おはようございます。
米株式は3指数上昇。NYダウは前日比103.23ドル高の32731.20ドル。ナスダックは前日比162.30ポイント高の13377.54。S&P500種株価指数は前日比27.49ポイント高の3940.59で引けています。週末においてトルコのエルドアン大統領が中央銀行総裁を更迭。トルコ内政事情を不安視する見方からトルコリラが急落し、他の新興国通貨安ドル高の動きを誘発しました。日本市場をはじめ、欧州市場でも取引開始序盤の時間帯にこれを織り込む為替の動きが見られましたが、現在のところ影響は限られている模様です。今週は米国債入札の他、米パウエル議長、イエレン財務長官の議会証言が予定されていますが、今晩のパウエル議長下院議会証言のテキストにおいては米経済の完全回復にはなお程遠い認識を示し、緩和策継続を強調してくるとみられます。またバイデン政権が増税なども含んだ長期経済プログラムで3兆ドル規模のインフラ投資計画を準備しているといった報道も…ただホワイトハウスはまだ検討中で早計と指摘しています。
【金標準先物 日足】
米長期金利上昇が落ち着きをみせていましたが、トルコリラ急落でリスク回避によるドル高が進み上値を抑制。2018年のトルコショックも連想させトルコの金売却懸念も警戒され売りが先行しましたが、下値もレンジ内に限られNY中心限月4月限は1720ドル台後半から1740台前半での推移となっています。国内でも日中立ち合いでは6090円台~6060円台でのレンジ商いが数日繰り返されていて方向感の乏しい動き。今晩はパウエル議長・イエレン財務長官の下院議会証言(23:00~)と米2年債入札(24日2:00)の予定。
【白金標準先物 日足】
週末のトルコリラ急落における新興国通貨安の動きが南アランドにもみられドル建て価格を圧迫。ただCFTC建玉明細で投機筋買いポジションは拡大してきており米インフラ投資計画への期待も根強いか?に日中立ち合い時間では本日は「二空」後の商い。
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