おはようございます。
週末の米株式市場は大きく続伸。NYダウは前日比823.32ドル高の31500.68ドル、ナスダックは前日比375.427ポイント高の11607.620、S&P500は前日比116.01ポイント高の3911.74。今月は先月末から10%近い急落となり売られ過ぎの感から買い戻されたところもありそうです。米製造業PMIなど景況感を示す経済指標は低下の兆候がみられ、景気後退への懸念が根強くなっています。今週は米個人消費支出(PCE)の発表などを控え、金融引き締め観測が和らぐとの視点からみれば買い材料になりますが、景気後退を嫌気することとなれば売り材料とも取れる内容です。ドル円市場も136円台到達後、円安ドル高の動きはやや鈍化しており方向感は定まりにくい展開が続きそうです。
【金標準先物 日足】
先週の8000円台回復も維持できず。6月に入り円安効果から上昇してきた円建て相場もドル円の動きが鈍化してきたこともありやや頭の重い展開となっています。週末には日足チャートでMACDでデッドクロスが見られやや値下がりの兆候がみられます。今週は独消費者物価指数や米個人消費支出など欧米での物価指標が控え、景況感を示す米消費者信頼感指数や米ISM製造業景気指数の発表が続きます。比較的弱い数字が予想されており金融引き締め観測の後退、景気の先行きに対する見通しが弱まりやすい1週間 となりそうです。円高リスクに警戒。【白金標準先物 日足】
先週は景気後退懸念により原油や銅などのコモディティ価格が下落し、流れは弱い展開。NYではボトムラインである900ドルに迫り、国内円建て価格では一目均衡表の雲を割り込む寸前での動き。円安ドル高の動きが鈍化しているため、国内の下値サポートにも力強さが今のところみられず。今週は円高を伴なった動きに警戒が必要と考えています。
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