2015年4月23日木曜日

貴金属 3月安値に

おはようございます。
昨日は春雨に見舞われましたが、日に日に春の陽気になっています。

中古住宅販売件数が市場予想を大きく上回る増加を示し、再び6月利上げ説が浮上。中盤戦に差し掛かった米企業決算報告も全体的には良好で高い水準を維持。NYダウは+88.68ドルの18038.27ドルで引けています。
ドル円も米景気良好との見方から119円台後半までドル買い円売りが進んでいます。

【NY金 日足】
 中古住宅販売件数の増加を受けて急落。もち合いからやや下抜け下値1185.0ドルまで下落。基準線が1183.1ドルであり、ここを維持できるかどうか。ユーロ建ても下値水準を切り下げており、買い主体となるところが見当たらず。アジア勢の実需買いを期待するにはもう一段の下落が必要と思われます。

【東京金 日足】
 NYとテクニカル的には同じような見方になります。現在基準線は4570円にあり価格はそれを下回っています。と同時に再度雲を下放れると、3月の安値に向かう動きになる可能性が出てきました。本日フロアポジションは夜間立会いの下げで買い越し増加中。

【東京白金 日足】
「金」に比べ大きく下落。この「白金」のほか「銀」も3月安値に向かっており、貴金属全体としては3月安値に向かっている流れと考えられます。週末にかけてのギリシャ問題はかなり重しになっています。

【東京原油 日足】
 昨晩発表された米EIA週間原油在庫は前週比530万バレルの増加。前日のAPI在庫の増加とほぼ同じ内容でしたが、市場の反応は織り込み済みとしての反応で反発。在庫増加の材料にこういった反応となっていることは、流れが上向いているのではと判断しています。

【東京とうもろこし 日足】
 昨日日中の下落で期先⑤月限は発会の一代安値を下回りました。引き続きファンド売り圧力は強く内部要因では下向きの流れ。前回反発した期先限月25000円割れでどの程度買いが集まるかどうか。割れればアッサリ深く下げてしまう可能性も。