11日の米株式は主要3指数が2日続伸。NYダウは前日比317.02ドル高の34261.42ドル、ナスダックは前日比75.27ポイント高の13760.698、S&P500は前日比29.73ポイント高の4439.26。中国人民銀行が不動産セクターへの救済策の一部を2024年末まで延長したことで新たな追加支援策への期待から中国株が下支えられ欧米の株価上昇に繋がっています。ただ一方で日本株は本日下落。急激な円高を嫌い輸出株などが相場を押し下げています。6月に1ドル138円台から145円台まで進み独歩安となっていた『円安』は7月に入り僅か8営業日で再び139円台まで往って来いの『円高』。日銀がYCC策の修正に踏み切るとの観測が円高修正の要因となっていますが、2018年以来の水準まで急激に膨らんだ投機筋の円売りドル買いポジションの巻き戻しが主導しているものとみられます。7月に入り5円以上円高が進行したのは今年3月に1ドル137.90円から12営業日で130.06円まで約7.84円『円高』になった以来の円高進行です。当時は米金融不安が高まり「ドル安」要素が大きかったですが、今回は「円高」の要素が強い動き。
【NY金 日足】
【金標準先物 日足】12日のOSE金標準先物6月限は前日比49円安の8689円で5日続落で取引を終了。円高による上値圧迫であり、NYでは7月に入り総取組高が急増しており48万枚台を回復しながら1900ドルで下支えられ200日移動平均線上を維持。円建てでは急速な下げで下げ過ぎとの見方も強く一般の押し目買い手口が見られます。今晩の米CPIが注目されていますが、すでに5円近いドル安円高が進行してきたところで更に円買いドル売りが進行できるかどうか?米CPIが日米の金融政策の方向が大きく変わることはないと考え、これまで通り円高局面は押し目買いの好機と捉えます。【NY白金 日足】
【白金標準先物 日足】12日OSE白金標準先物6月限は前日比41円安の4163円で取引を終了。4100円台での底値持ち合いが続いています。NY白金では反転の兆しが見えつつも国内は円高が上値抑制要因。テクニカル上MACDがゴールデンクロスし転換の兆しが見えますが、現在の持ち合いレンジで上限4250円を超えてこないと次のステージへと進まず。中国景気浮揚策への期待も高まりつつ、南ア電力供給も下支え要因になりつつあり、安値圏が固められてきていると考えます。
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