昨晩の米株式はダウが6日ぶりに反発。NYダウが前日比273.17ドル高の42387.57ドル。26日イスラエルがイランに報復攻撃した際に核や石油施設を標的から外していたと伝わり、警戒を強めていた原油相場が大幅に反落し投資家のリスク回避姿勢が後退し金融や小売りなど幅広い銘柄が買われました。決算発表前のIT企業にも期待感が強まりナスダックは前日比48.582ポイント高の18567.188で3営業日続伸。S&P500は前日比15.40ポイント高の5823.52。「米大統領選まではイスラエルのイラン攻撃はいったん休止となりそうだ」との声が広がり市場に安堵感が戻ったようです。ただイスラエルはレバノンのヒズボラ拠点に空爆を継続しておこなっている他、イスラエル国会は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内活動を禁止する法案を可決。イスラエルにとっては昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲にUNRWA職員数名が関与した可能性があるとされていたための措置となりますが、日本や英国、フランスなど7か国の外相は26日、共同声明で、UNRWAはガザで人命を救う不可欠な活動を提供していると指摘し、この法案に「深刻な懸念」を表明しています。
ドル円は衆議院総選挙の自・公大敗の結果を受けて円安が進行。日銀の追加利上げの可能性も低くドル高円安基調は強まっています。
【NY金12月限 日足】
【OSE金標準先物 日足】本日29日のOSE金標準先物は2025年10月限が新たに発会しました。発会値は13561円(8:45)で始まり13584円で終値をつけ、先限価格として史上最高値を更新しています。NY金12月限も昨晩の2755.9ドルのセツルメントから時間外で上昇しており2760ドルを超える水準で推移しています。NY市場では2759.8ドル(10/22)が終値ベースの高値となっており、その水準を本日のアジア時間では上回ってきている状況。米長期金利が上昇していますが、米大統領選後の米国財政悪化を見越した「悪い金利高」の様相が強く、金利上昇時には弱いとされる金価格も中東リスクと相まって米財政リスクへの懸念を買い材料として捉えられています。国内円建ての金価格も円安が押し上げ要因となっていて7月12679円(7/17)から8月10804円(8/6)まで最大1875円暴落した反動から切り返し、倍返しとなる14554円も意識されてくるほどの強い基調が続いており、大きなトレンドの相場展開。【NY白金1月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】本日29日発会したOSE白金標準先物10月限は、寄付き発会値が5092円、引けにかけて58円上昇し5150円の終値で取引を終えました。NYでも7月の戻り高値1060ドルを超えると5月の1100ドル超えに向かう力強いトレンドとなってきています。国内円建ての白金標準先物では5326円(7/8)、これを超えると5482円(5/20)が目標値となります。NYでの投機筋が買いを積み増してきており、ショートカバー(買戻し)による上昇から、5月同様に新規積み増しの相場へと移行してきており、素直についていく相場。
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