週末はヘタしたら初夏の陽気。今季は冬が短いかも。
欧州、米市場ではここのところ問題視されていた銀行株などが買い戻され上伸。原油高も追い風となりNYダウは前日比313.66ドル高の15973.84ドル。米小売売上高も改善され好感。ドルもリスク回避の動きが弱まり円売りドル買いの流れで113円台を回復。米10年国債利回りは1.75%に急上昇。
日銀のマイナス金利導入以降、世界中が金利安に見舞われました。流動資金がリスク回避から債券買いに走り、債券価格は上昇し利回りが低下。しかし、マイナスの利回りになる債券は当然買いが控えられます。株式市場が明るくなってくると債券売りには注意が必要かもしれません。
【今週の予定】
| 2月15日(月) | <国内> 10-12月期GDP【速報値】(8:50) <海外> 中国1月貿易収支 米ASEAN首脳会議(~16日) ドラギECB総裁が欧州議会で証言 中国市場春節明け 米国市場休場「Presidents Day」  | 
      
| 2月16日(火) | <国内> 1月首都圏新築マンション販売(13:00) 20年国債入札 日銀マイナス金利導入実施 <海外> 独2月ZEW景況感指数(19:00) 米2月NY連銀製造業景気指数(22:30) 米2月NAHB住宅市場指数(17日 0:00) 米12月対米証券投資(17日 6:00)  | 
      
| 2月17日(水) | <国内> 12月機械受注(8:50) 1月訪日外客数(16:00) <海外> 米1月住宅着工・建設許可件数(22:30) 米1月生産者物価(22:30) 米1月鉱工業生産(23:15) FOMC議事録【1月26~27日開催分】(18日4:00)  | 
      
| 2月18日(木) | <国内> 1月貿易統計(8:50) 5年国債入札 <海外> 中国1月消費者物価(10:30) 中国1月生産者物価(10:30) 米新規失業保険申請件数(22:30) 米2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30) 米30年インフレ連動国債入札 EU首脳会議(~19日)  | 
      
| 2月19日(金) | <国内> 12月全産業活動指数(13:30) 1月日本製半導体製造装置BBレシオ <海外> 米1月消費者物価指数(22:30)  | 
【CFTC建玉明細 2016/2/9現在】
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ロング 
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ショート 
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ネット 
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総取組高 
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CMEドル円 
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75,811 
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32,579 
 | 
  
   
43,232 
 | 
  
   
237,081 
 | 
 
| 
   
NY金 
 | 
  
   
201,754 
 | 
  
   
103,326 
 | 
  
   
98,428 
 | 
  
   
410,833 
 | 
 
| 
   
NY銀 
 | 
  
   
78,108 
 | 
  
   
25,426 
 | 
  
   
52,682 
 | 
  
   
164,664 
 | 
 
| 
   
NY白金 
 | 
  
   
47,497 
 | 
  
   
18,995 
 | 
  
   
28,502 
 | 
  
   
65,426 
 | 
 
| 
   
NYパラジウム 
 | 
  
   
17,421 
 | 
  
   
12,507 
 | 
  
   
5,184 
 | 
  
   
27,198 
 | 
 
| 
   
NY原油 
 | 
  
   
544,800 
 | 
  
   
356,923 
 | 
  
   
187,877 
 | 
  
   
1,854,379 
 | 
 
| 
   
シカゴコーン 
 | 
  
   
343,188 
 | 
  
   
358,187 
 | 
  
   
-14,999 
 | 
  
   
1,403,163 
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シカゴ大豆 
 | 
  
   
134,895 
 | 
  
   
205,434 
 | 
  
   
-70,539 
 | 
  
   
736,229 
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注目の「金」は買い越しが前週比約16000枚の増加。取組高も上昇しており、内訳では新規買いが膨らんでいます。週末には1250ドルを越えており集計日からすでに50ドル以上上昇していることを考えると現在は10万枚を裕に越える数字になっていることが推測されます。また対比する「ドル円」も円買いドル売りポジションが増加。「原油」は集計日が30ドルを割れており買い越しが減少。しかし取組高は185万枚を越えており今後も乱高下が予想されます。他、貴金属は全体的に買い越し増加、穀物は再び売られています。
【NY金 週足】
 
前週は予想レンジを1185~1110ドルとしていましたが、大幅に値を伸ばし高値は週末に1263.9ドルに達し、安値は週初めの1164.5ドル。週足でも一気に雲を突き破り上昇。昨年の下降トレンドを突き抜けた様子です。大局がこれにより変化した可能性は高いですが、やはり目先はNY投機筋の買いポジションも膨らんでおり高値追いの考えはリスクも伴います。債券に集中していた流動性資金はマイナスの利回りでは手控えられる可能性もあり、株式市場への回帰の動きとなると金利上昇のシナリオで出てきます。ボラが高まっていることを意識しながら・・・。 予想レンジは1300~1170ドル。
【東京金 週足】
前週の予想レンジは4520~4260円。実際は高値4447円~安値4281円。安値から5週経過してきています。対等日柄で考えていくと今週6週目から来週当たりまでがポイント。為替とうまく相殺されて過熱感はNYに比べ低いようです。フロアポジションも売り越しに傾いており日に日に買い玉手仕舞いにより取組高も理想的には増加してくれません。大勢の変化を期待しますが、高値追いを避けながら追っていったほうが良さそうです。予想レンジは4570~4270円に。
【東京白金 週足】
前週の予想レンジは3720~3260円。実際は高値3463円~安値3374円と低ボラの動きでした。貴金属として見直されてきたような前週の動きでしたが、昨年一年間の下げ相場の後遺症がまだ乗っており上値には厚い抵抗があるようです。しかし、下値は切り上がってきており相場としてもまだ若いといえそうです。3500円台を回復するとさらに先行きが明るくなっていきそうですが・・・。予想レンジは3700~3270円。
【東京ドバイ原油 週足】
WTIでは26ドル台で2番底形成かも?の週末の動き。前週の予想レンジは31000~23000円としていましたが、週明けの下げで修正を余儀なくされる展開でした。二番底確認への動きの可能性が出ましたが、何とか売り転換は維持されている現在の動き。このままWTIが反転への動きになるようですとチャートからも上昇期待が強まりますが、30ドルを前後して取組高は増加しておりまだ方向性には時間がかかりそうです。予想レンジは30000~18000円へ切り下げ。
【東京とうもろこし 週足】
本日納会。限月で3月限が生まれますが、来月に入るまでは期待薄。先限でしかまともな商いができず、敢えておススメはできない状態。 
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