おはようございます。
先週末にロシアはウクライナ南部にある欧州最大級のザポリージャ原子力発電所を制圧し、「核の脅威」が一層強まっています。世界各国のロシアを通過する物流に支障を来し、世界経済への影響は大きくなりつつあります。ロシアへの金融制裁の余波も広がっており米カード大手の「VISA」「MasterCard」はロシアでの業務を停止。加えて米欧はロシア産原油の輸入を禁止する検討を始めています。またプーチン大統領は対外債務の返済を一時的にルーブルでの支払いも容認。週明けアジア時間からドル建て原油価格は急騰し、一時130ドル、ドル建て金価格は2020年8月以来の2000ドルに達しています。一方、株式市場ではダウが時間外で急落、日経平均株価も25000円割れ寸前までの下落。
【金標準先物 日足】
週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数は67.8万人増、失業率は3.8%と米国経済の好調さを示す内容でした。これまで懸念されていた賃金インフレについて、平均時給は前月比±0.0%、前年比で+5.1%と予想を下回りました。賃金インフレが落ち着いてくるとなると過度な利上げ観測も後退につながります。そして週明けの本日、今朝アジア時間開始の8:00から時間外ドル建て価格が急騰。週末夜間立ち合いで7250円台(夜間立ち合い終了は7233円)まで上伸していましたが、寄付きは7332円からのスタート。ドル建てNY金4月限は時間外で2005.2ドル(10:44)に達しています。週末のレポートでも指摘しましたが、ロシアのプーチン大統領はウクライナの非武装化を達成するまで侵攻を止める気配はありません。これにより米欧の経済制裁はより強まるとみられ、この週末にはロシア産原油の禁輸を検討に入ってきており、禁輸となればSWIFT制裁でまだ排除されていないロシアのズベルバンクやガスプロムバンクにも適用の可能性も高まります。米国はロシアとの関係は希薄になっているとはいえ、欧州は関連性は高く世界経済には多大な影響を及ぼすとみられます。またプーチン大統領は対外債務をルーブルで支払うことを容認。直近の債務利払いは3/16に控えます。『有事の金』本領発揮の局面とみられます。
【白金標準先物 日足】
原油価格、金価格の高騰に煽られる形で白金も直近高値4092円(2/25)も急騰し、直近高値を更新しています。チャートは押し目を作りながら堅実な上昇トレンドを形成しており上向きの流れは継続していくとみられます。派手さはありませんが、高インフレによる影響はジワジワと出てきているとみられます。
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