2021年7月7日水曜日

金 1800ドル回復

 おはようございます。

連休明けの米株式は総じて反落。先週までの最高値更新から原油安、経済指標の低迷を受けて利益確定売りに押されました。ISM非製造業景況指数は60.1と2月以来の低水準で市場予想63.5を下回りサービス業においては未だ回復ペースが鈍いとの認識となった模様。NYダウは前日比208.98ドル安の24577.37ドル。一方ナスダックは米長期金利低下を好感し3営業日続伸。2日連続で過去最高値を更新し前日比24.31ポイント高の14663.64。S&P500株価指数は前日比8.80ポイント安の4343.54。米10年国債利回りは1.352%と2月後半の低い水準となっています。

【金標準先物 日足】

NY金は4営業日続伸。中心限月8月限セツルメントは前日比10.9ドル高の1794.2ドル。週明けて米国連休明け後の昨日アジア時間帯から1800ドルを上抜け出しNY時間開始直後1815.7ドル(21:37)まで上昇。しかし米株式市場では利益確定売りが先行するムードの中で、ISM非製造業の景況感低迷が示されたことで、リスク回避によるドル買戻しの動きから上値が抑えられた様子。米長期金利も低下する中でしたが、翌日のFOMC議事録要旨の内容を見極めたいとして4連騰に一服感が出たとみられます。国内市場も6/24の戻り高値6392円を昨日日中取引で上抜けチャートは好転の兆し。6300円台中盤ぐらいまでの反落もないとは言えませんが、6/30の2番底確認からの立ち上がり初押しの動きで流れは上向きになりつつあると考えています。日足チャートでは6453円を終値で超えると新値足陽転。6/4にデッドクロスしたMACDは昨日7/6時点でゴールデンクロスしてきました。早い転換指標でダマシが出る場合もありますが、このまま新値足陽転をクリアする上昇になると再度高値追いの展開が期待されます。

 

【白金標準先物 日足】

4日反発してきましたが、国内では5月からの上値抵抗ラインで跳ね返され昨晩急落。米株式市場での連休明け利益確定売りの動きに巻き込まれたかたちです。ドル建ては200日移動平均線の1092ドル近辺の上下で下支えられつつも上値も重たい様子です。国内は直近の1番底2番底がいずれも200日移動平均線で支えられています。ドル建てでの投機筋のポジション調整売りは一巡されてきたと考えられますが、買い直される材料にはいまだ欠けているかもしれません。上値抵抗下値抵抗で収束するレンジ内の動きで次のきっかけ待ち。


 


 

 

 

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