昨晩、米1月消費者物価指数発表直後は急落し1,320ドル割れまで下げたものの、その後ドル安の動きが強まり高値を追う展開となりました。米金利上昇については「金」にとってはマイナス要因となりますが、それよりも米財政悪化が大きな要因となっていると見られます。インフレ懸念を指摘する声もありますが、賃金も上昇して物価に反映されていることからすれば、ある意味正常な流れです。急激な物価上昇が懸念されていることは正直考えにくいです。CPI上昇でも株価が上昇したのはあくまでVIX指数の低下でした。金利上昇の圧力はまだ緩和マネーが逃避する可能性もあり、それが「金」を押し上げたと考えられます。しかし取組高減少は前回のMAX59万枚から10万枚も整理されておらず道半ばでは・・・。1,350台維持し高値を突き抜ける勢いはまだ厳しいのでは?と判断しています。予想レンジは1,365~1,320ドル。
【東京ドル円 日足】
米国債売り金利上昇の流れ。現在106.50円割れ。
【東京金 日足】
昨晩は高安100円のボラティリティー。前回の戻り高値から50%戻した計算です。4,650円を割り込み一度楔が打ち込まれた相場は回復に時間がかかると考えます。目先の抵抗は一目均衡表の雲となり上値が抑えられる展開を予想します。ドル建て高止まり・円高の展開か?本日は待ちに待った戻り売り場面と判断しています。予想レンジは4,650~4,540円。
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