オバマケア修正案で可決を目指すも党内をまとめきれず採決を断念。米政局不信から株価は下落。NYダウは前日比54.99ドル安の21574.73ドル。ドル円は利上げ観測後退の流れから112円を一時割り込むドル安円高の動き。米長期金利は安全資産買いの動きから債券が買われ低下。米10年国債利回りは2.26%。
FEDウォッチは追加利上げ予想7月3.1%、9月8.2%、12月42.9%、3月44.8%と早期利上げ観測は大幅に後退しています。
【NY金 日足】
CFTC建玉明細がショートポジションの膨らみが確認できましたが想像以上になっていました。ゼロ金利解除した2015年末に匹敵するぐらいの買い越し枚数水準。先週のイエレンFRB議長の議会証言から潮目が変化したようです。終末の米CPIはそれを後押しする流れ。目先はショートカバーの動きで200日線をクリアしてきましたので1,250にトライ。現状まだETF残高は増えておらず821.45トンと前日比-5.62トン。予想レンジは1,255~1,230ドル。
【東京金 日足】
ドル建てのように素直に見れればよいのですが東京は為替が絡みます。NY金の反発の動きは鮮明ですが、同時にドル円で買われていたドル買いの巻き戻しによるドル売りがどうしても伴ってしまいます。ドル買いポジションもかなり膨らんでいて2015年末の120円を越えていたときの水準とほぼ同じぐらいまでドル買いが進んでいました。巻き戻しでも相当の動きとなれば5円近く円高になる可能性もありNY通りに素直には上昇できず。遅行線が実線に絡んできますのでまだレンジ相場の展開か・・・。予想レンジは4,480~4,440円。
【東京白金 日足】
NYでは「金」同様巻き戻しと思われます。しかし独ダイムラーが欧州で販売した「メルセデス・ベンツ」のディーゼル車300万台以上のリコールが発表されています。排ガスの不正操作疑惑があり摘発前に自主的な対策に動いたようです。相場への影響は軽妙と見られますが、ディーゼル車への風当たりは一層厳しくなっていくものとみられます。予想レンジは3,350~3,300円。
【東京ドバイ原油 日足】
今週の原油在庫ロイター予想は前週比320万バレル減少とされています。またエクアドルが財政難を理由に協調減産への取組をやめる方針を表明してOPEC協調減産の足並みの乱れに懸念がでてきました。予想レンジは35,000~33,500円。
【東京ゴム 日足】
7月後期の品質検査請求は全量新規の8件160枚。じり高展開。
【東京とうもろこし 日足】
産地天候は昨日お伝えしたとおり。シルキングの遅れ、作柄低下、産地天候からまだ天候相場は終わっていないと考えています。7月USDAで修正のなかったイールドが8月USDAで修正される余地は十分かと・・・。
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