おはようございます。
週末の米経済指標は鉱工業生産指数は前月比-0.3%と予想を下回りましたが、ミシガン大消費者信頼感指数速報値は81.2と事前予想を上回り、また決算報告なども好感されNYダウは+126.80ドルの16154.39ドル。しかし、ドル円は停滞し101.60~101.80台の小動き。金融緩和縮小のムードが先日のイエレンFRB議長の議会証言以降後退しており、ドルが重たい動きとなり、「金」に資金が戻っている様子です。
【2/14発表 CFTC建玉明細 ~2/11現在~ 】
ロング ショート ネット
CME円先物 13,686 92,472 -78,786
NY金 156,786 85,585 71,201
NY銀 41,279 28,645 12,634
NY白金 43,186 10,788 32,398
NYパラジウム 24,385 7,449 16,936
NY原油 486,742 104,408 382,334
CBOTコーン 347,214 311,803 35,411
CBOT大豆 263,240 73,477 189,763
2/14に発表されたCFTC建玉明細では、「金」の買い越しが増加。ロングの建玉が増えており、新規に買いを積み上げてきている様子です。「白金」「パラジウム」はややショートが増えて買い越しが減少。「原油」は昨年夏以来、ほぼピークに近い買い越し。「コーン」「大豆」は共に買い越し増加。特に「コーン」は半年以上に渡って続いた売り越しから買い越しに転換。今後もショートカバーによる買い越し増加傾向が続きそうです。
「NYドル円」のMACDが再び下降し始めました。またシグナルとのデッドクロスということになると2/3の100.77円を割り込んでしまいます。緩和縮小の後退観測が残るうちはまだ切り返しは厳しいでしょうか。そうなると、100円割れも想定しておかないといけなくなります。
「金」は一般投資家の手口に逆らい、国内外共にMACD上昇中、RSIなどどこ吹く風、天井打つまで買いにいくつもりで、利の乗った玉は利を伸ばしましょう。100円割れのドル安円高の際は、更に上昇が加速するかもしれません。