《CFTC建玉明細 NY白金》
OSE白金標準先物10月限は前日比17円安の4304円で日中取引を終了。日中4300円割れで推移していましたが引け前に4300円台に戻して終えています。CFTC建玉明細では投機筋買い越し枚数が22,544枚と9週連続で拡大。今年3/8以来の2万枚を超える買い越し枚数です。ロング増加ショート縮小といった内訳で新規買いが相場を押し上げてきました。国内円建ては10月後半上値抵抗だった4300円が下値抵抗になっている展開と考えます。

 

 

 

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