金 コロナ下の年末商戦へ

 おはようございます。

米株式は感謝祭祝日翌日のブラックフライデーでダウは反発し、ナスダックは史上最高値更新。NYダウは前日比37.90ドル高の29910.37ドル、ナスダックは111.45ﾎﾟｲﾝﾄ高の12205.85。ワクチン開発の進展でコロナ終息に兆しが見えてきつつも、まだコロナ感染拡大への警戒は残り街中は例年に比べると人通りが少ないようです。クリスマスの年末商戦はネット通販の勝負。

 

【NY金　日足】

NY2月限セツルメントは前日比23.1ドル安の1788.1ドル。高値は日本時間の1822.6ドル（16:50）、安値はNY時間序盤の1776.5ドル（23:15）となっています。ワクチン開発や米大統領政権移行への動きは市場の不安要素を徐々に解消してきており安全資産としての「金」の魅力後退が金ETF市場からの資金流出を誘発してきました。ただこれにより他市場との相関から外れた動きにもなってきています。これまで米実質金利と高い相関関係で動きいてきていますが、直近の下落でやや乖離がみられます。本日から米市場は感謝祭明けの年末商戦に入っていきますが、「金」はその前に調整が進んでいます。調整売り一巡後は出戻りの可能性も出てきます。3月から8月までの上昇の約1/2下げとなってきた水準でボチボチ調整安は一巡となるかも。 

<米実質金利とNY金＞

【金標準先物　日足】

夜間立ち合いでの安値は5950円（23:15）。国内での6000円割れは6/22以来となります。8月の高値は6月後半以降買い進まれたことにより示現し6000円割れたことで往って来い。ここからの下げは新規の売り込みよりも高値因果玉整理の動き次第となりそうですが、過去の「金」の性質からみるとここからの下げはやや行き過ぎとなるか…。リバウンドを警戒する時間とみます。

 

 

 

 

 

 

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金 非鉄相場高騰の裏で

おはようございます。

昨晩の米市場は感謝祭祝日のため休場。今晩27日は短縮取引で株式市場は現地PM1:00（日本時間AM3:00）、COMEX金は現地PM0:30（同AM2:30）まで。

 

昨日取り上げた銅相場。

本日に日本経済新聞でも取り上げられています。中国の景気回復の他、主要国の電気自動車（EV)推進策が追い風としています。コロナワクチンの開発によりコロナ渦の終息に期待が高まり経済回復ペースが早まる見通しから投機筋が非鉄先物を買っているようです。株式市場でもハイテクなどの『グロース株』から『バリュー株』とされる景気循環株への資金シフトがみられますが、コモディティの世界でも同じような現象が起きているようです。

 

（11.27日本経済新聞より）

 

 

 

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金 米感謝祭前下げ止まりか？

 おはようございます。

米株式は反落。買い材料一巡で感謝祭前の休暇ムード。NYダウは前日比173.77ドル安の29872.47ドル。ナスダックは前日比57.61ﾎﾟｲﾝﾄ高の12094.40で終値での史上最高値を更新。巣ごもり需要の期待が高まりダウに1日遅れての最高値更新です。
今朝公表された11月FOMC議事要旨では現行の月額1200億ドルの資産買い入れ策については数か月間継続する方針が示されていますが、「比較的近く指針を強化する」ことを議論していることから12月会合で新しい指針が決定される見通し。コロナウイルス感染拡大による景気の下振れリスクに対応するのが目的となりますが、ワクチン開発の進展などの好材料もあり緊急な必要性があるのかどうか？昨晩市場への影響は限定的。

 

【NY金　日足】

前日と同じく1800ドル割れ手前での攻防に留まった動きでした。2月限高値は1821.7ドル（23:48）、安値は日本時間での1804.7ドル（13:04）の狭いレンジ。感謝祭前で積極的な商いは少なく下げの勢いも一旦小休止の様子。2月限セツルメントは前日比0.3ドル高の1811.2ドル。米実質金利の動きとはやや乖離してきているようです。金利との相関をみると今回の下げは単に資金流出の動きによるものと考えられます。この流れが止まらないことには底入れ感はありません。

 

【金標準先物　日足】

一目均衡表では『三役逆転』した下降トレンド。昨日で戻り高値（11/9）から12営業日経過しておりリバウンドの可能性はあるものの基調は弱い動き。今週は米感謝祭でほぼ連休モード。週明けの感謝祭明けに相場がどう動いてくるかわかりませんので、今日明日は利食い優先の時間。しかし因果玉整理の動きが続くようであれば連休明けのNYもトレンド継続か？

 

※＜COMEX銅　日足＞

11月に入り「白金」をご提案している背景にはこの「銅相場」の上昇があります。投機筋の投資先が『景気循環株』に移行してきたように、それに関連するコモディティー銘柄に注目が集まってきているようです。

 

 

 

 

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