2016年5月20日金曜日

ドル高商品安の傾向

おはようございます。
暖かい季節となってきていますが、まわりでは風邪を引いている方がちらほら目につきます。朝晩はまだ冷えるため油断大敵。

前日に引き続き要人のタカ派的な発言を受けて米利上げ観測が強まっています。個人消費が低迷はしていますが、堅調な雇用、所得が米経済の成長を支えているとの認識で6月に発表される5月雇用統計で雇用の拡大が確認されれば、『年2回』とされている追加利上げが実行されるとの見方が一段と高まりました。一方国内では国際金融経済分析会合を終え、多くの専門家が財政出動の必要性で一致し、本日から仙台で開かれるG7財務相会議、来週の伊勢志摩サミットを迎えます。

米株式は米早期利上げ観測から3日続落。NYダウは前日比91.22ドル安の17435.40ドル。ドル円は110円台を上下しています。米長期金利は前日の反動で低下し、米10年国債利回りは1.85%。


【NY金 日足】
20日平均も下回り3月からの下値切り上げの流れは転換しました。ファンドの買い越し枚数から見れば深い調整安の可能性も考えられます。イベントも控えまだ一方的な流れにはならないと見ますが、上値はこれで一段と重くなったように判断しています。予想レンジは1270~1230ドル。


【東京金 日足】
本日の下げでこのままでいくと3日陰線が続き、週足でも陰線が入ります。ドル高円安もあり今週はまだ価格が維持されますが、1/2押しとなる4370円あたりが攻防ラインへ。予想レンジは4440~4360円。


【東京白金 日足】
 昨日ポイントとしていた価格をしっかりと下回り下落してきました。今回の下げパターンは今年の2月中旬と似ています。2月同様であればこの下げが押し目とされますが、2月と今回は環境が異なります。この下げが押しと判断して買いに行くのはまだ時期尚早、ベクトルはまだ下を向いています。予想レンジは3640~3510円。


【東京ドバイ原油 日足】
 NYではドル高商品安の影響もありますが、トレンドは崩れておらず調整安も限定的と考えられます。NY50ドル台で極端に生産量増加とはなりづらくしばし堅調な動きが続くと予想されます。一代棒を見ても東京はすでに買い方ペース。予想レンジは変わらず33000~31200円。


【東京ゴム 日足】
昨日も14:00から下落が進みました。取組高は2万枚前後で貴金属や原油のように多くの取組高があるわけではなく流動性は限られます。したがって日足のような細かいテクニカルは通用しないと考えたほうが理解しやすいかもしれません。ファンドの投げ相場と考えていましたが、昨日は取組高もやや増加しており非当業者委託玉では約1000枚近く買い越しが増加・・・。誰がどこが買っているのかは当方知る術がありませんが、一般が買い下がる相場ではありません。本日の動きはどうなるか、しばらく面白い相場が続きそうです。上海夜間取引は日中から0.32%高ほどで、日本市場で言うと約0.5円高。


【東京とうもろこし 日足】
シカゴは4ドル維持ならず。このあたりはまだ買われないようです。利食いで押される程度か・・・。




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