「金融危機は起きない」

おはようございます。

7月8日（土）　上念　司氏

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米株式は反落。ＮＹダウは前日比98.89ドル安の21310.66ドル。グーグルに対しての欧州での制裁でハイテク関連株が下落、また独立記念日前までに見込まれていたオバマケア代替案の採決が延期されたことも懐疑的な見方を強めました。ドル円は米消費者信頼感指数などが予想を上回り112円台にのせ、112円台中盤までドル高円安が進みましたが、イエレンＦＲＢ議長の講演では追加利上げやバランスシート縮小について目新しい言及なく頭打ち。ドラギＥＣＢ総裁がユーロ圏の経済成長に触れたことが緩和縮小観測を強め、ユーロ高の動きになっています。米長期金利は大きく上昇し、米10年国債利回りは2.21％。


【ＮＹ金　日足】

ＳＰＤＲ金ＥＴＦ残高は前日と変わらず。前々日の急落は誤発注の見方が強く、昨日もその処理と見られる買いが出ていたとか・・・。仮に誤発注にせよ、玉が動いて安値を出したのは事実。動いた理由について深く考える必要はないと考えます。反発した下値は200日線がサポートしていますが、昨日申し上げたとおり200日線は下降気味。ましてや上値は50日線の頭が垂れてきており強い流れとは言えません。遅行線も実線の下。ドルも上昇しておりまだ軟調な展開を予想しています。予想レンジは1,250～1,230ドル変わらず。


【東京金　日足】

本日東京市場は新甫で先限6月限が発会。瞬間的下落した4,450円以下が結局目先の買い場という結果。昨晩で4,490円台をつけＦＯＭＣ後の戻り高値を更新しています。ただ、この動きはドル高円安の恩恵が強く、ドル建て金自体の動きは軟調地合い。ドル高円安での上昇には継続性に疑問。予想レンジは4,500～4,430円。


【東京白金　日足】

流れは変わらず。極端に下げはありませんが、上値は着実に切り下がっています。ドラギ総裁がユーロ経済の拡大について言及し、緩和縮小期待が強まっていますが、欧州自動車業界にとって販売台数の拡大に繋がるのかどうか？「白金」はユーロ安に対して投機的に連動しやすいですが、ユーロ高に対しては・・・？急落待ちのスタンス。予想レンジは3,340～3,260円変わらず。


【東京ドバイ原油　日足】

 米石油協会（ＡＰＩ）発表の米週間在庫は前週比85万1000バレル増の5億0950万バレル。市場予想260万バレル減少と大きく食い違っています。ドラギ総裁発言でユーロ高ドル安の動きからショートカバーを誘う動きになっていましたが、在庫増を受けて伸び悩んでいます。昨日高値は中心線いっぱい。予想レンジは33,500～31,800円。


【東京ゴム　日足】

 チャートに惑わされがち。チャート好転と見て買い進むと叩き落される銘柄。基本売りまわし継続。


【東京とうもろこし　日足】

シカゴでは「山高ければ谷深し」で結局相場はおなじところを上下しているのみ。逆張り買いスタンス。

今後のセミナーは以下の予定です。

 

 

 

7月1日（土）「外務員の相場展望」 

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