2014年6月30日月曜日

米独立記念日前の一週間

おはようございます。
雨雲に覆われた空ですが、梅雨は終盤。もうすぐ夏です。

週末の海外市況は小動きで月末を迎えます。ここ最近続く弱い米経済指標から米低金利長期化観測が立っており円高の要因になっています。米長期金利若干戻って2.53%。


【6/27発表 CFTC建玉明細 ~6/24現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    10,325    81,548     -71,223
NY金       183,433    62,574   120,859 
NY銀        54,160   24,830       29,330 
NY白金      48,282    4,847    43,435
NYパラジウム  29,064      6,283    22,781
NY原油     548,0161    89,047   458,969
CBOTコーン  422,235    284,618   137,617
CBOT大豆   196,560    159,156   37,404


貴金属の買い越し増加が目立ちます。特に「金」「銀」が新規買い&ショートカバーで買われたようです。ショートポジションからするともう少し上昇余地もありそうですが、買い越し幅は一気に3月の上昇時に近いところまで膨らんでいます。高値警戒も少々必要かも知れません。
また「コーン」「大豆」は買い越しが減少、2月末頃の買い越し水準です。やはりこちらは豊作期待からショートポジションがもう少し膨らむ余地がありますので、今晩の四半期在庫の発表に注目。

【東京金 日足】

【NY金 日足】



今週末は米独立記念日で休場予定です。米雇用統計などは7/3(木)の予定です。


2014年6月27日金曜日

米 弱い経済指標続く

おはようございます。
朝早くは霧が立ち込めていましたが、すぐに消え去り日差しが出てきました。今日も蒸し暑い一日になりそうです。

またしても米経済指標は弱い数字。米個人消費支出(PCE)は前月比0.2%の上昇にとどまり予想を下回りました。前年比1.8%となりましたが、米FOMC目標の2%を下回り続けており、低金利政策長期化の観測が強まっています。NYダウは小幅安の21.38ドル安。米長期金利は2.51%まで低下。

商品相場全体的には大きな動きはなし。やや石油が売られています。

「東京金」は先週4,300円を回復してから今日で6営業日目です。4,300を挟み持ち合いの動きです。フロアポジションはほぼ変わらずで売り越しのままです。売り方は下げてもたいした利食いにはならず、そのままぶら下げている様子。買い方は押し目を待っているといったところでしょうか。

6月はあと本日含め2営業日。


本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:30 5月完全失業率(予想:3.6%、4月:3.6%)
08:30 5月有効求人倍率(予想:1.08倍、4月:1.08倍)
08:30 5月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+3.4%、4月:+3.2%)
10:00 スズキ<7269>、任天堂<7974>が株主総会
メドピア<6095>が東証マザーズに新規上場(公開価格:4000円)
レアジョブ<6096>が東証マザーズに新規上場(公開価格:1170円)
<海外>
07:45 NZ・5月貿易収支(予想:+2.5億NZドル、4月:+5.34億NZドル)
08:05 英・6月GfK消費者信頼感(予想:2、5月:0)
17:30 英・1-3月期国内総生産確定値(前年比予想:+3.1%、改定値:+3.1%)
17:30 英・1-3月期経常収支(予想:-173億ポンド、10-12月期:-224億ポンド)
18:00 ユーロ圏・6月景況感(予想:103.0、5月:102.7)★
18:00 ユーロ圏・6月業況判断指数(予想:0.40、5月:0.37)★
21:00 独・6月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.0%、5月:+0.9%)
22:55 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:82.0、速報値:81.2)★
EU首脳会議(最終日)★★

2014年6月26日木曜日

階段踊り場

おはようございます。
雨はなく涼しい朝ですが、梅雨独特の湿気で汗ばみます。この期間を過ぎると夏本番でしょう。

昨晩夜間立会いでは全体下振れました。米1-3月期GDP確報値が予想以上の落ち込み、また耐久財受注も予想を下回る内容となり、下押しされて始まった株式市場はその後、依然として楽観ムードは変わらずに反発して前日比プラス圏で終えました。
ここ最近の弱い経済指標から米長期金利は低下、米国債が買われています。10年国債利回りは2.52%まで低下。

「金」は一時、国内では先限4,267円まで安値を出しましたが瞬間的なもので、その後は米長期金利の低下、またイラク・ウクライナの政情不安も下支え要因となっておりジリ高の動きです。高値も抜けていきませんが、下値も支えられ足踏み状態。

「金」国内内部要因は、TOCOMカテゴりー別取組で見ると非当業者委託玉(主に一般投資家・ファンドなど)は先週からの反発で大幅に買い越しを縮小しています。取組高も安値圏では10万枚まで回復していましたが、昨日で82,151枚。救われた買い玉は早々に逃げ、4,200~4,300円台の売り玉がぶら下がっているような状態になっているのではと推察されます。フロアポジションは昨日もやや売り越しは増えています。価格帯、取組内部要因は今年2月から3月までの上昇場面とほぼ同じ経過をたどっています。現在目立つ一般の手口は「金」売り・「白金」買い・「コーン」買い。

今日から貴金属・石油製品はシンポ、新しく先限が生まれます。




本日の予定

<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
10:00 パナソニック<6752>、三菱重<7011>、T&DHD<8795>などが株主総会
12:45 2年国債入札の結果発表
<海外>
18:30 英中銀・金融安定報告書、カーニー総裁が会見
18:30 南ア・5月生産者物価指数(前年比予想:+9.0%、4月:+8.8%)
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:31万件、前回:31.2万件)★
21:30 米・5月個人消費支出(前月比予想:+0.4%、4月:-0.1%)★
21:30 米・5月個人所得(前月比予想:+0.4%、4月:+0.3%)★
21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.6%、4月:+1.4%)★
21:30 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演(経済戦略としての人的投資)
02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)
02:05 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(金融政策と所得の不平等)

2014年6月25日水曜日

「金」「石油」堅調

おはようございます。
今朝は雨模様でしたが、もう日差しが出てきています。

W杯コロンビア戦は残念な結果となり、決勝進出はなりませんでした。コロンビアに続いてグループ決勝進出はなんとギリシャに。少ないチャンスをもぎ取り、敵ながらあっぱれです。チャンスもモノにかできるか否かはほんのチョットの差なのでしょう。
相場も動きがあっても、それをものにできるかどうかはちょっとした差です。あそこで仕込めたかどうか・・・、チャンスは平等にあります。

米消費者信頼感指数、新築住宅販売件数ともに予想を上回る数字で好感されましたが、あとが続かず、NYダウは反落し119.13ドル安。イラク、ウクライナの政情不安から地政学リスクを嫌ってのリスクオフの流れ。米国債の資金が流れたようで、米長期金利は2.57%に低下。

今のところ、朝からはNY原油が時間外で終値から約1ドルの上昇。貴金属の動きはまだ見られません。

昨晩の夜間立会いで「東京金」は先週の高値4,331円を抜け、4,344円まで高値を更新。押しは浅くじりじりと切り上げてきています。一般の手口は押し目待ちのスタンスになっており歯痒い局面です。環境的には地政学リスクが浮上してきて、米長期金利は低下してきており「金」が下支えられています。3月からの下落は54本の下げ。まだ相場は若いです。





本日は貴金属、石油製品が納会を迎えます。

本日の予定

<国内>
08:50 5月企業向けサービス価格
10:00 シャープ<6753>、三菱自<7211>、西武HD<9024>が株主総会
OATアグリオ<4979>が東証2部に新規上場(公開価格:4200円)
ポバール興業が名証2部<4247>に新規上場(公開価格:980円)
<海外>
15:00 独・7月GFK消費者信頼感指数(予想:8.5、6月:8.5)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-9.2%)
21:30 米・5月耐久財受注(前月比予想:0.0%、4月:+0.6%)★★
21:30 米・1-3月期実質国内総生産(GDP)確定値(前期比年率予想:-1.8%、改定値:-1.0%)
22:45 米・6月マークイットサービス業PMI(予想:58.0、5月:58.1)
02:00 米財務省5年債入札(350億ドル)

2014年6月24日火曜日

「金」押し目待ちに・・・

おはようございます。
ヒンヤリした朝ですが、動けば汗がにじみ出ます。

気迷いムードの動きになっています。
「金」のフロアポジションは売り越し増加。一般投資家は押し目を待つ構え。
また、穀物「コーン」の買い越しが急ピッチで増加しています。天候相場もいよいよ受粉期が近づいてきています。

【6/23発表 ICE Commitments of Traders Report~6/17現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    273,015    50,059   222,956(前週比 +19,422) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越しが増加。


【6/23発表 USDAクロッププログレス】

※発芽率(6/22現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

大豆      90%(+7ポイント)     79%         87%

 ※作柄状況「優」「良」(6/22現在)

        今週発表(前週比)   前年同期 
   
コーン     74%(-2ポイント)      65%        
大豆      72%(-1ポイント)      65% 


本日の予定

<国内>
10:00 みずほFG<8411>、第一生命<8750>、日産自<7201>、日本郵船<9101>が株主総会
10:00 営業毎旬報告(6月20日現在、日本銀行)
14:00 民生用電子機器国内出荷(5月)
16:00 東証住宅価格発表
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
フリークアウト<6094>が東証マザーズに新規上場(公開価格:2000円)
<海外>
11:00 中・コンファレンス・ボード景気先行指数(5月)
15:00 スイス・貿易収支(5月)
17:00 独・IFO景況感指数(6月)
22:00 米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数(4月)★
22:00 米・住宅価格指数(FHFA)(4月)
22:30 ブ・経常収支(5月)
23:00 米・新築住宅販売件数(5月)★★
23:00 米・消費者信頼感指数(6月)★★
23:00 米・リッチモンド連銀製造業景況指数(6月)
安倍晋三首相とフィリピンのアキノ大統領が首脳会談
閣議(終了後に麻生太郎財務相と甘利明経済再生担当相らが記者会見)
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演★★
米・サンフランシスコ連銀総裁がパネルディスカッションに参加
欧・北大西洋条約機構(NATO)外相理事会(ブリュッセル、25日まで)
露・プーチン大統領がオーストリア訪問

2014年6月23日月曜日

E波動

おはようございます。

週末、セミナーへのご参加ありがとうございました。
有料セミナーということで、いつも以上に参加者の方々、小次郎講師ともに熱気の伝わる内容の濃いセミナーになったのではないでしょうか。お疲れ様でした。

さて、週があけてもなお、「金」「原油」「コーン」など、多くの銘柄が高値を更新してきています。
今週も忙しい一週間になりそうです。

【6/20発表 CFTC建玉明細 ~6/17現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    17,832    85,870     -68,038
NY金       162,052   83,757    78,295 
NY銀        48,333   34,996       13,337 
NY白金      48,502    7,224    42,044
NYパラジウム  28,132      6,644   21,488
NY原油     545,061    87,905   457,156
CBOTコーン  427,806    252,904   174,902
CBOT大豆   198,105    149,667   48,438

「金」は3週連続で買い越しが増加。今回は新規買いとともにショートカバーの動きも見受けられます。まだ、潜在的な買いの力はたっぷりありそうです。また、「原油」の買い越しも大幅に増加。

今週の予定

23日(月)
黒田日銀総裁、講演
中国HSBC製造業PMI速報(6月)
米中古住宅販売件数(5月)

24日(火)
独Ifo景況感指数(6月)
米S&Pケースシラー住宅指数(4月)
米新築住宅販売件数(5月)
米消費者信頼感指数(6月)

25日(水)
独・ユーロ圏製造業PMI速報(6月)
米耐久財受注(5月)
米GDP確報(第1四半期)

26日(木)
カーニー英中銀総裁、講演
米新規失業保険申請件数(21日までの週)
セントルイス連銀総裁・リッチモンド連銀総裁、講演
EU首脳会議

27日(金)
日本雇用統計・全国消費者物価(5月)
英・仏GDP確報(第1四半期)
米ミシガン大学消費者信頼感・確報(6月)

2014年6月20日金曜日

持合いを飲み込んだ「金」

おはようございます。
雨は夜中のうちにあがり、今日はまた暑くなるそうです。夏が近づいてきています。

ご存知のとおり、「金」が急騰。前日の米FOMCにおいて低金利政策の継続が確認され、今まで燻っていた「金」が陽の目を見ました。
昨晩はNY本セッションが始まると同時に買われ、その後ジリジリと上昇。本セッション終了間際に1,300ドルを突破しストップロスを巻き込む形で1,320ドルまで上げ足を速めました。東京市場では先月持ち合っていた4,200円台を一気に飲み込み、4,300円台へと4月前半の水準まで回復しています。4/15日中立会いから夜間立会い始まりの日足における4,299~4,311円の窓埋めを達成。

これで4,200円台の買い玉は息を吹き返し、買い方売り方の勢力図も買い方優勢となりました。次の上値に向け相応の押し目は考えられますが、これで昨年のような6月末の下げ局面はなくなったように思われます。買い方針を維持し、押し目を拾っていく考えです。

フロアポジションは、昨日の夜間立会いから今朝にかけて買い越しから一転売り越しとなりました。この手口がどうなっていくか注目しながら相場を見ていくのも面白いと考えます。

相場が動意づいてきました。私たち、またお客様方にとっても大歓迎ではないでしょうか。


2014年6月19日木曜日

米早期利上げはお預け・・・

おはようございます。
今日はスキッとした青空。一番いい季節です。

米FOMCは概ね予想どおりの内容でした。資産購入額を100億ドル縮小し350億ドル(米国債200億ドル・住宅ローン担保証券150億ドル)に。注目されていた利上げのタイミングについても、早期利上げについての言及もなく、緩和政策が当面継続されるとの安心感から株価は上昇、「金」についても1270ドル台を回復しています。

「東京金」はMACD、シグナル線ともに上昇道中。指標としてはまだ初期段階。結果、半値押してからの上昇には期待値も高いです。類似商品「銀」ではNY、東京ともに16日の高値を上抜いてきています。「金」も追随の流れと見ます。

また、石油3品も上昇。チャートも力強さが表れています。先般のNY・ブレント原油の上抜けで誰もが強いと認識しているはずのものですが、実際の手元に残っているのは売り玉・・・。イラク問題が取り沙汰されていますが、国内製品価格は国内事情に起因する部分が強く、季節的にも国内市場では市中ガソリン価格が高騰しています。貴金属に続き注目すべきものと考えます。

ここしばらく、国内のボラティリティが低下しているため、大きく狙わず細かく利入れしていくほうがうまく立ち回っている傾向があります。しかし、今月を乗り切ると7月相場に向けて大きく動いてくることも期待できますので、何とかモノにしていただきたいと願います。



2014年6月18日水曜日

米早期利上げは?

おはようございます。
今日はガラッと変わり涼しい朝。夕方にはまた雨模様です。

昨日、日中立会いで貴金属はドル建て価格の下落から下げ足を強め軟調に終わりましたが、夜間立会いから反発しています。「金」は今月の上昇幅に対して、NY1265ドル、東京4140円が1/2押し。

NY市場では消費者物価指数が予想以上に上昇、早期利上げ観測 が強まるなかドル高が進行し再び102円台を回復。米長期金利は2.65%まで上昇。しかしながら、本日の米FOMCにおける金融政策見通しを見極めたいことから、限定的な動きとなっています。
また、「白金」については、南ア鉱山会社側と労組AMCUとの間ではスト終結で大筋合意との報道が伝わってきています。安値は1426.1ドルで切り返しています。

原油はイラク情勢次第といったところですが、ロシアがウクライナへのガス供給を停止したこともブレント原油の価格を押し上げる要因となっており、引き続き国際情勢には注意が必要です。

昨日の日中下げ局面では、一般投資家の方々は概ね買いに行った様子で「金」のフロアポジションは買い越しが増加しています。「白金」も買い越し維持。逆に石油3品が売り越しです。

今晩の米FOMCでの金融政策見通しで、早期利上げムードが強まるか否かが焦点になります。


本日の予定

<国内>
08:50 日本銀行政策委員会・金融政策決定会合、議事要旨(5月20、21日分)★
08:50 資金循環統計(1-3月)
08:50 貿易収支(5月)
14:30 全国・東京地区百貨店売上高(5月)
15:00 財務省が国の債務管理の在り方に関する懇談会
ムゲンエステート<3299>が東証マザーズに新規上場(公開価格:1200円)
孫正義ソフトバンク<9984>社長とコリン・パウエル元米国務長官が対談
<海外>
07:45 NZ・経常収支(1-3月)
10:45 中・不動産価格指数(5月)
11:00 豪・スティーブンス中銀総裁が講演
16:30 亜・タイ中央銀行、政策金利発表
17:00 南ア・消費者物価指数(5月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(6月15日まで1カ月間)
17:30 英・英中央銀行議事録
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、2次プレビュー)(6月)
21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(6月)
21:30 米・経常収支(1-3月)★★
米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表、経済予測とイエレン議長が記者会見★★★
米・米アマゾンがシアトルでイベント開催(新スマホ発表か)

2014年6月17日火曜日

米FOMC前

おはようございます。
梅雨明けではありませんが、今週は好天が続くそうです。

今晩から開かれる米FOMCを控えて、狭いレンジの値動きです。
NYダウは5.27ドル高、米長期金利は2.59%。



【6/16発表 ICE Commitments of Traders Report~6/10現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    257,453    53,919   203,534(前週比 -15) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越しが若干減少。


【6/16発表 USDAクロッププログレス】

※発芽率(6/15現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

コーン     97%(+5ポイント)     91%         96%
大豆      83%(+12ポイント)     63%         77%

 ※作柄状況「優」「良」(6/15現在)

        今週発表(前週比)   前年同期 
   
コーン     76%(+ 1ポイント)     64%        
大豆      73%(-1ポイント)      64% 



本日の予定

<国内>
13:00 マンション発売(5月)
閣議(首相官邸、終了後に麻生太郎財務相と甘利明経済再生担当相ら記者会見)
<海外>
10:30 豪・豪準備銀行(中央銀行)理事会議事録
17:30 英・消費者物価指数(5月)
17:30 英・生産者物価指数(5月)
17:30 英・小売物価指数(5月)
18:00 欧・労働コスト(1−3月)
20:45 米・週間チェーンストア売上高
21:30 米・消費者物価指数(5月)                            ★★
21:30 米・住宅着工件数(5月)                             ★★
21:30 米・住宅着工許可件数(5月)                          ★★
21:55 米・週間レッドブック大規模小売店売上高
英・キャメロン首相が中国の李克強首相と会談
米・連邦公開市場委員会(FOMC)18日まで

2014年6月16日月曜日

イラクリスク

おはようございます。
W杯日本初戦はたいへん残念でした。本田のシュートは目が覚めるすばらしいものでしたが、相手も英雄ドログバを投入してから、ガラッとチームが変わったようでした。カリスマ性を感じぜざるを得ませんでした。すばらしい試合でした。次の試合に期待します。

朝から「原油」「金」のドル建てが時間外で上昇しています。米政府もペルシア湾に空母を移動してきており、対イラクの姿勢で地政学リスクが高まってきました。


【6/13発表 CFTC建玉明細 ~6/10現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    11,893    94,055     -82,162
NY金       159,567   98,440   61,127 
NY銀        48,592   44,486       4,106 
NY白金      50,854    8,810    42,044
NYパラジウム  29,426      6,403   23,023
NY原油     520,876    102,865  418,011
CBOTコーン  420,336    235,582   184,754
CBOT大豆   212,406    131,324   81,082


「金」は買い越しが増加。しかし、ECB理事会後の反発からしてショートカバーが出ていたものと考えていましたが、ショートポジションは先週から微増していました。ロングポジションが増えての買い越し増加でしたが、そうなるとショートカバーは今後も出てくることが考えられ、まだまだ買い妙味はあると考えます。
その他、目立つところでは「コーン」のショートポジション増加です。こちらも後々のショートカバーは期待できますが、経験則からまだショートポジションは積み増される可能性もあります。今年は豊作期待型の展開になっていることから、来月受粉期にかけて要注意でしょうか。


今週17、18日に米FOMCが開かれます。ここしばらく期待感が停滞している米経済の先行き見通しがどうでてくるかに注目です。


本日の予定

<国内>
14:00 日銀が6月金融経済月報公表
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング<7169>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:3320円)
<海外>
18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.5%、速報値:+0.5%)
18:30 ロシア中央銀行が政策金利発表(7.50%で現状維持の予想)
21:30 米・6月ニューヨーク連銀製造業景況指数(予想:15.00、5月:19.01)
22:00 米・4月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(予想:+300億ドル、3月:+40億ドル)
22:15 米・5月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.5%、4月:-0.6%)
22:15 米・5月設備稼働率(予想:78.9%、4月:78.6%)
23:00 米・6月NAHB住宅市場指数(予想:47、5月:45)

今週の予定

16日(月)
日銀月報
ユーロ圏消費者物価(5月)
米鉱工業生産・設備稼働率(5月)
米NY連銀製造業景況指数・NAHB住宅市場指数(6月)

17日(火)
独ZEW景況感指数(6月)
英消費者物価・生産者物価・小売物価(5月)
米消費者物価・住宅着工・住宅建設許可(5月)
英中首脳会談

18日(水)
日銀議事録
日本通関ベース貿易収支(5月)
英中銀議事録
バーナンキFRB前議長、講演
米FOMC、イエレンFRB議長会見・経済予測

19日(木)
米景気先行指数(6月)
米新規失業保険申請件数(14日までの週)
ユーロ圏財務省会合
W杯、日本-ギリシャ

20日(金)
黒田日銀総裁、あいさつ
EU財務相理事会
米NZ首脳会談

22日(日)
通常国会、会期末

2014年6月13日金曜日

「金」 緩やかな階段

おはようございます。
久しぶりにスカッとする青空が広がっています。

本日の日銀金融政策決定会合での追加緩和への期待感後退、また来週米FOMCでの早期利上げが期待される状況ではないことから、ドル円は圧迫され、101.60円台まで下落。イラクの政情不安なども嫌気されNYダウは2日続落となっています。米長期金利も2.58%を割り込むところまで低下。

商品市場はWTI、ブレント原油が高騰、今年の高値を更新しています。 イラクの政情不安を「明らかに非常事態」として地政学リスクが高まっています。レンジが切り上がるとチャート上では昨年9月のWTI110ドル、ブレント115ドルが見込まれます。

貴金属は原油高の影響もあってか「金」「銀」が続伸。米FOMCでの早期利上げ観測の後退により、米長期金利の低下も材料となっています。
また、一方では「白金」「パラジウム」が下落。南アの賃金交渉の進展から買い方が一気に離散した様相で急落しました。AMCU側と労働者の協議次第でスト終結に至るかどうか、本日中にもまた結果は出てくると思われます。

「東京金」は地味ですが、売り物を消化しつつ少しずつ切り上げてきています。先日指摘した5/28の窓埋めを昨晩4,177円まで伸びたことにより達成。 次はひとまず5/27の日中取引と夜間立会い始まりのところに4,216~4,214円に小さな窓が空いています。こちらまでの回復を見ています。


フロアポジションで見ると、「金」はこの上昇で買い越しが徐々に軽くなってきており、ヤレヤレ売り物の消化をしながら切り上げてきているのが読み取れます。また石油三品は売り越しポジションとなっており、火がつくと面白そうです。



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2014年6月12日木曜日

NY株 反落

おはようございます。
関東地方は連日の雨、本格的な梅雨の最中です。

NYダウが6営業日ぶりの反落で102.04ドル安。世界銀行が今年の世界経済成長率の見通しを引き下げたことから高値警戒感が台頭してきました。世界銀行は来年の成長率は3.4%に据え置いたものの、今年の成長率を1月時点で3.2%だったものを2.8%に下方修正。内訳では米国が2.8%から2.1%、ユーロ圏は1.1%の据え置き、日本が1.4%から1.3%に、中国では7.7%から7.6%へと下方修正されています。

ドルは週末に日銀金融政策決定会合が控えて追加緩和への期待感は後退しており、ドル安円高への動きとなって101.87円まで月初以来の102円割れの軟調な展開。米長期金利は2.64%。

NY金は株安、ドル安により若干の上げですが、ボラティリティの低い値動き。白金族は前日の南ア情勢から堅調ですが、プラチナはほぼ変わらず、パラジウムが高値を更新する動き。

原油はEIA原油在庫の減少もガソリン在庫の積み増しが明らかとなり、NY原油での105ドル台はお預け。ブレント原油でも110ドル手前の109.95ドルで終了。OPECは日量3000万バレルの生産目標で据え置きとなっており、NY105ドル、ブレント110ドルが鬼門。

穀物の需給報告は以下のとおり。南米産の上方修正が相場を重くしています。

【 6/11発表 USDA需給報告 】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)

       今月発表     予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    13,935     13,935(13,384~14,145)   13,935 
大豆      3,635     3,627(3,542~3,658)     3,635       

◎米国2014/15期末在庫(単位:100万ブッシェル)
             
                 今月発表     予想平均(レンジ)   前月発表 
コーン     1,726      1,726(1,405~2,282)    1,726  
大豆       325       322(245~364)      330 

◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)
             
                              今月発表  予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14   169.05   168.3(167.5~169.0)    168.4   
              2014/15   182.65   182.1(179.0~183.5)    181.7
大豆     2013/14    67.17    66.80(65.00~68.00)    67.00
              2014/15    82.88    82.50(80.00~84.00)     82.20

米国産の需給は概ね前月とほぼ変わらずの内容。
世界全体期末在庫は前月から微増となりました。


来週には米FOMCが控えています。高原状態にある株価の調整が入るのかどうか、注目していきたいところです。




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本日の予定

<国内>
08:50 4月機械受注(前年比予想:-10.8%、3月:+19.1%)
08:50 前週分対外対内証券売買
12:45 5年国債入札の結果発表
14:00 日銀金融政策決定会合(13日まで)
<海外>
10:30 豪・5月失業率(予想:5.8%、4月:5.8%)
18:00 ユーロ圏・4月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、3月:-0.3%)        ★
21:00 印・4月鉱工業生産指数(3月:前年比-0.5%)
21:00 印・5月消費者物価指数(前年比予想:+8.4%、4月:+8.59%)
21:30 米・5月小売売上高(前月比予想:+0.6%、4月:+0.1%)            ★★
21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:31万件、前回:31.2万件)    ★
23:00 米・4月企業在庫(前月比予想:+0.4%、3月:+0.4%)
時間未定・インドネシア中央銀行が政策金利発表(7.50%で現状維持の予想)
サッカーFIFAワールドカップ、ブラジル大会開幕

2014年6月11日水曜日

今晩はUSDA需給報告(01:00)

 【6/11発表 USDA需給報告 事前予想】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)
                   予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2014/15    13,935(13,384~14,145)   13,935        

大豆     2014/15      3,627(3,542~3,658)    3,635  
     
 ◎米国期末在庫(単位:100万ブッシェル)
                 予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14     1,157(953~1,279)     1,146
        2014/15     1,746(1,405~2,282)    1,726        
大豆     2013/14      127(120~139)       130
        2014/15      322(245~364)       330

 ◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)

                   予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14     168.3(167.5~169.0)    168.4   
         2014/15     182.1(179.0~183.5)    181.7
大豆     2013/14      66.80(65.00~68.00)    67.00
                   2014/15       82.50(80.00~84.00)    82.20  

  

「金」 買戻しへ

おはようございます。
梅雨空で日差しはなく、汗がジンワリ出る朝。気持ち悪いです。

昨晩、夜間立会い始まりから「白金」が南アの賃金交渉の決裂を理由に高騰、また、21:20のNY金立会い始まりの時間に「金」が大きく上昇しています。

株式市場は相変わらずの高原状態。NYダウは3日連続の過去最高値更新。米長期金利は2.64%。週末に日銀金融政策決定会合が開かれますが、今のところ追加緩和の可能性は低いという見方からドル円には影響がなさそうです。

「東京金」は昨日終値時点で、日足のMACDがゴールデンクロスしています。「白金」「パラジウム」など他の貴金属高騰も国内では立派な買い材料となり得ます。
先週のECBの利下げ発表で、安値から切り返したNY金ですが投機筋の買戻し主導によるものと推察されます。先週末に発表されている6/3時点のCFTC建玉明細では

NY金 6/3 ロング 157,332枚 ショート 98,181枚 (1244.5ドル)
    5/27 ロング 155,615枚 ショート 82,224枚 (1265.5ドル)
    5/20 ロング 157,398枚 ショート 60,907枚 (1294.8ドル)

ここ数週間、買い越しが減少してきましたが、特にショートポジションが膨らんでいるのが分かります。
昨年安値をつけた6月末がピークでショートポジションは約13万枚、12月末で約11万枚でした。10万枚を超えるといっぱいと考える見方もできます。先週のECB利下げ前には約10万枚あたりまで膨らんでいたショートポジションが、先週のECB理事会、米雇用統計などのビッグイベントを経過し、事なきを得て買い戻しを始めてきたというシナリオかもしれません。
こうなると、昨年6月末のような下げは今年はないかも知れません。

4,200円台回復すると見て、上値を追っていきたいと考えています。



本日の予定

<国内>
08:50 法人企業景気予測調査(4-6月)
08:50 企業物価指数(5月)
10:00 ビール、発泡酒出荷数量(5月)
11:00 中古車販売台数(5月)
15:00 安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表らによる党首討論
16:30 フェイルの発生状況(5月)
<海外>
08:50 国内企業物価指数(5月)
17:30 英・失業率(5月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
27:00 米・財政収支(5月)                            ★★

2014年6月10日火曜日

小動き

おはようございます。
今朝はどんより、気分の悪い朝です。

材料薄のなか、再び米長期金利が上昇してきており、5/12以来の2.62%。



 【6/9発表 ICE Commitments of Traders Report~6/3現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    253,764    50,215   203,549(前週比 -12,476) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越し減少。


【6/9発表 USDAクロッププログレス】

※発芽率(6/8現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

コーン     92%(+12ポイント)     83%         90%
大豆      71%(+21ポイント)     46%         62%

 ※作柄状況「優」「良」(6/8現在)

        今週発表(前週比)   前年同期 
   
コーン     75%(+ 1ポイント)     63%        
大豆      74%(---ポイント)     --% 


 


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本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 4月第三次産業活動指数(前月比予想:-3.4%、3月:+2.4%)
15:00 5月工作機械受注速報(4月:前年比+48.7%)
<海外>
10:30 中国・5月生産者物価指数(前年比予想:-1.5%、4月:-2.0%)         ★★
10:30 中国・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.4%、4月:+1.8%)         ★★
14:45 スイス・5月失業率(予想:3.1%、4月:3.2%)
16:00 トルコ・1-3月期国内総生産(前年比予想:+4.2%、10-12月期:+4.4%)
17:30 英・4月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、3月:-0.1%)
17:30 英・4月製造業生産(前月比予想:+0.4%、3月:+0.5%)
23:00 米・4月卸売在庫(前月比予想:+0.5%、3月:+1.1%)               ★★
02:00 米財務省3年債入札(280億ドル)
ブリュッセル経済フォーラム:メルシュ欧州中央銀行(ECB)理事ら講演

2014年6月9日月曜日

雇用統計 動意つかず

おはようございます。
梅雨の最中の晴模様。湿度の高い朝でした。

週末の米雇用統計はほぼ予想通りの内容。値動きは特筆するものはありませんでした。
NY株式は堅調な動きとなり、NYダウ、S&P500種は最高値を更新。10年物国債の利回りも上昇して2.59%。


 【6/6発表 CFTC建玉明細 ~6/3現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    12,578    86,796     -74,218
NY金       157,332   98,181   59,151 
NY銀        49,778   49,012        766 
NY白金      52,226    6,420    45,806
NYパラジウム  30,066      6,357   23,709
NY原油     520,556    103,971  416,585
CBOTコーン  422,981    205,090   217,891
CBOT大豆   221,170    118,881  102,289


「金」は2週連続で買い越しが減少。ロングは横ばいですが、ショートの増加が目立ちます。その他はドル売り円買いのポジションが増加。また穀物は買い越しがやや減少しています。



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今週の予定

9日(月)
日本GDP改定(第1四半期)
日本国際収支(4月)
セントルイス連銀総裁・ボストン連銀総裁、講演
ドイツ・英国・オランダ・スウェーデン首相、会談

10日(火)
中国消費者物価・生産者物価(5月)
英鉱工業生産(4月)

11日(水)
英失業率(5月)

12日(木)
NZ政策金利
豪雇用統計(5月)
ECB月報
米小売売上高(5月)
米新規失業保険申請件数(7日までの週)
オバマ米大統領・豪首相、会談
ブラジルW杯開幕

13日(金)
日銀会合・黒田日銀総裁、記者会見
中国小売売上高・鉱工業生産(5月)
米生産者物価指数(5月)
米ミシガン大学消費者信頼感・速報(6月)

14日(土)
ブラジルW杯、日本-コートジボワール

2014年6月6日金曜日

5月米雇用統計

失業率 6.3% (事前予想 6.4%) 前月と変わらず
非農業部門雇用者数 21万7000人増 (事前予想21万5000人) 前月28万2000人増

流動性の高まり・・・からの

おはようございます。
関東地方は本格的に梅雨入り。激しくはありませんが、しばらく雨が止みません。

ECB理事会は政策金利を0.1%引き下げ0.15%とし、銀行が欧州中央銀行に預ける預金金利を前例のないマイナス0.1%としました。市中への流動性を高めることを目的とし、更にはABS(資産担保証券)の購入などの追加緩和の可能性を示唆しています。
しかし、一時ユーロは急落したものの、その後反発しユーロ高ドル安へ。内容的にはユーロの流動性が高まり金利の開きからもユーロ安ドル高となりうるものでしたが、市場ではこれで材料織り込み済みとなり買戻しが集まる動きになっているようです。

欧米の株式市場はECBの追加緩和を好感し続伸。米長期金利も2.58%に低下し株価を下支え。

貴金属市場は反発。NY金+9.0ドル、NY銀+29.1セント、NY白金+11.2ドル、NYパラジウム+2.30ドル。追加緩和による流動性の高まりから「金」は大きく買われました。対ユーロのドル安の動きも手伝っています。また、ユーロの動きと連動性の強い「白金」も堅調な動きです。

「東京金」は先日指摘した5/28朝の水準に一時達し、夜間立会いで4,053円をつけました。惜しくも5/28の戻り高値4,054円の一文手前までとなってしまいましたが、本日の日中立会いで買い方の反応はどう出てくるのか。4,063円まで達してしまえば意外と軽く4,200円の回復も期待できるかも知れませんが、それは本日米雇用統計の結果を見てからということになるのでしょうか。
MACDは上昇、ゴールデンクロスに向かう動きに入ったか?取組高は急落前の5/27の89,020枚から昨日6/5現在で100,328枚まで回復しています。

米雇用統計は事前予想が21万5000人増。前月の28万8000人増からは鈍化が見込まれていますが、発表を市場はどうとらえてくるかに注目が集まります。発表は今晩21:30です。

リアルな情報は下記までお問い合わせください。
なおその際は、お名前、ご連絡先をお伝えいただきますよう、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


お問い合わせ  投資相談部 後藤 まで

TEL   03-3249-8882 (2F代表)
     0120-988-528 (直通)
     03-3639-0538 (直通) 
     090-1623-3464 (携帯 何時でもOK) 
MAIL  oracle@wf6.so-net.ne.jp (PC)
     pukupuku-pooh@i.softbank.jp (携帯)

2014年6月5日木曜日

週末イベント前

おはようございます。
今にも雨が降り出しそうな曇り空。涼しい朝を迎えています。

本日はECB理事会で政策金利は0.1%へ引き下げられると予想されています。昨日のユーロ圏経済指標は若干予想を下回る内容となっており、依然として景気減速の懸念が拭えません。

米ADP全国雇用者数は事前予想の21万人増加を下回り17万9000人の増加。しかし、週末の雇用統計に対する期待値も高く、加えてISM非製造業景況感指数も9ヶ月ぶりの高水準となり、ドル、株式は高い水準を維持しています。

米長期金利は2.61%でやや上昇。ECB理事会、米雇用統計の行方に注目が集まっています。

NY金は小動き。東京金のMACDは本日の足でやや上昇することになります。こちらもイベントの結果待ちの様相ですが、戻る気配が強いのではと考えています。




本日の予定

<国内>
08:50 対外対内証券売買(先週)
10:30 佐藤健裕日銀審議委員が講演(14:00から会見)
11:00 車名別新車販売(5月)
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人が東証REITに新規上場(公開価格:10万3000円)
<海外>
08:00 亜・韓国GDP改定値(1-3月)
10:30 豪・貿易収支(4月)
10:45 中・HSBCサービスPMI(5月)                     ★★
18:00 欧・小売売上高(4月)
20:00 英・英中銀(BOE)政策金利(6月)
20:30 米・チャレンジャー人員削減数(5月)
20:45 欧・欧中銀(ECB)政策金利(6月)                  ★★★
21:30 米・家計純資産(1-3月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
26:30 米・ミネアポリス連銀総裁が講演

2014年6月4日水曜日

米長期金利は2.6%へ

おはようございます。
朝は曇り空ですが、今日もまた日中は暑くなりそうです。しかし、明日からは雨模様となり本格的な梅雨入りでしょうか。

昨晩のNY市場では、4月の米製造業受注が予想を上回り3ヶ月連続で伸びてきています。先週低下していた米長期金利も2.6%を回復。明日のECB、明後日の米雇用統計を織り込みながらの動きになってきました。ドル円も米長期金利の上昇で切り上げの動き。株価は様子見ムードといったところ。

NY金は米長期金利上昇にもかかわらず、値動きは堅調。金利との相対的な動きとはなっていないようです。1240ドル台でここ3日横ばいとなっており、MACDの下げも鈍化しています。
東京金もMACDは鈍化。ヒストグラムは浅い谷ながら6/2が今のところボトムですので、目先戻りが入りそうに見えます。昨日の夜間立会いで先限4,114円をつけ直近戻り4,011円を取った為、買戻しの動きに期待します。時間足では5/28夜間立会い終わりと日中立会い始まりのところ4,051~4,063円に窓があり、目先戻りは先ずこのあたりでしょうか。

明後日6日発表される5月米雇用統計は20万人超の雇用者数増加が見込まれていますが、特に米長期金利の動向に注視して「金」との相関関係に注目していきます。


先週のセミナーで告知しました6/21の「小次郎講師」有料セミナーのお申し込みサイトが弊社HPにアップされています。ご参加希望の方はぜひお申し込みください。



本日の予定

<国内>
16:30 小沢一郎生活の党代表が記者会見
<海外>
10:30 豪・GDP(1−3月)
14:00 印・HSBCサービス業PMI(5月)
17:00 欧・総合PMI改定値(5月)               ★★
17:00 欧・サービス業PMI改定値(5月)           ★★
17:30 英・サービス業PMI(5月)
18:00 欧・GDP改定値(1−3月)                ★★
18:00 欧・生産者物価指数                   ★★
20:00 米・米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
21:15 米・ADP全米雇用報告(5月)             ★★★
21:30 米・貿易収支(4月)                   ★★★
22:45 米・非農業部門労働生産性(1−3月、確定値)
23:00 米・ISM非製造業景気指数(5月)
27:00 米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表    ★★
主要7カ国(G7)首脳会議(5日まで、ブリュッセルで)

2014年6月3日火曜日

日本株 期待感強まる

おはようございます。
今朝は曇り空で、体調とってはあまり気持ちのいい感じではありません。

昨日の日経平均株価は2%の大幅上昇。第一生命保険の米保険会社の買収や、今月政府から発表される成長戦略の中での法人税減税への期待、GPIFの株式の運用比率の引き上げなど、明るい材料が出てきました。

一方、橋を渡ってこちら側では、株式上昇の材料にもなっていた中国経済指標の改善でもパッとした動きはまだ見られていません。

今週は、マイナス金利の導入も指摘されているECB理事会、米雇用統計が控えていますので、こちらを睨みながらの展開になりそうです。


 【6/2発表 ICE Commitments of Traders Report~5/27現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    258,520    42,495   204,656(前週比 +11,369) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越し3週連続の増加。


【6/2発表 USDAクロッププログレス】

※作付け進捗率(6/1現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

コーン     95%(+ 7ポイント)     90%         94%
大豆      78%(+19ポイント)     55%         70%

※発芽率(6/1現在)

コーン     80%(+20ポイント)     71%         80%
大豆      50%(+25ポイント)     29%         45%

本日の予定

<国内>
08:50 マネタリーベース(5月)
10:00 営業毎旬報告(5月31日現在)
10:30 毎月勤労統計(4月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額(5月末)
<海外>
10:00 中・非製造業PMI(政府版)(5月)               ★★
10:45 中・HSBC製造業PMI(確定値)(5月)             ★★★
13:30 豪・準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
14:30 印・準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(5月)
18:00 欧・消費者物価指数速報値(5月)               ★★
18:00 欧・失業率(4月)                          ★★
21:30 加・貿易収支(4月)
23:00 米・製造業新規受注(4月)                    ★★★
26:50 米・カンザスシティー連銀総裁が講演

2014年6月2日月曜日

この後の予定

【ユーロ圏】
*ドイツ製造業PMI・確報値(5月)16:55
予想 52.9 前回 52.9

*ユーロ圏製造業PMI・確報値(5月)17:00
予想 52.5 前回 52.5

*ドイツ消費者物価指数・速報値(5月)21:00
予想 0.1% 前回 -0.2%(前月比)
予想 1.1% 前回 1.3%(前年比)

*ドイツ調和消費者物価指数・速報値(5月)21:00
予想 0.1% 前回 -0.3%(前月比)
予想 1.0% 前回 1.1%(前年比)

【英国】
*CIPS製造業PMI(5月)17:30
予想 57.0 前回 57.3

【米国】
*ISM製造業景気指数(5月)23:00
予想 55.5 前回 54.9

*建設支出(4月)23:00
予想 0.6% 前回 0.2%(前月比)

気になるアジアの実需

おはようございます。
6月に入り、いきなり猛暑日。今日も朝から汗が引きません・・・。

5/31セミナーご参加の方々、お暑い中ご来場いただきありがとうございました。暑かったせいか、普段よりも欠席の方が少なくありませんでしたが、ご参加いただいた方々は今回もそれなりのお話をお聞きいただけたのではないでしょうか。

池水氏の講演では、先週取り上げた米長期金利の低下と「金」の下落の不自然さについても指摘されていましたが気になるお話がもう一点、今回の「金」の下落で、『いつもであれば入ってきてもおかしくないアジアの実需買いが入ってきていない』ということでした。アジア、特に中国・タイ、このあたりの動きがないようです。タイは政局の問題もあるかもしれませんが、中国は・・・?

実は池水氏のスタンダードバンクでは、昨年2013年の実需家への現物販売が非常に多かったようです(セミナー資料参照)。つまり、昨年の下げ道中で実需家は相当量手当てしまい、まだ手元の現物がまだ潤沢なのではないか・・・、そんなケースも考えられるようです。

本日は中国市場がお休みですが、今週末には米雇用統計などのビッグイベントも控えており、投機筋などの動きにもいつも以上に注目していく必要がありそうです。



 【5/30発表 CFTC建玉明細 ~5/27現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    16,999    76,035     -59,036
NY金       155,615   82,224   73,391 
NY銀        48,126   43,038       5,088 
NY白金      52,924    7,237    45,687
NYパラジウム  29,434      5,846   23,588
NY原油     526,135    102,999  423,136
CBOTコーン  408,513    187,205   221,308
CBOT大豆   228,539    104,481  124,058


「金」が-23,100枚と買い越し大幅縮小。「コーン」は4週連続の買い越し縮小。反対にNY原油は、買い越しが4週連続で拡大。ブレント原油も先週まで3週連続で買い越しが拡大してきていました。








 

今週の予定

2日(月)
上海・香港市場は端午節で休場
米ISM製造業景況指数(5月)
世界経済フォーラム

3日(火)
中国非製造業PMI(5月)
豪小売売上高(4月)
豪中銀政策金利
ユーロ圏失業率(4月)
ユーロ圏消費者物価(5月)
米自動車販売統計(5月)
米製造業新規受注(4月)

4日(水)
豪GDP(第1四半期)
ユーロ圏生産者物価(4月)
米ADP雇用者数・ISM非製造業景況指数(5月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
G7(ブリュッセル、5日まで)

5日(木)
中国HSBCサービス業PMI(5月)
ユーロ圏小売売上高(4月)
BOE政策金利
ECB政策金利・ドラギECB総裁、記者会見
米新規失業保険申請件数(23日までの週)

6日(金)
米雇用統計(5月)
ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典(米大統領や露大統領ら各国首脳が出席)

8日(日)
中国貿易収支(5月)