2023年2月28日火曜日

金 NY1800ドル維持ドル円136円台に

おはようございます。

週末の米個人消費支出、PCEデフレータで高インフレが続いていることが確認され、利上げ長期化観測が高まり、米長期金利上昇、ドル高傾向が強まりました。ターミナルレートの時期が先送りされ9月に、今後の米利上げ回数も0.25%利上げを3回分市場は織り込んでいるかたち。昨晩発表された米耐久財受注が市場予想を下回ったことで月末に向けたポジション調整もありドル高が一服し株価も小幅に持ち直しましたが、航空機を除く非国防資本財受注は市場予想を上回るなど高インフレへの警戒は続いています。NYダウは前日比72.1ドル高の32889.09ドル、ナスダックは前日比72.038ポイント高の11466.979、S&P500は前日比12.20ポイント高の3982.24。ドル円は1ドル136円台を維持。

【金標準先物 日足】

NY金4月限は6営業日ぶりに反発し前日比7.8ドル高の1824.9ドル。ドル高が一服し買い戻され1800ドルを維持。国内OSE金標準先物2月限は11:40現在前日比32円高の7943円と2日続伸。国内は円安で下値を押し上げられ目先目標12月限7976円(2/22)を試す展開。ここを上抜ければMACDも転換しテクニカルがついてくることになります。NY金の総取組枚数が増加傾向にはなっておらず利上げ観測が上値を抑えているため、国内はどうしても円安頼みのところがあります。ドル円は137円を超えてくると三役好転となりトレンドが強まりそうですが、日柄から見れば米雇用統計がまたポイントとなるか?

【白金標準先物 日足】

OSE白金標準先物は22日の立ち上がりでチャートは好転したと考えます。昨日ドル高に押され下振れも大きくなりましたが本日は往って来いの展開で11:52現在先限2月限は前日比109円高の4084円で推移しています。NY白金も取組減少が止まり再び増加の兆候もみられ、売りが一巡し再度投機買いが重なってくると4300円前後の水準を試してくる可能性がありそうです。総取組高は昨年9月につけた時に匹敵する43,000枚台になっており反発へのマグマが溜まっている印象を持ちます。


 

 

 

 

 

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2023年2月24日金曜日

金 FOMC議事要旨で利上げ長期化を警戒

おはようございます。

国内は昨日祝日で今朝は2日分の入電。22日(23日未明)米FOMC議事要旨が 公開され高インフレを懸念した利上げ継続が適切といったFOMC内での姿勢が確認され、金融引き締め長期化の懸念が強くなっています。ダウは22日前日比84.50ドル安の33045.09ドル、ナスダックは前日比14.769ポイント高の11507.069、S&P500は前日比6.29ポイント安の3991.05。昨晩23日も新規失業保険申請件数が改善しており雇用の強さが意識され取引序盤はマイナス圏に沈んでいましたが、債券市場では売られ過ぎ感が警戒され今晩のPCE物価指数の発表も控えることから債券が買い戻されることにより米長期金利が低下し、株価も買い戻されました。昨晩のNYダウは前日比108.82ドル高の33153.91ドル、ナスダックは前日比83.332ポイント高の11590.401、S&P500は前日比21.27ポイント高の4012.32。
本日午後に予定されていた植田和男日銀総裁候補の衆院での所信聴取が9:30よりおこなわれ「現在の金融政策は適切」との発言を受けて一時1ドル134.80円超えまで円安ドル高が進み、その直後134.10円まで円高ドル安になったりと乱高下しましたが、植田氏の発言内容はハト派寄りと市場は受け止めています。

【金標準先物 日足】

本日は2024年2月限が発会。8:45発会値は7880円。他限月等前日までの先限12月限は前日比72円安の7879円で休み明けスタートしましたが、11:28現在7900円を回復し朝からは買いが優勢の展開。米利上げ長期化観測により米長期金利が高止まりしていることでドル建て金価格は4営業日続落し1830ドル前後での推移と頭の重い展開ですが、地政学リスクやアジア中東における現物需要の強さが下値を支えています。日銀総裁人事については植田候補は現状の金融政策を踏襲するハト派寄りとしての市場の認識によりドル高円安基調が継続されるとみられます。

【白金標準先物 日足】

2024年2月限発会値は4068円。前営業日までの先限だった12月限は前日比9円安の4086円(11:41)で推移、ドル建てNY白金4月限は950ドルをやや下回る水準での推移となっています。南アフリカ政府が国営電力会社エスコムの救済を発表しています。過去最悪の計画停電を続けており、救済策により電力問題が一時的にやや緩和されるとの見方もありますが、2008年以降15年に渡り支援を続けてきている問題だけに南アの電力問題は根強く白金需給に影響を与えるとみられます。国内チャートは本日MACDがゴールデンクロスに。

 

 

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2023年2月22日水曜日

金 米PMI市場予想を上回り米利上げ長期化観測強まる

3連休明けの米株式市場はダウは反落、ナスダックは3営業日続落となっています。NYダウは前日比697.10ドル安の33129.59ドル、ナスダックは前日比294.971ポイント安の11492.30、S&P500は前日比81.75ポイント安の3997.34。米PMI(購買担当者景気指数)速報値が製造業・サービス業・総合全てにおいて市場予想を上回り米経済の強さが示され米FRBによる利上げ姿勢の長期化が懸念され株式市場を圧迫しました。米長期金利は米10年債利回りで3.955%まで上昇。ターミナルレート予想は8月で5.365%に相当、これは0.25%の利上げをあと3回おこなう計算となります。今晩、明日未明にFOMC議事録が公開されます。FRB高官のタカ派発言が目立ってきており米利上げの長期化観測が強まるのかどうか?

【金標準先物 日足】

NY金4月限は前日比7.7ドル安の1842.5ドルで3連休明けがスタート。米経済指標の強さから米利上げ長期化観測が強まり米長期金利上昇、ドル高がNY金価格を抑え込んでいます。ただ現物需要が下支えしていることも確認されています。スイスの税関統計では欧州での金売却の動きが見られるようですが、中国やトルコなどのアジア、中東向けの輸出が活発になっているようです。ドル円は1ドル135円 を今朝まで試し現在は134.8円辺りでの推移となって国内円建て価格をした支え。OSE金標準先物12月限は前日比23円高の7951円で日中取引を終えています。国内チャートはあくまで下値切り上げの兆候があり緩やかな上昇が続いています。本日は納会で2023年2月限が取引を終え、24日休み明け朝に新甫2月限が発会。

【白金標準先物 日足】

NY白金4月限は前日比27.2ドル高の948.6ドルと大幅に反発。先週末に907.8ドルまで下げ900ドル割れに迫りましたが900ドルは維持して反発。今週に入ってから南ア鉱山会社の決算が相次いできており白金の減産が明らかになっています。2023年は供給不足に陥ると見られていますが、需給要因が材料となっての上昇となってきています。RSIが30%割れまで下げた後の材料出現で切り返すきっかけ材料となっているとみられます。OSE白金標準先物12月限は前日比99円高の4095円で終了。日足チャートで新値足は本日陽転、MACDもゴールデンクロス寸前のところ。白金の国内総取組高が21日、わずかながらに金(41,252枚)を上回る41,362枚に。売り込み型の取組内容と言えショートカバー(買戻し)が出やすい場面?

2023年2月17日金曜日

金 中国ドル離れ 「米国債」売り「金」買い

おはようございます。

昨晩は先日の米1月消費者物価指数(CPI)に続き、米1月生産者物価指数(PPI)が前年同月比で市場予想(+5.4%)を 上回る+6.0%、またコア指数でも前年同月比+5.4%(市場予想は+4.8%)とインフレ鈍化が弱まり再びインフレへの警戒が強まり始めました。FRB高官のタカ派発言も利上げ休止観測を後退させています。昨晩はメスター・クリーブランド連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁が次会合3月FOMCでの50bp引き上げの可能性を排除しないとしています。住宅着工件数、フィラデルフィア連銀景況指数では市場予想を下回る内容だったことも株売りの材料とされています。週明け20日(月)はプレジデントデーで米市場は3連休となり積極的な商いは控えられたようです。

【金標準先物 日足】

NY金4月限は前日比6.5ドル高の1851.8ドルと反発。米1月生産者物価指数(PPI)が市場予想よりも上振れしたことで米CPI発表時と同様に利上げ休止観測が後退。ただ前日14日まで10営業日連続で総取組高を減少させてきており調整安も米3連休前に一服か…。円建て価格は今朝8:45の日中取引寄付きは前日比8円高の7900円で小幅高スタート。今週はインフレ指標の発表でドル高NY金安の展開となりました。この2月、NY総取組高減少は米雇用統計発表前夜から続いてきており、ポジション調整での値下がりになっているとみられます。ただ今朝の日本経済新聞で指摘されている通り、中国税関総署によると2022年の中国金輸入額は766億ドルで前年から6割増加。中国は米国債を売り「無国籍通貨」の金を保有を増加させることで米国債の依存度を意図的に低下させて相場の下支え要因となっています。

【白金標準先物 日足】

4000円を下回り3営業日。下向きベクトルが強まっていますが、NY白金はNY金とは異なり総取組高減少が止まり今週3営業日連続で取組高増加となっています。ポジション調整が一巡してくる可能性も出てきました。米プレジデントデーで米市場は3連休。2/20(月)は新月にもなり、日柄の節目に。

 

 

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