米長期金利の上昇でドル高圧力が強まってきています。ドル円は1ドル139円台と約6か月ぶりのドル高円安水準まで進みました。今朝方、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格付けを引き下げる可能性を示したことで、米債務上限を巡り、米国債のデフォルトリスクが意識されています。米国債は売られやすい環境となっており米長期金利が上昇。FRB高官が追加利上げの必要性を言及したこともドル高を招く要因となっています。米株式は米金利上昇、長引く米債務上限問題を巡る交渉を嫌気し続落。NYダウは前日比255.59ドル安の32799.92ドル、ナスダックは前日比76.083ポイント安の12484.162、S&P500は前日比30.34ポイント安の4115.24。FOMC議事録では追加利上げ継続の是非を巡り意見が分かれており相場への影響はほぼ見られませんでした。
【金標準先物 日足】
NY金は3日続落。中心限月6月限は前日比9.9ドル安の1964.6ドル。FRB高官のタカ派寄りの発言で金融引き締めの長期化が警戒され米長期金利が上昇しています。米債務上限を巡りデフォルトリスクが意識され債券が売られやすくなっているのも金利上昇に拍車をかけドル高を招いています。ドル高により割高感から上値を抑えられる一方で、またデフォルトを警戒する安全資産買いも同時に入り膠着。円建てのOSE金標準先物は前日比11円安の8767円(13:44)で推移。1ドル139円台と約半年ぶりの円安水準で下値が支えられています。ボリンジャー20日中心線、一目均衡表転換線・基準線上にありトレンドは継続中。2011年に米債務上限を巡り一時政府機関が停止し、米国が格下げされた記憶は新しく警戒が強まっています。【白金標準先物 日足】
NY白金も2日続落。中心限月7月限は前日比28.1ドル安の1029.5ドル。OSE白金標準先物4月限もGWの祝日取引以来に4500円割れの水準を試してきています。NY株式の下落や中国におけるコロナ感染の再拡大が悪材料になっているとみられます。直近5月終値安値の4535円(5/16)を下回るかたちで終わる可能性があり、一時的にGW祝日取引中につけた安値4424円(5/8)を試すかどうか…?
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