2010年8月31日火曜日

ユーロってバブってたの?

 ユーロがバブっていたかどうかを知るためのツールとして購買力平価がある。これは各国の換算物価が互いに等しくなるような為替レートのこと。同じモノやサービスは各国で同じ値段であるべきで、それをもとに為替レートは動くという考え方。例えば、ある商品が日本では200円、アメリカでは2ドルで買えるとすると、1ドル=100円が購買力平価だということになる。

例えば、ユーロではないがイギリスの場合、地下鉄の初乗り料金が4ポンド。チャートを見れば分かるように、リーマンショック前では1ポンド=200円以上。初乗りが800円以上だったことが分かる。日本では160円。だとすると、1ポンド=100円以下でも普通の生活観からするとおかしくない。



 パリのバスの初乗りが4ユーロ。チャートのようにリーマンショック前、1ユーロ=160円以上。日本円にして初乗りが600円以上だったことが分かる。日本では通常160円。

 単純に考えれば、ポンドもユーロも円に対して4分の1でよいということになる。そうなると

・1ポンド=50円

・1ユーロ=40円

でもおかしくないということ。今のところ考えられないが、ギリシャがデフォルトしポルトガル・スペインと広がれば、1ユーロ=90円や80円があっても不思議ではない。ドイツやフランスのユーロ離脱の可能性もないとは言えない。ユーロがユーロとして存在できているのは、ドイツの経済力とフランスの外交力。


 欧州にはまだまだ金融機関が抱えた不良債権が処理されないまま山のように残っている。アメリカと同じように住宅バブルに踊り、ヤバイ住宅ローン担保証券を白日の下にしていない。

カンブリア宮殿

 昨日のカンブリア宮殿は、先月も出演したソフトバンク社長、孫正義。前回までの放送で入り切らなかった未公開トークに加え、後継者育成プロジェクト、新たな世界戦略など、孫正義の未来戦略を描いていた。

 番組の中で彼が語っていたのは、夢を持つことの大切さであった。彼自身、大きな夢抱き続けてきて叶えてきた。そして更なる夢を抱き、新たな世界戦略を目指している。世の中、「どうせ」や「現実的に考えて」みたいな言葉ばかりが聞こえてくる。経営者にあんな笑顔で、夢の大切さや将来のビジョンを語られれば、社員も「今は辛い時だけど頑張ろう」となるんだろうなと。この番組をみても「どうせ勝ち組の言葉」・「精神論で乗り切れるほど世の中甘くない」と考えるか「よし、頑張るぞっ」と思うかが、この世界的な大不況を生き残るか生き残れないかの別れに道?

 日本の技術力は世界一。中国にあって日本にないものとは?活力・やる気・元気。今の中国は日本の高度成長期。先進国のマネをし、ないものを手に入れる時代。日本は、中国のようにないものを手に入れる時代は終わり、新たなサービス・新たな商品・新たなマーケットを創造する時代にある。



           創造性を養うための本としてお勧めするのが【思考の整理学】。以前、当ブログでもご紹介したが、再度アップしておきます。本のカバーには、東大生・京大生が一番読んだ本と書いてあったので読んでみたところ、意外とためになりました。

 内容は、ネット社会になり、知識の再生や記憶は、たやすくなってきたと。「知識の整理」はパソコンに任せればよいと。 しかし、「創造的アイデアの整理」は、ネットでは置き換えることができないと。 そして整理だけでなく、「どうやって創造性を高めるのか」「どうやって実現化していくか」というところまでも触れています。 是非、読んでみてください。

よくある質問や問い合わせ

 よくある質問や問い合わせは、①金(GOLD)は過去の最高値が1980年の875ドルなのだか

ら、今の1000ドル以上の価格はバブルなのでは?というもの。

 私はこの質問に対して、いつもこのように答えます。「金(GOLD)がバブッてるのではなく、お金

(紙幣)がバブッているんです」と。

 次に、②金はインフレヘッジで買うものならば、今のような物が売れない時代はインフレよりもデフレ

リスクを考えるべきなのでは?というもの。

 この質問に対しては、物が売れなく在庫が増えれば、企業は物を作るのをやめる。しかし、リーマ

ンショック後、オバマは総額7872億ドル(約75兆円)の景気対策をやったが、今年4月に止めたとた

ん景気が弱くなってしまった。先週末の当ブログで指摘したとおり、アメリカGDP推移をみれば一目

瞭然。要するに、今後もお金を刷り続けなければ余命幾ばくもない状態。生命維持装置である輪転

機の電源をOFFにすることはできない。となると、物が売れないことでのデフレリスクを考えるより、

お金がジャブジャブになり、相対的に物の価値が上がるインフレリスクを心配すべきなのではない

かと答えています。

シカゴコーン

あまり穀物に関しては詳しくないのですが、W師匠に教わりながら勉強中。

ファンドの動向を見ると、6月29日のCFTCの買い越し9828枚から直近の8月24日の357975枚の買い越し増。チャートもファンドの買い越しと共に上昇。ファンドの大当たり状態。

そして、週足チャートを見ると、今年の1月高値を高値・引値共に更新。

天候では、春先までのエルニーニョ(ペルー沖の海水温が高い状態)から一転ラニーニャへ。73年~74年の穀物高騰の年と同じ状況。今年、各地で起きている天候被害が当時も同じようにあった。

9月相場

        9月はアメリカの株式市場で最もパフォーマンスの悪い月だそうです。

理由の1つとして、投資信託の決算月。

2つ目に、業績の下方修正が最も出やすい月だからだそうです。

31日 入電換算

おはようございます。

米7月個人所得 +0.2%(市場予想 +0.3%)
米7月個人支出 +0.4%(市場予想 +0.3%)

今月のFOMC声明文のとおり、個人消費は拡大している
ようですが、市場にはインパクトのある材料とはならず、
NYダウ10000ドルを辛うじて死守。

金    -13
銀    -0.5
白金   -47
原油   -570
コーン  -450
大豆   -710
コーヒー -160
粗糖   -480
ドル円  84.57
NYダウ 10009.73 -140.92

景気減速懸念が払拭できないまま週明け始まりました。
昨日の日銀の追加金融緩和に対しての評価は織り込み
済みで、15年ぶりの円高が示現してから20日ほど経過
してからの後手の対応という見方が強いようです。
日銀が追加金融緩和をしても今度は9/23に予定されて
いる米FOMCで追加金融緩和策が出されるかが焦点に
なってきます。追加をしないとしても低金利長期化が
見込まれています。それほどまでに景気は厳しいのかと
悲観的となるか、回復の土台をつくりだすのか、
引き続き各国経済指標の動向に注目です。

今日は日本時間での大きな反発はなさそう、逆張りの
展開でしょうか。

今日もよろしくお願いします。

2010年8月30日月曜日

幻想

 国の政治や財政は各国が独自に運営し、通貨だけを統一。人類史上経験したことのない通貨統

合の夢はユーロ参加国が徐々にに増えるにしたがってバブル化。

 ユーロのユーフォリア(陶酔)→ユーロフォリアなんて言葉も。ユーロ/ドルでは6年間。ユーロ/円で

は8年間もの上昇トレンド。この幻想が崩れ始めたのが去年の12月あたりから。まだ、1年も経っ

ていないのである。

忘れないように

 最近、ギリシャ危機なんて言葉を聞かなくなったが、解決したわけではないので忘れないように。

今年の5月に、ギリシャがユーロ加盟国とIMFから向こう3年間で1100億ユーロ(約14兆円)の融

資を受ける支援策がまとまり、デフォルトの危機は当面免れた。

 この決定で明らかになったことは、ユーロ諸国が域内の問題を自力で解決できないことがはっき

りした。今後、ギリシャは巨額の財政赤字をなくすため、大規模な公務員給与のカットや増税をしな

ければならない。ニュースにもあるが、それによりデモや暴動が起きているのである。そして、援助

をしている国からの不満が起こるでしょう。「なぜ、ギリシャを助けるために自国の税金を使うん

だ。それなら、自国民のために使え」と。ユーロ圏で余裕のある国なんてどこにもない。そして、懐

事情はどこも同じなのに年金受給開始年齢60歳以上の国が、年金受給開始年齢50代のギリシャ

に支援?支援する方の国民が本当に許し続けるの?

 以前から当方でも指摘し続けている通り、ユーロ圏の一番の問題はギリシャがとんでもなく悪いか

らといって、好きなように舵をとれないところ。

・1997年→韓国

・2002年→アルゼンチン

・2008年→アイスランド

などのデフォルトの危機に陥った国々は、自国通貨を切り下げたり預金封鎖をして国内資金の海

外流失を食い止めたりした。しかし、ギリシャはこのようなことを勝手に出来ない。ユーロという共通の通貨を採用している以上、勝手な金融政策をとれない。ギリシャだけのた

めにマネーをジャブジャブにし続ければ、ドイツやフランスなどがインフレになるリスクが高まって

しまう。ドイツは、1920年代にハイパーインフレとなり大混乱に。この危機を打開するため、ヒトラ

ーが台頭し強いドイツを目指し第二次世界大戦へ。

 歴史からも分かるように、ユーロ圏はインフレを過度に怖がる。となれば、ギリシャだけのための

政策はとらない。当方の予想では、ギリシャのユーロ離脱かデフォルトしかないと考えています。こ

のままダラダラと大規模な支援を続ければ、ポルトガルやスペインも「我々にも支援をお願い」と甘

えてくるに違いない。

 想像してみてください。韓国や中国が財政赤字で大変だとして、公務員の給料も大して下げず

に、しかも多少下げられたことに腹を立て暴れている国民。また、韓国や中国の年金受給開始年

齢が50歳(あくまでも仮定)にもかかわらず、こんな不景気な中で日本の税金を使うとなれば、他

国に支援する余裕があるなら、日本のためにお金を使えってなりますよね。予言なんてだいそれた

話ではなく、人間の心理として考えれば普通のこと。

 あなたなら、細木数子のように「与えなさい」といえますか?

日銀追加金融緩和

さきほど発表がありました。

日銀は翌日物金利を0.10%前後に据え置き、新型オペを
6ヶ月に延長、最終的資金供給規模は30兆円程度。

出たら終いで円高に振れています。現在85.46円/ドル

30日 入電換算

おはようございます。

米GDPは前期比+1.6%と速報値の+2.4%からは大きく
下方修正されたものの、予想よりは良い内容で逆に
NYダウは好感されました。
また日銀は本日臨時会合を開き、追加金融緩和策を
決定する見込みとなり、円安となっています。
アク抜けし、買戻しの動きが続くのではないでしょうか。

CFTC大口投機玉ポジション
8/27発表8/24現在
金     221191(+16963) ロング
白金   16260(-657) ロング
原油   27323(-34733) ロング
コーン  357975(+10740) ロング
大豆   139374(+3580) ロング
コーヒー 39562(-4943) ロング
砂糖   119293(-3895) ロング

今週もよろしくお願いします。   

今週の指標発表

個人的に重要だと思うものをあげておきました。住宅・雇用・消費関連。

31(火)

米6月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(22:00/前年比3.5%)

米8月シカゴ購買部協会景気指数(22:45/57.5)

米8月コンファレンスボード消費者信頼感指数(23:00/51)

米ABC消費者信頼感指数(1日6:00)

1(水)

米MBA住宅ローン申請指数(20:00)

米8月ADP雇用統計(21:15/+2.0万)

2(木)

ECB理事会(20:45/1.0%)

米新規失業保険申請件数(21:30/48.0万件)

米7月中古住宅販売成約指数(23:00/前月比-1.5%)

米8月ICSCチェーンストア売上高(23:30)

3(金)

米8月雇用統計(21:30/失業率9.6%/-10.5万人)

会見予定

日銀の白川総裁は、今日午後2時半から会見予定。

2010年8月28日土曜日

ほらね

予想通りの展開。
   ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/08/blog-post_2708.html



ドル/円・ダウ・ユーロ/ドル・原油は予想通りの展開。アメリカやユーロ圏の苦しさを把握すれば流れが読める。リーマンショック時、カンフル剤(お金)をうち末期症状から脱出。今年の4月にカンフル剤を止めたとたん、景気は急減速。米GDPを見れば一目瞭然。カンフル剤を打ち続けないと生きていけない状態。

【米GDP推移】

2008年9月-4%
2008年12月-6.8%
2009年3月-4.9%
2009年6月-0.7%
2009年9月1.6%
2009年12月5%
2010年3月3.7%
2010年6月1.6%

2010年8月27日金曜日

長期政権の秘訣

歴代首相で長期政権1位は佐藤栄作。通算2798日。非核三原則・沖縄返還で有名。ノーベル平和賞受賞。確かにいくら小さな島とはいえ、とられた領土を戦争なしに返してもらうなんて歴史上まれな話。それはノーベル平和賞もの。しかし、密約があったことがわかってしまう。「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」のはずが、実は沖縄返還のかわりに持ち込むのはOKにしなさいと。ノーベル平和賞もらっちゃってるのに。そうか。VC-3000のど飴などで有名なノーベル製菓株式会社からの受賞だったのかな?

第2位は吉田茂。通算2616日。日米安保条約の締結をした。これは「軽軍備」(アメリカの庇護下)による経済発展を目指したことで、アメリカの『東西冷戦戦略』に日本が取り込まれることとなり、日本の外交自主性を失うこととなった。また、永久にアメリカに対し「戦わずして負け続ける」国(アメリカ監視下国家)になった。




第3位は小泉純一郎。通算1980日。郵政解散で郵政民営化成功。アメリカ政府は日本の構造改革で、とりわけ郵政民営化を重視。日米首脳会談では、ブッシュ大統領の側から郵政民営化を持ち出し、進み具合を質問。小泉首相は「しっかりやっていきたい」と答えています。アメリカ外交の「ここぞ」というときに利用されているキャンプデービッド山荘での、キャッチボールのシーンは記憶に新しい。ブッシュの言いなり。
 
そして第4位は中曽根康弘。通算1806日。アメリカが御執心だった防衛費の増加と対米武器技術供与の問題は、中曾根の判断で反対する大蔵省主計局と内閣法制局を押し切って問題を決着させた。要するに、アメリカ製の武器をたくさん買ってあげるよということ。中曽根氏が総理であったこの時代、アメリカの大統領はロナルド・レーガン。中曽根総理とレーガン大統領は非常に仲がよく、「ロン」・「ヤス」と呼びあっていた。もちろんキャンプデービッド山荘での会談経験有り。
 
これが秘訣です。

さあ、どう出るか!?

昼をはさみ、本日菅首相が円高対策について会見を
おこなうとの報を受け、円安に。現在84.57円。
昨日の9月におこなわれる民主党の代表選で小沢さんと
対立することになったため、数で不利な菅首相がここで
功を奏す策を打ち出してくるでしょうか。
ただ、具体策にかけると再び失望を誘い、円買い圧力が
高まる可能性もあり、要注意。期待はしたいですが・・・。

戦後の初代首相って?

  昭和20年8月16日までは海軍大将鈴木貫太郎首相、その次は東久邇宮稔彦親王、以後、幣原喜重郎、吉田茂Ⅰ、片山哲、芦田均、吉田Ⅱ、吉田Ⅲ、と続きます。それなら、鈴木首相か東久邇宮殿下でいいではないか、ということになりますが、ここではまだ旧体制下(占領下)で、ご存知のように日本国憲法が公布されたのが昭和21年11月、施行が22年5月3日です。この5月3日以後の首相は片山哲です。しかし、この内閣は4月の総選挙によって社会党が勝ってその結果実現しており、厳密には新憲法施行前の選挙です。
 
 では、施行後の総選挙はというと、なんと、24年4月まで待たなければなりません。この時勝って首相になったのはやはり吉田です。ただ、実は昭和21年4月に戦後初めての総選挙があり、憲法はまだでしたが、この選挙では、GHQの指示ではあったものの、婦人参政権が認められその後の選挙となんら変わらない内容で行われているので、ここで選ばれたのが戦後初めての首相ではないかとも考えられます。そしてそれはやはり吉田茂でした(第一次)。

 ちょっとややこしいのですが、時期からいえば、東久邇宮殿下、実質の選挙を考えると、第一次吉田茂、新憲法施行を基準にすれば、片山哲、新憲法下の総選挙を基準にすれば、第三次吉田、とこうなります。私は、実質の第一次の吉田茂と思いますが。

27日 入電換算

おはようございます。

米新規失業保険申請件数は先週からは改善となり、市場
予想よりも良い内容でしたが後半株価は景気減速への
不安から軟調の展開となり10000ドル割れ。

金    -25
銀    -0.4
白金   -19
原油   -10
コーン  +230
大豆   +130
コーヒー +510
粗糖   -1290
ドル円  84.34
NYダウ 9985.81 -74.25

今晩の米GDPが注目材料ですが、市場予想は下方修正。
不安の募る週末ですが、悪材料は織り込み済みとなり、
市場予想を上回るGDPの数値に期待。
今日もよろしくお願いします。

2010年8月26日木曜日

小沢氏なら円安?

民主党の、小沢氏が、党代表選挙に出馬するとの報道で
少々、円安になっております。
仮に、小沢氏が総理総裁となった場合、円安になるとの
予想する声が、でています。

小沢氏勝利となると、民主党マニフェストの実行により
子供手当て、高速道路無料など、大量な国債の発行が
予想されるからだそうです。

おそらく、経済閣僚も交代で、昨今、JGB(日本国債)を、
大量購入している海外投資マネーは、逃げることも
考えられます。

日銀も、圧力で、かなり、やりにくくなる事でしょうから、
日銀総裁は、辞任するかもなんて、飛躍する話もあります。

総理総裁が、コロコロ変わるのも問題ですが、
無策な現状から、豪腕に期待する声も多いようです。

円高修正のタイミング?

 今年の春頃は、米国と日本の10年債イールド差は約260bps。現在、その差は約155bpsまで縮

小。ドル円日足チャートを見ると、今年春から現在まで日米イールド差が縮小。  ドル円は95円台

から83円台まで下落(円高)。
  今後 米国債イールド上昇が持続性を持ち始めた場合、日米イールド差がまた拡大を始めれば  
 
ドル円上昇(円安)に転じるという可能性が出てくるのでは。しかし、戻ったところで次回のFOMCで
 
緩和策の拡大となればまた円高の流れには変わりはないのでは。

入札は意外と好調

5年債 昨日 1.32% ⇒ 今日 1.38%

5年債入札(360億ドル) 応札倍率 2.83 (過去4回の5年債入札平均倍率 2.65)、落札利回りは史上最低 1.374%を記録。市場予想はこれ以下だった為、予想を若干上回る結果になった。

新規住宅販売件数

昨日のブログでも指摘したように、やはり酷かった。差し押さえ物件などにより、相当ディスカウントされたものが出回っているのに、売れない中古住宅。であれば、新規住宅なんて更に売れるはずがないと指摘していた通り。

・中古住宅販売は、1995年5月以来15年ぶりの低水準。

・新築住宅販売は、調査開始年の1963年以来の最低を記録。

米国政府は、返済遅延から差し押さえが急増するのを押えるために、個人向けの住宅ローン支援策を実施中。そのプログラム実施対象者の半数が、救済されないまま離脱している。今年7月末までに約131万人が対象者としてスタートしたものの、書類の不備や条件を緩和してもなお返済遅延が解消されず離脱した数が全体の約48%だとか。

この数字であれば、次のFOMCでは金融緩和拡大のアナウンスがあるのでは。となれば、更なるドルの毀損が進み金(GOLD)が輝きを増してくる。現在の買いはそれを見越してのかいなのか?それとも、次回のFOMCまで下げて、そこからの買いとなるのか?

株・ユーロ・原油は下げすぎによる反発の流れ。しかし、戻りは売られることになるでしょう。来週あたりの高いところは売りたいと考えています。

26日 入電換算

おはようございます。

米新築住宅販売件数の数字も市場予想を下回る内容で
NYダウは一時100ドル安となりましたが、景気下支えの
対策を期待し+19ドルで終えています。
下げすぎの反発とみられますが、週末の米GDPへの
不安が払拭されたわけではないようです。

金    +36
銀    +1.6
白金   +69
原油   +640
コーン  +190
大豆   +360
コーヒー -270
粗糖  -160
ドル円  84.77
NYダウ 10060.06 +19.61

国内企業が早急な円高対応に迫られています。
想定為替レートを超える円高が進んでいるためです。
政府への円高対策を要請するのはもちろんですが、
各企業は生産・調達の見直し、財務戦略、コスト低減
などの対応を急いでいるようです。日本の企業は
やはり優秀なのでしょうか、今回の円高も乗り切ることと
思いますが、当然その副作用としては海外への生産
拠点のシフトなどでますます国内で産業の空洞化が
進むことになります。日本の未来は・・・?

とりあえずは目先の相場、今日もよろしくお願いします。

2010年8月25日水曜日

年金制度の誤算

昭和36年 国民年金制度の施行(「国民皆年金」体制のスタート)

【日本の平均寿命】
               男       女    平均
1961年(昭和36年) 66.03才    70.79才  68才 

2010年(平成22年) 79.59才     86.44才  83才

 60才から支給されるので、国民年金制度スタート時は、40年間徴収して6年支給すればよかった。しかし、あろうことか老人が長生きするようになる。23年間も支給しなくてはならなくなってしまった。ど~するんだろうか?

円高継続か?

昨夜、東穀協会主催のセミナー参加しました
講師は、金融コンサルタントの、石川章子さんでした。
中々、興味深い内容でした。
結論からもうしますと、氏は、ドル円相場に関して、
円高を予想しており、2012年までに
1ドル=60円くらいになるとか
過去、不景気な米大統領中間選挙ある年は、ドル安になり
今年の、オバマ大統領の一般教書演説における
輸出を増やす、悶々の話をとって、ドル安の話を
しておられました。

ユーロにおいては、ユーロショックは終了
峠は越えたと言う内容でした。
正直、今回のユーロ安により、ドイツの輸出企業は、
どれくらい儲かったのでしょうか?
過去最高収益なんて会社もあるようで、
ギリシアの人には悪いが、たくさん高額ボーナスを
貰ったドイツ企業経営者の話が、ロイターあたりから
配信されることでしょう。

株・ユーロ・商品の動きも予想通り

 7月26日時点で一番下の段落に書いたとおり、株・ユーロ・商品は一度上に上げてからの下げと指摘したとおりの動きとなった。

円高トレンドも予想通り

 予想通りの円高
    ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/06/blog-post_8167.html

予想通り

8月10日のブログでユーロ売り予想
         ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/08/blog-post_10.html

7月米中古販売件数

一番上は、7月の米国住宅販売件数。3月の金融緩和策終了と共に。これがアメリカの実情。景気刺激策ならぬ、金融緩和策がないと生きていけない。生命維持装置をはずしたとたん。

真ん中のチャートは、米国10年物国債の利回り。長期金利の指標で、住宅金利にも影響する金利。2.5%ととても低い水準にある。「新築の家は手が出せないから、中古で安い家を購入しようかな。金利も低くてチャンスだし」ともならない。しかも、ローンを支払えなくなって差し押さえられた物件が、地方銀行に不良債権化した状態でたくさんあり、相当なディスカウントで販売されてるだろうに売れない。ちなみに、米国地方銀行倒産件数は、先週末時点で118行。去年の140行ペースを遥かに凌ぐペース。明日の新規住宅販売件数はどうなっちゃうのかな?

そして、一番下のグラフは、新規失業保険受給者数。一旦落ち着きを見せていたが、3月の金融緩和策終了と共に下げ(失業保険受給者減少)どまり、最近ではまた上げ(失業保険受給者増加)だしている。やはりダブルディップなのでは

8/25 円高対応(1)

野田財務相が先ほど発言。
「必要なときは適切な対応をとる」
今のところは少々円安に。84.31。

25日 入電換算

おはようございます。

無策の日本に対し円買い安心感が拡がり円高が続いて
います。先週末、ドル円の反発を予想し見通しが逆の
動きとなっています。海外では83円台へと進み、本日は
いよいよ日銀臨時会合の話がでています。また野田
財務相の会見も午前中に予定されているようです。
全ては為替次第です。

金    -2
銀    +0.9
白金   +5
原油   -730
コーン  -460
大豆   -540
コーヒー -2080
粗糖   -340
ドル円 84.19
NYダウ 10040.45 -133.96

また随時為替の動きを「注視していきたい」と思います。
今日もよろしくお願いします。

2010年8月24日火曜日

24日 入電換算

おはようございます。

昨晩の欧米市場では主要な経済発表はなく方向感の欠く
動きです。ただ昨日の菅首相と白川日銀総裁との会談は
15分程度の電話会談で終わり、為替介入の可能性も
薄まったことから円買いの動きが再び続いています。
週末の米GDPの予想も今のところ1.4%と悪化する見込み
となっていてダラ安ムードが蔓延しています。

取組上は安値取組になってきていると思います。
為替の円高が進まないかぎりは買いを維持していく考え
でいます。

2010年8月23日月曜日

去年の140行更新は確実?

米国の銀行破綻は05年と06年は0行であったが、07年には3行が破綻。08年には25行。09年

には140行破綻。10年は先週末時点で118行。

夏期休暇中の世界

・アメリカは、9月第1週の月曜日のレーバーデー明けでようやく夏休み明けというかんじとなる。

・イスラム圏ではラマダン中。(8月11日~9月9日)

・日本は、お盆休みが終わったが独自にマーケットを動かせるわけもなく閑散状態。

止まらない

昨年の今頃、米国銀行の破綻数は81行。先週末現在、118行。

2010年8月20日金曜日

上海総合指数

14:22現在 2656.34 -1.18%

米市場の悪化をうけ一時 -1.59% まで下げました。
後場からもまだ重い展開となっています。
為替については目立った新たな材料は出ていませんが
民主党内から日銀の姿勢について米FRBと違うなどと
円高対策への不満が出てきているようです。

中国とうもろこし純輸入国へ

今朝日経一面に中国農業省の統計の記事が掲載されて
います。これによると今年1~6月で輸入量が輸出量を
約8000トン上回っているそうです。
私が学卒で入社した当時14年前、大相場がありました。
NHK特集で「誰が中国を養うか?」と題し輸入国に転じた
中国の需要拡大が叫ばれ記録的な期末在庫率をつけて
いたのを記憶しています。
今、ロシア、ウクライナなどで異常気象による小麦供給の
ダメージが深刻な問題となっていますが、これは世界的な
「ラニーニャ現象」の影響と言われています。
日本が夏を過ぎ秋口に入ってくるころ、南半球では春を
迎えアルゼンチンでとうもろこし、ブラジルで大豆、小麦は
オーストラリアで作付けシーズンに入ってきます。
今年は隠れた天候相場が続きそうです。
最近のシカゴでの大口投機玉の買いポジションの急激な
増加もこのへんの事情が背景にあるかもしれません。

20日 外電換算

おはようございます。

円高、株安となり振り出しに戻っています。
米経済指標は
新規失業保険申請件数 50.0万件(事前予想48.0万件)
フィラデルフィア連銀景況指数 -7.7(事前予想7.5)
景気先行指数 +0.1%(事前予想+0.1%)
 
金    -15
銀    -0.6
白金   -58
原油   -710
コーン  -290
大豆   -810
コーヒー +130
粗糖   -270
ドル円  85.27
NYダウ 10271.21 -144.33

上記のようにフィラデルフィア連銀景況指数が事前の
予想と真逆となりサプライズ的な内容でした。この結果
から景気への不安が再び高まり株安となりました。
私は昨日まで申し上げていますとおり、円高はもう終了
場面とみており、NYダウも一旦上向き出していることから
今日の下げは下値確認の下げとみています。
強気方針で買い増し場面と判断しています。

今日もよろしくお願いします。

2010年8月19日木曜日

上海総合指数 上値更新

14:40現在、上海総合指数は2700.35 +1.28%
中国市場でも動きが出てきました。

日銀の動き

日銀の資金供給10兆円拡大を検討の噂から円安に。
本日の臨時緊急会合開催は否定されていますが、
来週明けにむけてやはり円買いポジションの縮小の
動きになっていると考えます。
上海総合指数は高値2682.34をつけてから失速して
前引け2677.41 +0.42% となっています。
ドル円は円安85.81~円高85.40の動きです。

上海総合指数

現在2680.90で+0.55%、先ほど2682をつけ昨日コメント
したとおり5月以来3ヶ月ぶりに上値を更新しました。

お客様には東京ゴムを買っていただきました。
ファンドに乗じての買いですのでやや割高を買い進む
恰好ですが、明日にかけての円安を予想しています。

中国市場

欧州、NYでマイナスからプラスへの流れを中国市場は
どう受け止めてくるか。上海総合指数は10:30からです。
日本株は10:00時点で約50円高。
上海ゴムは0.6%高でスタートしてきています。
国内ゴムは安寄りスタートからプラスへの動き。
昨日に引き続き、ファンドの買いが入っていると
予想されます。
為替もやや円安ぎみの動きになっています。

19日 入電換算

おはようございます。

NY市場は企業決算の内容をうけて前半下げたものの
重要な経済指標もなく後半は戻り方向感のない動き。
EIA週報では
原油    -80万バレル
ガソリン  -10万バレル
ディスティレート +110万バレル
若干予想の減少幅よりは少なかったものの前日の
API原油在庫とは逆の内容となりました。
安値73.83まで下げ終値75.42に戻りました。
穀物市場では小麦が反発。
今度はウクライナが輸出停止に踏み切るかどうかの話が
出てきています。

金    +15
銀    -0.2
白金   -30
原油   -150
コーン  +180
大豆   -60
コーヒー +10
粗糖   +140
ドル円  85.48
NYダウ 10415.54 +9.69

今晩の予定は
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 フィラデルフィア連銀景況指数
23:00 景気先行指数
来週のGDP発表を占う経済指標です。

今日もよろしくお願いします。

2010年8月18日水曜日

景気減速懸念一歩後退

おつかれさまです。

結局、上海総合指数は3ヶ月ぶりの上値更新はならず、
2660.30 で終了。NY市場引け際の下げを嫌ってか
欧州株は安寄りで始まっています。
今晩は経済指標の発表がないので動意薄ですが
昨日の上昇でNYダウは新値足が陽転しています。円高も
やはり85円割れまでは行けず膠着状態です。
週明け23日には菅首相と日銀総裁の会談が予定されて
いるため、円を買っている投機玉ポジションは週明けの
イベントリスクを嫌い、ポジション解消に向かって週末には
為替は円安に戻ると予想しています。

本日の内部要因では変化が見られたのが東京ゴム。
ファンド機関店が買い進み、割高とみた商社機関店が売り
向かっている恰好です。(当店は1148枚の売り越し)
260円台から始まった期先①月限で買い進んできている
ファンドの買い玉は高値更新で全てプラス計算となって
いるため勢い次第では参入も考えていくつもりです。

東京ガソリンは昨日と取組の変化はなし。
時間外では現在75.03ドル。APIの原油在庫は大幅増加と
なりましたが、今晩はEIA原油在庫の発表があります。
株が上向きになったとみて買い方針です。

東京金は動きもなく取組に変化もありません。
海外の1200ドル回復にもかかわらず円高で依然、頭を
抑えられてられている恰好ですが、この8月の円高の
反動が来月にかけてみられてくると考えています。
買い辛抱です。

東京とうもろこしも買い方針。しかし海外の大口投機玉
ポジションの膨らみと国内の買い因果玉の整理を考えると
イッキに上昇とはまだ行けず、買い玉はそのままで
沈む場面で買い増しを考えます。

全体としてはドル円が戻すことをベースに展開を予想
しています。まずは景気商品銘柄からでしょうか。

明日もよろしくお願いします。

上海総合指数

11:20現在 2678.40 で約0.2%の小幅上昇です。
8/3高値2681.79を超えると5月以来3ヶ月ぶりの上値更新
となります。
中国は昨日、国外の外資系銀行に中国国内での
人民元建て債券の運用を解禁する方針を示しました。
貿易決済で得た資金のみで投機資金の流入は防ぐとの
ことですが、現在世界中で国債市場に資金が流れている
環境を考えれば魅力的な市場とみられる可能性は高いと
考えられます。海外企業の中国進出を後押しする
結果となりそうです。

18日 入電換算

おはようございます。

ユーロZEW景況感調査が15.8と予想を上回り、
また米鉱工業生産、設備稼働率がそれぞれ予想を上回る
改善となりNYダウは+103.84と大きく上げました。

金    +16
銀    +0.4
白金   +15
原油   +280
コーン  +250
大豆   +480
コーヒー -310
粗糖   +1230
ドル円  85.68
NYダウ 10405.85 +103.84

昨日は政府関係者の為替に関する言動が多い一日
でした。国内主要企業は想定為替レートを85~90円と
しているため、85円を割り込む水準になると各方面から
対策をのぞむ声が高まります。為替はこの辺が底と
判断しています。

☆ 石油 白金 買い

API米原油在庫は減少が予想されていたものの、
586万6000バレルの増加となりましたが、下ブレの動き
にはなっておらず現在75.65ドルで推移。
国内ではガソリン、灯油で大きな売り込みが見られ、
安値取組となっています。国内内部要因からみれば
絶好の買い場水準と判断します。

今日もよろしくお願いします。

2010年8月17日火曜日

17日 入電換算

おはようございます。

NY連銀製造業景況指数は改善されていたものの
予想を下回り、景気減速懸念で株安。市場では
来週27日に発表される米GDPの行方が焦点に
なっています。現在発表されている年率2.4%の
成長率がもしかしたら1%台にとの声も出ており、
今週から来週にかけての米経済指標の内容で
思惑が右往左往してきます。
穀物は輸出を停止したロシアがエジプト向けに輸出を
履行するとか・・・、小麦が大きく下げています。

金    -11
銀    +0.1
白金   -25
原油   -550
コーン  -200
大豆   -660
コーヒー +380
粗糖   -1260
ドル円 85.24
NYダウ 10302.01 -1.14

今日もよろしくお願いします。

2010年8月16日月曜日

歴史探訪


おつかれさまです。

一週間お休みいただいて、会津に行ってきました。
今の坂本龍馬ブームにのってミーハーな私は同じ
幕末に活躍した近藤勇のお墓をお参りしました。
隣は土方歳三の慰霊碑です。

以下は天寧寺の解説~
新撰組隊長近藤勇は、戊辰の役で奮戦中千葉で力つき
ついに薩長の手に捕らえられ、首をはねられました。
遺体は東京三鷹市の龍源寺に埋葬されたが、首は
京都の三条大橋下流にさらされた。しかし何ものかが
持ち去りこの地に埋めたと言われる。このお墓は、
会津藩の手によって建立されたが、それは会津藩主
容保公(松平容保)が京都守護職中、新撰組はその
支配下にあり、挺身幕府のために力をつくした。
また、土方歳三など一行が会津に来て、戦闘に参加
した際この墓を参詣したと伝えられる。
墓石には、「貫天院殿純忠誠義大居士」の法号と、
その上に丸に三つ引きの近藤家の家紋が彫られている。

ここと合わせて近藤勇のお墓とされるのが各地に五箇所
あるそうです。
 龍源寺(東京都三鷹市大沢)
板橋駅前(東京都北区滝野川)
 法蔵寺(愛知県岡崎市本宿町)
 天寧寺(福島県会津若松市東山町)
 円通寺(東京都荒川区南千住)

都内であれば近いので機会をみて行きたいと思います。

先週は84円台の円高がありましたが今週は?
相場についてはまた明日からコメントしていきます。
今週もよろしくお願いします。



2010年8月11日水曜日

おすすめの本

 著者は世界最大の債権運用会社、PIMCO社(ピムコ)のCEOであるモハメド・エラリアン氏。運用総額1兆ドル(91兆円)と日本の国家予算に匹敵。同社は、ギリシャ崩壊が叫ばれる4ヶ月前にギリシャ国債を手放していた。

 ここでは、ニューノーマルという言葉が使われていた。ニューノーマルとは、例え世界経済が正常化しようともリーマンショック前には戻れない。経済のノーマル、すなわちものさしがこれまでとは全く違うと。世界経済の構造的変化をさしています。

 『市場』というものは根底からその姿を変えつつあり、旧来の市場と新しい市場が衝突しているとする。そして、こうした市場変相の時代における長期投資戦略のあり方を提言している。原題は"When Markets Collide"(市場が衝突する時)。

 人間は市場で起こった新しい変化がちょっとしたノイズなのか、根底を覆すような大変化の兆候なのかを判断するのが難しく、新しい変化を「無視する」ことがあるそうです。


 確かに08年夏にサブプライムローン危機が始まった時、「サブプライム・ローンは米国の住宅ローンのわずかな割合しか占めていないので、大きな問題にはならない」という論調を多々見ました。
当時、バーナンキ議長も同様の発言をしています。要するに相場に水を差すような変化を”無視した”ということです。

 当方でも指摘していたように、リーマンショック前日のダウは11300ドル。4月の高値である。これ以上は戻れない。

・今後、先進国での低成長率は短期間では終わらない。

・企業や個人は貯蓄にはしる。

・新たな金融危機を防ぐための金融規制

 賭博化していた賭場に、入ってくる人が減少していて入場制限までかけられる。入場できたとしても、賭け金まで制限されてしまう。(賭場に行けるだけの余裕な人がいなく、余裕があり賭場に来た人にまで規制をかけられてしまう状態)これでどーやってリーマン以上に戻れるの?

 リーマンショック前は、こんな規制がなくどんだけレバレッジをかけようが、どんだけ金をぶち込もうが誰も何も言わなかった。いわゆるバブルである。バブル(身の丈以上の生活)をあじわった以上、その反対の身の丈以下の生活をあじわなくてはならない。これが自然の摂理。是非、読んでにてください。

 

                 
 

FOMC

・FF金利が0~0.25%に据え置き

・景気下支えのための「住宅ローン担保証券(MBS)の償還金を米国債に再投資」する

実質的な金融緩和。ただし、再投資が再開されてはいない。当方での予想は、実行は9月~10月くらいではと考えています。金もそれまでお休みかなと。しかし、実行と共に金は高くなるのだと思います。

モンゴルで金山?

  ハマコーこと浜田幸一氏(81)は、知人が会長を務める産廃会社に借金の担保として差し出した株券を勝手に売却し、2億円相当の損害を与えた背任の疑いで逮捕されたそうです。


 浜田容疑者は5年前、知人が会長を務める会社から2億円を借りたが、関係者へのその後の取材でその際、「モンゴルの金山を開発する会社に出資するので、多額の利益が得られる」などと話していたことがわかりました。

 その後、浜田容疑者は借金の際、担保として差し出した株券を「自分の名義に変更する。すぐ返すからいったん渡して欲しい」と頼んで預かりましたが、預かっている最中に勝手に株を2億2000万円で売却していたうえ、借金そのものも返済していなかった。

 取り調べに対し、浜田容疑者は「答える意思はありません」と供述しているということで、警察はさらに追及するとともに、犯行の経緯について調べる方針だと。

2010年8月10日火曜日

ハマコー逮捕

千葉県警は10日、元衆院議員の浜田幸一容疑者(81)を背任容疑で逮捕したとのこと。容疑の詳細については、まだ分かっていない。

久しぶりのユーロ・ドル

1月からのユーロ売り、そして6月からのユーロの戻りとの予想通りになっているユーロ・ドル。
                 ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/07/blog-post_7448.html

戻っても200日移動平均まで。ギリシャ危機を最近耳にしないがなくなった訳ではない。マーケットがその材料に飽きただけ。一朝一夕に解決できる問題ではない。

FOMC

 FOMC(11日3:15)に政策発表がある。注目はQE2(Quantitative Easing 2)があるのかないのかである。4月に第1弾のQEが終了し、その後マクロ経済指標が明らかに悪くマーケットは、追加金融緩和策を求めている。

 第2弾として考えられるのは、FRBによる(金融機関が保有している)住宅ローン担保証券など債券の買い取りや国債の買い取り策の再開。

 第1弾の金融緩和の結果

 
では、輪転機をフル稼働させて作られたお金はどこへ?
 
ありゃりゃ!バブル崩壊後の日本と同じ。その結果

2010年8月9日月曜日

今日の一言 

米雇用統計の発表後、NYダウの反応をみると、
弱い材料に反応しなくなっているように感じます。

NY原油を、強気しています。
ただ、ドル円相場は、どこまで、円高になるものか、
注意が必要です。
だいぶ、ドルロングが、増えているようで、
心配されます。

シカゴの小麦が、急落しましたが、まだ、
微妙であり注意が、必要です。

後三ヶ月で、米大統領中間選挙ですが、
FOMCにて、何かあるのか、注目です。

過去にも

   1972年、旧ソビエト連邦が壊滅的な干ばつに見舞われ、深刻な小麦不足に陥った。ソ連政府は小麦不足を補うために国際市場に飛びつき、米国で手に入る余剰小麦をほぼ全量買い占めた。


 米国政府は何週間も冷戦の敵国による買いに気づかなかったため、後に「大穀物強盗」と呼ばれるようになったソ連の小麦買い占めは、全世界で食料価格高騰の引き金を引いた。

小麦急落

 小麦は前日の陽線を包み込んだかたちで大陰線となっている。しかも、長い上ヒゲとなっており注意が必要。

 大豆やコーンは、小麦買い/コーン売り・大豆売りの解消などから、大豆・コーンは堅調。

2010年8月6日金曜日

米 雇用統計

こんばんは。

先ほど発表の米雇用統計は

失業率  9.5% (市場予想 9.6%)
非農業部門雇用者数 -13.1万人 (-7.0万人)

事前予想を大きく下回る内容です。
発表をうけて市場は大きく動いています。
ユーロ高ドル安、円高、株安債券高、金高。

ユーロドル  1.3250
ドル円    85.22
NYダウ先物  10570
NY金   1209.1
NY原油  81.41

NY市場が開けてどうなりますか・・・ 

米雇用情勢は?

おつかれさまです。

今朝はロシアの穀物輸出禁止が話題でした。
低迷してる国内穀物市場で「小麦があればな~」と
活発な動きをうらやむ方も多いはず・・。
さてこの週末から週明けにかけ、注目は今晩発表の
米雇用統計と10日のFOMCです。
バーナンキFRB議長は追加金融緩和の可能性を
排除しない考えを示しており、動向が注目されます。
雇用統計で改善が明確に見られない場合、
何らかの処置をしてくる可能性があり、低金利の
長期化、デフレ懸念と商品市場にとっては下ブレ
材料となります。

《 東京金 》
総取組高 107790(-556) 出来高 31917
非当業者委託玉はほぼ変わらず。
他商品の動きが活発化してきて、この保ち合いを
嫌い石油や穀物に目が向き始めてきています。
仮にFOMCにおいて追加金融緩和がなされた場合
以前ならば低金利持続は買い材料となりましたが
現況での追加金融緩和は一層のデフレを招くことと
なり、金にとってはいい環境ではありません。
以前は 低金利 → 株高 → 商品高 → 金高 
となりましたが、現在では
低金利 → デフレ → 企業業績悪化 → 商品
需要の低下 → 株安・債券高 というスパイラルに
陥っています。
石油、穀物などが引っ張ってくれなければまだ時間が
かかるかもしれません。
しかし、下値も以前からお伝えしているとおり、投機玉
ポジションは売りが一巡して身軽になっています。
機が熟すのを待ちます。

《 東京とうもろこし 》
ロシアの輸出停止はインパクトがありますが、材料と
してはこれ以上のものはなかなか・・・。
12日にUSDAが控えています。
あまり躍らず冷静にまた買い場を探します。

来週一週間、私は盆休みをいただきます。
16日から出社をいたしますのでよろしくお願いします。

来週の予定

10(火)

白川日銀総裁定例記者会見(15:30)

米3年国債入札340億ドル

米6月卸売在庫(23:00/0.5%)

FOMC誘導金利目標(11日3:15/0.25%)

米ABC消費者信頼感指数(11日6:00)

11(水)

米10年国債入札240億ドル

米MBA住宅ローン申請指数(20:00)

米6月貿易収支(21:30/-427億ドル)

米7月財政収支(12日3:00/-1685億ドル)

12(木)

米30年国債入札160億ドル

米7月輸入物価指数(21:30/前月比0.4%)

米新規失業保険申請件数(20:00)

13(金)
米7月消費者物価指数(21:30/前月比0.2%)

米7月小売売上高(21:30/0.5%)

米8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(22:55)

米6月企業在庫(23:00/0.3%)

アメリカ減税措置の行方

  アメリカのガイトナー財務長官は4日の講演で、中間選挙の争点である富裕層向けの減税措置について、予定通り終了させる方針を示しました。ガイトナー長官はこの中で「富裕層2%の減税の財源として借り入れを行なえば、およそ60兆円にのぼる財政上の過ちを犯すことになる」と述べ、予定通り年末で減税を打ち切る考えを示しました。

 以前に、当方でもこのブログで指摘したような流れに
               ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/07/blog-post_7556.html

2010年8月5日木曜日

小麦止まらず↑↑↑

おつかれさまです。

昨日発表された米ADP全国雇用者数、ISM非製造業
景況感指数は事前予想を超える改善となり、雇用の
回復に期待感が出てきています。
本日はこのあと英、欧州の政策金利の発表が控えて
いますが、独経済指標の数字もよく欧州株は堅調。
今週は先週までと違い経済に対する期待感が高まって
週末を迎えそうです。
本日の日経社説では円高に対する政府の機動的
対応の必要性が書かれています。デフレを招くだけで
なく企業の海外進出が進み、国内の雇用を悪化させる
ため、行き過ぎの円高を介入や一段の金融緩和で
歯止めをかけるべきとのこと。

1%を下回る長期金利で利益を追求する投機筋は当然
リターンを得られません。高利回りを求め、円、国債に
逃げ込んだマネーはいずれ逆流し始めます。
そのタイミングつかみたい、そう考えています。

《 東京金 》
総取組高 108346(+323) 出来高 35480
非当業者委託玉は買い越し減少。
安値買い玉は利食い、BOX相場で売狙いの手口。
昨日のコメントのとおり、金が上昇するには原油や
穀物などの他商品の更なる上昇が必要に思います。
金は追っていくように上昇すると見ています。
じっくり買い方針。

《 東京とうもろこし 》
前場1節で1643枚の大商い(?)。日中時間外の小麦が
乱高下しましたが、結局は上に。
現在小麦50セント高、コーン8セント高。
投機買いは止まっていません。

明日もよろしくお願いします。

今日の一言 

アメリカのADPの数字は、うさん臭ささが、
残るのですが、さてさて?????
ハリケーン無しに、NY原油が、目先の高値を
抜けてきました。
オイルを、買いたいと考えます。

5日 入電換算

おはようございます。

総じて米経済指標の内容は良い結果でした。
ファンドはリターンを求めだしたのでしょうか、
石油、穀物が上げ貴金属がついていってます。

金    +41
銀    -0.1
白金   +12
原油   +430
コーン  +500
大豆   +700
コーヒー +430
粗糖   +980
ドル円  86.32
NYダウ 10680.43 +44.05

東京とうもろこしは換算で期先では一代の
高値を更新してきます。追随買い。

今日もよろしくお願いします。

2010年8月4日水曜日

外資勢の石油買い

おつかれさまです。

今日も円高が進行しました。現在85.45円/ドル。
海外市場堅調でも国内は重い展開が余儀なくされて
しまいます。来週からはいよいよ盆休みに入ってくる
と思われ、一層商いも低調に・・・。
8月は過去11年前月比で円安が2回、円高が9回。
盆は円高という記憶を持ってる方も多いことでしょう。
しかしながら7月、8月と連続で円高となっているのは
実は過去11年のなかでは1999年と2007年の2回だけ。
あくまでデータですが参考となるかどうか。

《 東京金 》
総取組高 108023(-4228) 出来高42456
非当業者委託玉は買い越し減少。
やはり円高進行が脅威なのか買い越し減、取組減。
先日指摘のとおり米市場の大口投機玉のポジションは
高値時から買い越しが約3割減っているため、ファンドの
売りも一巡しNY金の下げ余地は少ないように考えます。
むしろ日米欧とそろって長期金利が低下しているなか、
デフレ懸念を払拭する原油、穀物の上げが金買いを
誘発する可能性が高まっていると見て買い継続です。

《 東京とうもろこし 》
小麦頼みのとうもろこしですが、まだ終わってません。
小麦もややダレましたが、前日の安値を下回る強烈な
陰線を引くまでは単なる利食いの下げと見ます。
折り返すところが買い増しどころ。

《 番外 》
NY原油の上げに伴い、外資勢が石油製品を買い進んで
います。これにより先月からガソリン・灯油などの製品と
原油のクラックスプレッドが急拡大しています。
商社機関店、ディーリング店などではサヤ取りが活発。
参考に・・・

明日もよろしくお願いします。

メリマンと重要変化日

曲がり屋太郎

メリマンに対する評価は両極端と思われます。
メリマン教の信者のような方と、全く気にもしない人。
以前、私は後者でした。が・・・・某穀物メジャーの有名人と
飲んでいる時に変りました。彼のような需給・取組に
卓越した方が、メリマンの重要変化日を覚えていたからです。
また、某大手証券が資産運用の担当者にメリマンのセミナー
案内を出したところ、収容300人会場が超満員になったとも。
理詰めのような方々も注目されているような。。。

5月19日号のメリマン・サイクル・レポートを見ると、
「今後6週間は全ての穀物の買いを狙いたい。」と・・・
確かに、その後6週間の米国市場では上昇。
(日本市場は円高で相殺されているので、米国ほどは
上昇していないが。)

そのメリマンとも親しく、彼の訳書・レポートを出している
投資日報出版社の皆川社長が、投資日報・岡地のセミナーに
登場。私もこれを機にメリマンと重要変化日の基礎から学び
たいと考えています。皆さんも是非どうぞ。
(詳しくは、セミナーのバナーをクリック)

因みに7月31日~8月1日がビッグな????日・・・

三井商船テロ

ロイター通信は4日、国際テロ組織アルカーイダ関連のグループがホルムズ海峡で7月28日に日本の大型タンカーへの自爆攻撃を実行したとする犯行声明をウェブサイトに発表したと報じた。商船三井の大型原油タンカーが損傷した事件の可能性がある。組織は、アブドラ・アッザム旅団を名乗っている。声明の真偽は不明。

セミナー

東京、大阪でセミナーを開催いたします。
ぜひご参加ください。

4日 入電換算

おはようございます。

金    -9
銀    0
白金   -53
原油   +100
コーン  -290
大豆   -440
コーヒー -750
粗糖   -1720
ドル円  85.84
NYダウ 10636.38 -38.00

NYダウは米経済指標を受けてやや失速。
為替はどうなるか・・・?

今日もよろしくお願いします。

2010年8月3日火曜日

ドル円 85円台へ

おつかれさまです。

日中はおとなしかったものの、夕方夜間立会いでは
円高が加速、現在85.99円/ドルとなっています。
リスク回避として米国債利回りが低下、日米の
金利差が縮小、ドル安、円高、ユーロ高です。
今朝の日経記事によると国内主要企業の想定為替
レートは円高に修正されたものの85~90円がほとんど。
これ以上の円高は国内企業に大きなダメージを
与えることになります。夕方、野田財務大臣がコメント
しましたが“市場まかせ”の認識で更に円高が加速
した模様です。
今の円金利では大きなリターンは望めないため、
円は長期投資には向かないと言われますが、投機筋に
とっては値動きさえあればいいのでお構いなしです。


目先で見れば投機的に円高が進むことも
否定できませんが、円高と同時に米国では
米国債利回り低下を嫌った動きが出てきている
のも事実。それが株高、原油高、穀物高に
つながっているように思います。
今晩は米新車販売台数、米個人所得・支出の
発表が控えています。ここ最近は米経済指標は
悪い予想からそれほど悪くはないという流れが
続いていますので今週はまだ買いの流れと見て
いきたいと考えています。

《 東京金 》
総取組高 112251(-62) 出来高 31169
非当業者委託玉は買い越しやや増加。
貴金属動きが鈍くなっています。為替次第。

《 東京とうもろこし 》
シルキング好調のなか、小麦高騰のあおりを
受け上昇中。バルチック海運指数も連日回復。
今週はまだ買い継続、追随しています。

明日もよろしくお願いします。

3日 入電換算

おはようございます。

金    -3
銀    +0.6
白金   +40
原油   +970
コーン  -220
大豆   -560
コーヒー -430
粗糖   -510
ドル円  86.52
NYダウ 10674.38 +208.44

今日もよろしくお願いします。

2010年8月2日月曜日

2日 入電換算

おはようございます。

金    +37
銀    +1.1
白金   +53
原油   +420
コーン  +410
大豆   +760
コーヒー +290
粗糖   +100
ドル円 86.47
NYダウ 10462.94 -1.22

CFTC大口投機玉ポジション
7/30発表7/27現在 
金    188901(+10554) ロング
白金   15481(+2060) ロング
原油   44313(+8168) ロング
コーン  190832(-4541) ロング
大豆   90151(-5344) ロング
コーヒー 43134(+1423) ロング
粗糖   109003(+4082) ロング

今日もよろしくお願いします。