2015年6月8日月曜日

6/8 日中終わり

お疲れ様でした。
週末晩に進んだドル高はそのまま、多少の上下はありましたが、125円台を維持して東京市場は終えています。

【東京金 日足】
東京先限4月限は4720円+18円高で終了。高値4737円は今朝方円安を受けて上昇した際につけ、安値4682円は週末21:30に米雇用統計が発表されて瞬間つけたものでした。高値をつけてからは上値を切り下げており、日中は重たさを感じる展開。フロアでも売りの手口が目立っています。夜間から高値は更新したものの高値4737円は一目の転換線にあたりここで上値が重たくなると下値を探る展開になっていくと予想。

【東京原油 日足】
先限11月限は49540円+1130円で終了。安値は夜間立会い寄付後につけた48020円、高値は夜間立会い終了間際の49710円で上下幅が1690円と高ボラの一日でした。6/4、5、8の下げで安値を更新できずに反転。まだもち合い上値を抜いてはいませんが、ここで勝負あったような感じがいたします。大局はまだ年初からの上昇相場のなかにあり、今の横ばい推移で時間的な調整を経てから上昇に向かう展開を想定しています。上抜いたところから仕掛けていく準備段階ではないでしょうか。

【東京とうもろこし 日足】
 先限5月限は25230円-10円で終了。夜間立会い23:30に高値25370円をつけ、安値は今朝の寄付直後に25160円をつけています。相変わらず日中は低ボラですが、明朝にはクロッププログレスの発表があり、また10日(水)にはUSDAが控えています。価格は雲に入り一段と上値抵抗は強くなっているものと考えられ、需給報告の発表でファンダメンタルズが見直されてくると下値探りの展開になってくるのではないかと考えています。

金利上昇は物価上昇へ?

おはようございます。

先週末の米5月雇用統計を受けてドル円は13年ぶり水準125.80円台まで達しています。物価上昇が意識され始めたのか、債券は売られ長期金利が上昇。債券から資金はどこへ流れるのか?

【今週の予定】
6月8日(月) <国内>
4月国際収支(8:50)
1-3月期GDP【改定値】(8:50)
5月景気ウォッチャー調査
<海外>
中国5月貿易収支
独4月鉱工業生産(15:00)
6月9日(火) <国内>
5月マネーストック(8:50)
5月消費者態度指数(14:00)
<海外>
中国5月消費者物価【CPI】(10:30)
中国5月生産者物価(10:30)
米3年国債入札
6月10日(水) <国内>
4月機械受注(8:50)
5月国内企業物価指数(8:50)
<海外>
米5月財政収支(11日 3:00)
米10年国債入札
6月11日(木) <国内>
4-6月期法人企業景気予測調査(8:50)
5月都心オフィス空室率(11:00)
20年国債入札
<海外>
中国5月鉱工業生産(14:30)
中国5月小売売上高(14:30)
中国5月都市部固定資産投資(14:30)
米5月小売売上高(21:30)
米新規失業保険申請件数(21:30)
米30年国債入札
6月12日(金) <国内>
メジャーSQ算出日
会社四季報【夏号】発売
<海外>
米5月生産者物価(21:30)
米6月ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(23:00)



CFTC建玉明細 2015/06/02現在】

ロング
ショート
ネット
総取組高
CMEドル円
46,681
132,374
-85,693
260,104
NY
194,299
89,889
104,410
398,724
NY
63,573
16,728
46,845
178,343
NY白金
55,445
30,528
24,917
76,650
NYパラジウム
23,178
6,359
16,819
29,149
NY原油
494,450
154,932
339,518
1,651,499
シカゴコーン
422,322
486,269
-63,947
1,454,337
シカゴ大豆
186,312
235,141
-48,829
748,391

「金」はほとんど変化なし。ただし、集計日6/2ではまだ1194.4ドルの水準であり、先週の下落でポジションは大きく変化していることが考えられます。「原油」「コーン」あたりも値動きに合わせての変化が来週発表でみることができるか?

【NY金 週足】
 週足でも雲の下で推移し、上値には大きな壁がありそうです。テクニカル上では昨年11月の1130ドル台、今年3月の1140ドル台を試しにきてもおかしくないように見えます。世界的に長期金利が上昇してきているため、金利高だけを見ればNY金が下向きと考えられますが、これが先行き物価上昇の兆候ということになってくると話は変わって「金」のインフレヘッジの側面がクローズアップされることになります。直近早々にもというわけではありませんが、「金」は多方面から色々な角度で注視していく必要があります。

【東京金 週足】
 円安の要因が強く、国内は上昇過程のなかにある状態と言えます。4800円達成がならず目先は重たさがあるように思いますが、ドル円は13年ぶりの水準をつけてきており勢いも相当なものと考えられますので、円安だけで上昇していると言っても馬鹿にできません。

【東京白金 週足】
国内商品は円安要因で支えられますが、弱い商品はとことん弱い動きです。4300~4600円でのレンジ内の動きから脱しないかぎり、まだ大きな動きには繋がりそうもありません。

【東京原油 週足】
このまま高値横ばいの推移でいくならば、最終的には上に抜けるのが定石です。OPEC総会では日量3000万バレルの生産枠を維持、米国シェールオイルは増産が鈍化し始めています。このような材料はもうほぼ織り込まれ、次のステージへは新たな材料が出てくることになると思います。テクニカルも重要ですが変化のタイミングではファンダメンタルズの変化もかかせません。

【東京とうもろこし 週足】
雲の切り返しに沿って上昇中。今週10日(水)には米農務省の需給統計が発表されます。単収、期末在庫が上方修正されるとの見方が出てきているらしいですが・・・。CFTCでも買い戻しされているかどうか、今ひとつ掴めず今週末の発表が待たれます。ファンダメンタルズから売り方針で考えています。


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