おはようございます。
昨晩の米株式は主要3指数上昇。前日に発表された米バイデン大統領の2兆ドル超のインフラ投資計画を好感。米3月ISM製造業景気指数も予想を大幅に上回る64.7となり経済の好調さを示しました。NYダウは前日比171.66ドル高の33153.21ドルで終了。ナスダックは特に金利低下を好感し前日比233.24ポイント高の13480.11。S&P500株価指数は前日比46.98ポイント高の4019.87で終了し初の4000ポイント台となっています。米新規失業保険申請件数は前週比で増加し悪化しましたが、経済の好調さから問題視されず引き続き労働市場は改善に向かう見方が強いようで市場にはほぼ影響を及ぼさず。米長期金利は低下し債券買いの動きがみられたようです。ファンドらの新たなポートフォリオ組成による買いが入ったとみられます。米10年国債利回りは1.67%。
今晩の米市場はイースター(復活祭)前のグッドフライデーで為替市場以外は休場となり、本日の時間外電子取引は動かず。ただ米3月雇用統計は今晩発表されます。
【金標準先物 日足】
日足チャートは堅調さを維持。3/31に6000円を割り込みましたが、新値足転換値となる6010円をギリギリ維持させ陽転中の動きが続いています。直近の戻り高値は6153円(3/18)となりますが、終値ベースの戻り高値は6122円(3/18)。その前の目安となる終値戻り高値に6139円(2/24)がありますが、これを上回ると買い方勢力も強まりやすくなるとみています。ただ本日はドル建て時間外の動きがなく為替市場の影響のみとなります。週明けのアジア時間からドル建てが動き出すことになります。
【白金標準先物 日足】
株式市場の楽観ムードは白金市場にも波及。米バイデン成長戦略による期待が高まったとみられます。ただ取組上では買戻しが中心の上昇で、本格的な資金の流入はイースター明けとなるか?三角持ち合いを完全に上抜けたか判断するのは現時点ではまだ微妙と考えます。直近の戻り高値は4296円(3/17)。終値ベースでは4266円(3/16)となります。上抜けは時間の問題とみますが、遅行線やMACDの転換を確認してから買い出しても遅くはありません。
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