おはようございます。
米国トランプ大統領が地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から離脱することを表明しました。トランプ氏の一連の行動は時代を巻き戻しているような印象を受けます。これもいわゆる既得権益を守ろうとする動きなのでしょうか・・・。そうなると次に出てくる勢力は革新勢力に。
米株式は史上最高値を更新。政権への不信感が強いながらも株価は結果を出しているのが現実。NYダウは前日比135.53ドル高の21144.18ドル。昨晩発表されたADP全米雇用報告では非農業部門民間就業者数が前月比25万3000人増で今晩発表となる5月雇用統計に期待が集まります。ドル円は若干のドル高円安。ただ米長期金利は依然横ばいで米10年国債利回りは2.21%。
今朝のFEDウォッチは6月利上げ予想は91.2%で前日比変わらず。9月次の利上げ予想が27.0%、12月までの次の利上げ予想が39.2%と前日から拡大しています。
【NY金 日足】
6/1現在SPDR金ETF残高は前日比変わらず。5/31現在の総取組高は442,978枚で前日比+8,732枚。押して枚数減少上げて増加する動きで、依然買い方ペースでの動きになっています。遅行線はちょうど実線と重なり上抜けか抵抗となり下げるかは今晩の雇用統計の結果に委ねられます。このようにテクニカルの分岐点とファンダメンタルズの材料が重なる局面は極めて重要なポイントに。予想レンジは1,290~1,255ドル。
【東京金 日足】
上昇基調変化なし。緩やかな動きですが、今晩NYでは重要な分岐点となり上昇の場合は加速する可能性も。4,550円を目指す動きと考えていますが、リスクはFEDウォッチ。9月以降の次の利上げ予想が高くなりつつあり市場がそこを重要視してくると一時的な下げもあるので警戒。予想レンジは4,550~4,485円。
【東京白金 日足】
「金」の動きに反し下落。下値切り上げとなっていたラインを下回り下支えの動きは弱いと判断します。先週の欧州は欧州のディーゼル車規制が厳格化されるということで売りを誘いましたが、昨晩は米国が「パリ協定」の離脱を表明したことで下げています。NYでは再び900ドルを試す可能性も。解釈の問題になりますが、相場は「下げ」の反応。白金らしいと言えば白金らしい動きですが・・・。ゴムの見方に良く似ていますが、テクニカル的に底打ちしたように見せかけて下落するという流れは余計に市場の内部要因を悪化させます。予想レンジは3,390~3,290円。
【東京ドバイ原油 日足】
米エネルギー情報局(EIA)発表の米週間原油在庫は前週比640万バレル減の5億0990万バレル。新たな材料に欠ける環境で小動きです。予想レンジは37,000~35,000円変わらず。
【東京ゴム 日足】
米自動車販売台数は前年同月比で1%の減少。中国をはじめ世界的に自動車販売の伸びが鈍化してきています。本日の朝刊に中国の鉄鋼生産の増加が掲載されていますが、昨年も中国はこの鉄鋼価格が相場の波乱要因となっており、現在の鉄鋼生産が過剰生産になっている可能性もあり動きに注意が必要です。なお、東京市場の一般投資家の多くが「買い」にまわってしまっており内部要因は極めて悪いと考えています。
【東京とうもろこし 日足】
シカゴでのレンジが変わってくれないとどうしようもありません・・・。
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