今年は米大統領選挙の年。民主・共和各党予備選がおこなわれており、民主党クリントン氏、共和党トランプ氏が有力になってきており、終盤戦スーパーチューズデーを迎えます。そして7月には各党指名候補を選出し、11月8日に各党代表同士の最終決戦です。
新しい政権が生まれるときは世界中どの国でも期待が募ります。よく米大統領選挙 のある年は・・・というようなアノマリーがありますが、無視できるものではありません。
【NY金 週足】
前週の見通しは1300~1170ドルとしていました。実際は高値1240.6ドル~安値1191.5ドルのレンジ。高値1263.9(2/11)の値を再び取り戻すことができず勢いが停滞しています。CFTC建玉明細からもかなり買いが傾いてきており一旦の調整時間を要するのは否めないと見ています。問題はどこまで下げてくるか。大局はチャートをご覧の通り先行スパンがクロスしてきており昨年からの下降トレンドを脱してくる前兆とも受け取れます。現在金利動向とも相関関係が深く、来月3月多くのイベントが控える前、今週は調整の時間帯と捉えます。予想レンジは1240~1160ドル。
【東京金 週足】
前週の予想は4570~4270円としていました。大きなボラティリティを期待はしていましたが、結局は高値4479円~安値4360円の期待ほどではないボラのレンジ。一旦勢いが停まってしまうと東京市場は再び勢いを取り戻すまでは相当期間時間が必要になると考えています。NY同様調整時間入りと捉えていますが、売り方針として相場を見るつもりは今のところ考えていません。押し目としての下げを見極める週になると考えます。ドル建て停滞とともにドル円も再び112円台へと上値の重い展開が続きそうです。予想レンジは4450円~4220円。
【東京白金 週足】
前週の予想は3700~3270円としていましたが、結局は高値3479円~3405円と小幅レンジで「金」同様勢いが停滞。週足でみれば買い方は勢力を取り戻すことが出来ていません。「金」が調整となれば当然上値の重い展開も予想されますが、一方株価上昇などによる底上げ期待もあります。取組高減少から深い下げに至る可能性は低いと考えて強気方針で推移を見守る方針。予想レンジは3530~3250円。
【東京ドバイ原油 週足】
相変わらずサウジなどの協調減産についての材料で一喜一憂。前週は30000~18000円の予想レンジでしたが、結局は高値25250円~安値21530円の往来相場。供給面での材料に振り回されていますが、本格的な上昇へと発展するためには需要面の改善も必要と考えます。予想レンジは30000~18000円と変わらず。下値探りながらも反発を繰り返し持ち合いの展開を予想。
【東京とうもろこし 週足】
新甫3月限が生まれ、意外にも期先が堅調です。ファンド機関店の乗り換えの動きから当初期先2限月は逆ザヤを予想していましたが、天候相場も近づいてきており思いのほか買い気が強いのか・・・。本日、南米での洪水被害の一報が入っており動意づいてくれることに期待しています。
「サヤの変化は相場の変化」でしょうか・・・。
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