昨晩発表された米4月ISM製造業景気指数は47.1と市場予想を上回り、金融引き締め姿勢が長期化するとの見通しから米長期金利は上昇。米ファースト・リパブリック銀行(FRC)の経営破綻も嫌気され株価は下落。ただJPモルガン・チェースがFRCを買収することが伝えられると安心感も生まれ市場は持ち直し、結果株価は小幅安で終わっています。NYダウが前日比46.46ドル安の34051.70ドル、ナスダックは前日比13.986ポイント安の12212.597、S&P500は1.61ポイント安の4167.87。ドル円はFOMCを睨み米利上げ長期化観測からドルが強まり1ドル137.70円台まで円安ドル高の動き。直近の円安値1ドル137.90円(3/8)に迫ります。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は前日比6.9ドル安の1992.2ドルで小幅安。FRCの経営破綻で金融システムへの信用不安から安全資産需要が高まる一方で、米長期金利上昇で上値が抑えられた様子。国内OSE金標準先物4月限は本日終値は前日比57円高の8765円で終了。夜間立会い中に8801円の史上最高値を更新しています。円安での下支えで円建て価格は買い線継続。【白金標準先物 日足】
昨晩はメーデーのため商いが低調な中、ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことでドルが強まりドル建て貴金属は反落。NY白金7月限は前日比25.4ドル安の1064.7ドルと白金は大きく値下がりしました。国内OSE白金標準先物4月限は本日終値は前日比54円安の4581円で終了。海外市場が安かったものの円安ドル高が円建て価格を下支えしました。南ア電力公社エスコムの5/1発表によると9か所の発電所で発電ユニットでサービス開会の遅れが生じており5/2の16:00からステージ3の電力供給削減をステージ6に引き上げられます。夜間でのステージ6の電力供給削減は5/4まで続きます。相場への影響が懸念される環境です。
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