米株式はカンザス連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議 」での米パウエルFRB議長の発言に注目しポジション調整により小幅反落。NYダウが前日比177.71ドル安の40712.78ドル、ナスダックは前日比299.633ポイント安の17619.353、S&P500は前日比50.21ポイント安の5570.64。昨晩は米新規失業保険申請件数が23万2000件と市場予想をやや上回り、またシュミッド・カンザス連銀総裁が利下げに慎重な発言をしてややドル高に進む場面もありましたが、その後コリンズ・ボストン連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が利下げを支持する考えを示したことで米利下げ観測は強まっています。
【ドル円 週足】
【NY金12月限 週足】
【OSE金標準先物 週足】NY金12月限は2日続落となり前日比30.8ドル安の2516.7ドル。直近史上最高値の2570.4ドル(8/20)から約60ドル強押しましたが昨晩22日のNY推定総取組高は536,807枚とやや増加。週足から考察するとNYじり高の展開から国内価格はドル円相場が4~5週に渡って円高ドル安の動きとなり、国内円建て価格も円高に伴って下落。しかし円高ドル安の動きが一巡して落ちついてきてからは徐々に値を回復しつつあります。この間、委託者証拠金額の大幅な引き上げによって総取組高は半減し出来高も細り、『閑散に売り無し』の如く安値からは1000円以上買い戻されてきました。日本証券クリアリング機構から新方式の算出方法に変更された来週26~30日の委託者証拠金額は金標準先物で1枚\506,000(▼\246,000)と大幅に引き下げられます。一般投資家の参加が再び増加してくることが予想され、11860円辺りの水準を回復して長期トレンドの流れを再度取り戻してくることになるか?再度ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演が注目されます(日本時間23日23:00頃)。
【OSE白金標準先物 週足】OSE白金標準先物は週足チャートでみれば下降の中の戻り局面。ただ日足でみると4500円近辺を横這い推移してきており、この水準を来週以降も維持してくると時間経過から上値を窺いやすくなる展開になりそうか?当面の目標レベルは4730~4870円のレンジとみますが、3~4週後には遅行線が実線レベルに近づいてきますので動意づいてくることも考えられます。長期的な視野で待ちたいところ。
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