金 中央銀行デジタル通貨の覇権争い

おはようございます。

米株式は主要3指数上昇。NYダウは3営業日続伸で前日比186.14ドル高の34393.98ドル。一方前日伸び悩んでいたナスダックは反発となり前日比190.18ﾎﾟｲﾝﾄ高の13661.17。S＆P500株価指数も前日比41.19ﾎﾟｲﾝﾄ高の4197.05と反発。米国では新型コロナウイルスのワクチン普及で急速に新規感染者数が減少しています。米長期金利も低下し落ち着きをみせており、暗号資産通貨の下落も一服となって市場には安心感が広がったようです。

また昨晩FRBのパウエル議長が中央銀行デジタル通貨（CBDC）について声明を発表。中央銀行が発行するデジタル通貨については中国が「デジタル人民元」の実証実験を繰り返しており2022年の北京冬季五輪までに発行を目指しています。現在はドルが「基軸通貨」として広く世界に流通していますが、中国は「デジタル人民元」を国際決済にも用途を広げる狙いで米国では危機感が高まっています。

【金標準先物　日足】

昨晩のNY金中心限月6月限セツルメントは前日比7.8ドル高の1884.5ドル。米長期金利が低下したことを受けて堅調な動き。前日の総取組高も53万枚に増加しており徐々に取組高が膨らんでいます。SPDR金ETF残高も3営業日連続で増加。ただNY1900ドル手前、国内6600円台でやや足踏み。月末利益確定売りもあり膠着状態。

 

【白金標準先物　日足】

本日、一目均衡表遅行線は4月に安値4063円をつけた26営業日前の4/14の足に位置します。持ち合い中となればサイクルからすれば底値いっぱいというところ。ドル安新興国通貨高の動きもみられ環境的には下支えられるとみられますが、国内はやや整理商いが価格を押し下げている様子。

 

 

 

 

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