2015年7月10日金曜日

IMF世界成長率 下方修正


おはようございます。
雨は上がり今日はかなり気温も上昇して蒸し暑くなるそうです。

昨日、東京商品取引所の農産物アナリスト育成セミナー(とうもろこし編)に参加しておりシリーズ4回の最終回を終えました。講師は㈱カーギルジャパンの豊田裕司氏。
少しでも相場観を養う勉強になればと参加してきましたが、各商品会社からや組織営業、法人営業、コミッション(外務員)、アナリスト、様々の立場の方が参加され、昨日の最終回では各人が今晩発表される米農務省7月需給報告の予想を発表しそれぞれ今後の相場展開の見通しを発表し合いました。別会社の方々とこういった機会はそう多くなくたいへん勉強になり有意義なものとなりました。各人それぞれの見方があってそれなりに分析をしており、相場を通して戦っている相手をあらためて認識させられ、自分自身も負けないように切磋琢磨していかなければならないと思います。ご参加されていた方々、お疲れ様でした。またよろしくお願いいたします。

さて、中国株は安値から大きく切り返して取引開始以来の最大の1日の上昇幅となりました。これにより他株式市場、ドル円も反発しています。NYダウは+33.20ドルの17548.62ドル。ドル円は1円近く切り返しており現在121.70円台。米10年物国債利回りは2.32%に上昇。
またIMFが世界経済見通しを発表し、2015年世界全体の成長率を前回3.5%から3.3%に下方修正。内訳では日本-0.2%、米国-0.6%、英国-0.3%、ブラジル-0.5%が下方修正されています。ユーロ圏は1.5%に据え置きされていますが、ギリシャデフォルトの際は大きな打撃になると警鐘を鳴らし、中国も6.8%の据え置きでしたが、中国経済の失速は世界経済の下ブレ要因になると懸念を表明。


【NY金 日足】
 1150ドルは底堅さが見えます。安値を拾う方針。

【東京金 日足】
 目先4500円近辺は安値として対応。本格的には買えませんが、ここから下を狙うには反発リスクがありそうです。

【東京白金 日足】
「金」とは違い流動性の低さから買い支える勢力が出てきません。投資家の踏ん張りが下支えです。

【東京原油 日足】
パニック的なものがない限りこれ以上の下げは限られそうです。ただ下げ過ぎの反発局面ですので方向感はありません。

【東京とうもろこし 日足】
国内ファンド機関店は期先2本の売り建ては0になり昨日は新規買い建てが見られました。ここから買い建てを積み増してくるかについては判りません。
農務省発表では事前予想は単収低下とする見方が多いようです。

先に申し上げたように、セミナーでの私の事前予想値を公表いたします。

2014/15 旧穀 事前予想値
作付面積 90.6 百万エーカー
収穫面積 83.1 百万エーカー
単収 171.0 ブッシェル
期初在庫 1232 百万ブッシェル
生産量 14216 百万ブッシェル
輸入 25 百万ブッシェル
供給合計 15472 百万ブッシェル
飼料用 5250 百万ブッシェル
食用・種子・工業 6547 百万ブッシェル
燃料用エタノール 5200 百万ブッシェル
国内需要合計 11797 百万ブッシェル
輸出 1830 百万ブッシェル
需要合計 13627 百万ブッシェル
期末在庫 1845 百万ブッシェル
農家手取価格 3..55-3.75 ドル/ブッシェル
在庫率 13.54%



2015/16 新穀 事前予想値
作付面積 88.8 百万エーカー
収穫面積 81.1 百万エーカー
単収 166.8 ブッシェル
期初在庫 1845 百万ブッシェル
生産量 13527 百万ブッシェル
輸入 25 百万ブッシェル
供給合計 15397 百万ブッシェル
飼料用 5300 百万ブッシェル
食用・種子・工業 6585 百万ブッシェル
燃料用エタノール 5225 百万ブッシェル
国内需要合計 11885 百万ブッシェル
輸出 1900 百万ブッシェル
需要合計 13785 百万ブッシェル
期末在庫 1612 百万ブッシェル
農家手取価格 3.20-3.80 ドル/ブッシェル
在庫率 11.69%



◆◇◆ 産地天候 ◆◇◆


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