2013年10月15日火曜日

10/27(日) 岡地の相場セミナーin東京

今月10月27日(日)12:20より東京証券会館でセミナーを開催いたします。
毎回ご参加いただいている方はもちろんのこと、当社のセミナーに参加したことのない方や
また、どこの会社のセミナーにも参加したことのない方でもお気軽に著名な先生方のお話が
聞ける無料のセミナーとなっています。

今月の講師はこのお二人。

亀井幸一郎  真壁昭夫氏 

 https://www.okachi.jp/information/seminar/img131027/date_20131027.jpg

年末に向けて、為替は?株は?金は?
ここで答えが見つかるかもしれません。一度お聞きになってみてはいかがでしょうか?

一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

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下抜け

先日、抜けた方について行くしかとここでアップしたが、下抜けしてしまった

真壁昭夫教授の考え方

窮地のオバマが放った希望の矢・イエレン氏の重責


初の女性FRB議長は出口戦略の絵図を描けるか?

FRB史上初の女性トップが誕生

次期議長に指名されたイエレン氏

 10月9日、オバマ大統領がバーナンキFRB議長の後任として、現副議長のジャネット・イエレン氏を指名した。イエレン氏はFRB(連邦準備理事会)の中で金融緩和策を支持する“ハト派”の代表格で、バーナンキ現議長の政策を踏襲することになるだろう。



 ただ、今後金融緩和策の縮小のタイミングを探るなど重要な使命を帯びており、FRB内部の意見集約に苦戦するとの見方もある。同氏がしっかりしたリーダーシップを発揮して、米国経済の回復をいかに支援するか腕の見せ所だ。



 今回の指名に関しては、当初オバマ大統領の経済ブレーンであるローレンス・サマーズ・元ハーバード大学学長を指名する予定だったが、議会の反対が強いため、サマーズ氏自身が議長候補を辞退する異例の事態になっていた。



 サマーズ氏の辞退の意味は小さくない。もともとオバマ大統領の業績については批判的な見方が多く、経済専門家の中には「歴代の大統領の中でも最も業績の少ない大統領」と厳しい認識もあった。それに加えて、シリアへの軍事介入問題でロシアのプーチン大統領に主役の座を奪われた。



 2014年度予算案が難航しており、一部の政府系機関の閉鎖に追い込まれている。国民の生活にもマイナスの影響が出始めている。それに、今回のFRB議長選任についても不手際が続いた。



 さらにAPECなどのアジア歴訪を中止したため、会議での中国の影響力が増強することを許す結果になった。オバマ大統領の支持率はまだ下落余地がありそうだ。



 弱体化しつつある米国の政治をイエレン氏がいかにサポートできるか、わが国をはじめ世界の経済にとっても、重要なファクターになるはずだ。



 もともとイエレン氏は、次期FRB議長の最有力候補に名前が挙がっており、大統領から指名されたこと自体に驚きはない。しかし重要なポイントは、イエレン氏を指名したオバマ大統領の指導力の低下だ。



最近の失点はほとんど致命的?

懸念されるオバマ大統領の指導力低下

 経済専門家や市場関係者には以前から評価が低かったのだが、最近の失点はほとんど致命的と言えるかもしれない。最近米国から帰ってきた友人は、「オバマ大統領には何も期待していない」と半ば諦めた調子だった。



 米国大統領のリーダーシップの低下は、わが国をはじめ世界の政治・経済に重要なインパクトを与える。米国内の予算案や債務上限引き上げの問題についても今のところメドが立たず、米国債のデフォルトが懸念されるなど金融市場にもマイナスの影響が顕在化している。



 オバマ大統領の指導力低下が、それらの問題を一段と深刻化していることは間違いない。



 問題は、政治の能力の低下を誰がカバーするかだ。わが国のケースでは、1990年代初頭以降の景気低迷期に、政治が問題を先送りすることしかできなかった。それが“失われた20年”をつくってしまった要因の1つだった。



 その間、日本銀行はゼロ金利政策や金融緩和策を打ったものの、本格的な景気回復に結びつかなかった。



 米国の場合は、FRBは3回にわたって積極的な金融緩和策を打ち、足もとで景気は緩やかに回復している。バブル崩壊後の景気回復には、緊急避難的な金融政策が必要になる。問題は、緊急避難の金融政策を止めるタイミングだ。



 タイミングが早すぎると、景気の腰を折ってしまうことになりかねない。逆に、タイミングが遅れると、過剰な資金によってバブルをつくってしまうことが懸念される。今後、米国の金融緩和策の縮小のタイミングを計るのはイエレン新議長になる。同氏の能力が試されることになる。



最大の課題は金融緩和策の縮小

求められるFRB内部の意見集約力

 次期議長の指名を受けたイエレン氏は、FRBの歴史上初めての女性議長となる。同氏は著名経済学者として活躍した後、FRB(連邦準備理事会)の理事や大統領経済諮問委員長、さらにサンフランシスコ連銀総裁などを歴任している。



 同氏は、ノーベル経済学賞受賞者であるイェール大学のトービン教授の下で博士号を取得した。また、夫はノーベル経済学賞受賞者であるジョージ・アカロフ氏である。



 オバマ大統領がそうした本格派の経済通を次期FRB議長に指名した背景には、人々や市場の心理を安定化させる狙いがあるのだろう。



 同氏の経済学者としての軸足は、労働市場、特に失業問題にあった。社会の中で失業を一種のコストとして認識し、それを可能な限り回避する方策を主要研究テーマの1つと考えていたようだ。そうしたスタンスは、同氏がFRB理事としてバーナンキ議長の積極的な金融緩和策について、有力な推進者の1人であったことからも明らかだ。



 同氏が担う最大のポイントは、現在の金融緩和策の縮小・転換の時期を模索することだ。それは、口で言うほど容易なことではない。時期を見誤ると、米国経済の回復過程を崩したり、再びバブルを燃え上がらせてしまうことが懸念されるからだ。



 来年1月に就任するイエレン新議長にとって、さらに厄介な問題がある。それは、FRBの内部で意見集約を行わなければならないことだ。米国の金融政策はFRB内部の投票によって決定される。多数決で決められる以上、議長自らの判断を他のメンバーに認めさせることが必須の条件となる。



 そのプロセスでは、当然政治的な要素も必要になるはずだ。女性初のFRB議長が、それを見事にこなせるかについては多少の不安もあるだろう。



 また同氏は、金融機関に対して厳しいスタンスを持つことで知られている。金融市場が、同氏に対して十分なコミュニケーションをとることができるかについても、今後の動向が注目される。



その責任は想像以上に重い

世界経済の鍵を握る新議長の手腕

 足もとの世界経済を俯瞰すると、米国が牽引役の有力候補であること間違いない。オバマ大統領の指導力に陰りが見える現在、金融政策を司るFRBに対する期待が高まるのは当然だ。いやがうえにも、イエレン新議長に対する注目度が高まる。



 直近のFRBの議事録を見ると、9月の会議では金融緩和策縮小について意見が割れて、わずかな差で縮小が見送られたことがわかる。ということは、FRBの理事の間でも、縮小の適切な時期に関する判断にばらつきがあるということだ。



 おそらく、これからも見方がわかれることだろう。それを新議長が上手く集約するには、予想外に手間取ることになるかもしれない。



 現在の金融市場の主な見方は、これから良好な経済指標が出ると、12月までに金融緩和の縮小が始まり、2014年の半ばまでに緩和策が廃止されるというものだ。仮にその見方が適切だとすると、米国では金利水準が上昇し易くなり、為替市場ではドル高傾向になる可能性が高い。



 株式市場は、流動性の供給が減るため、一時的に調整局面を迎える可能性がある。その後、来年以降の米国経済の成長の構図が明確になると、再び上昇トレンドに戻ることが期待できる。



 無視できないポイントは、新興国からの投資資金の流出だ。足もとでは、潤沢に供給される資金の一部が新興国への投資に回っている。ところが、金緩和策が縮小になると資金供給量が減少し、新興国に流入していた投資資金が米国などへ回帰(リパトリエーション)することが想定される。



 その場合には、新興国の株式や為替が下落し、実体経済にも大きな影響が出ることが考えられる。従来、FRBは金融政策が新興国に与える影響をほとんど考慮しなかったが、今後はその要素を考えることも必要になるだろう。



 いずれにしても、イエレン新議長の責任は驚くほど重い。同氏は、米国だけではなく世界経済の行方を左右するようなポジションに就くのである。

  ダイヤモンドオンライン配信   昨夜は、テレビ朝日の報道ステーションにて米国の財政協議の行方に ついてコメントされていましたが 10月27日 日曜日に 東京証券会館9階 岡地セミナーにて講演されます 「世界経済の行方と金融市場の動向」   お申し込みは   フリーダイヤル  0120-324-988(岡地フリーダイヤル)   メール       seminar@okachi.jp   「東京希望」と明記してください

有力アナリスト発言「金の時代は終わり」

米財政問題を背景に方向感の乏しい状況が続いている金相場に新たな懸念材料が加わった。貴金属調査会社の元貴金属部門責任者で金市場の信頼も厚い有力アナリスト、ポール・ウオーカー氏がこのほど来日し、金相場の急落を予言したためだ。思わぬ弱気派の登場は市場に衝撃を与えている。




■ウオーカー氏、セミナーで熱弁







アイソンド・グループCEOのポール・ウオーカー氏

 「金の時代は終わりを告げつつある」。8日午後、東京駅にほど近いビル内のホールでウオーカー氏は約170人の聴衆を前に熱弁をふるった。



 ウオーカー氏の論旨はこうだ。1990年代に金相場が下落し2000年代以降に一転して上昇したという相場の動きを、需給バランスで説明することはできない。金の実物需要は慢性的に供給過多にあるからだ。「有事の金」として一時的に買われることはあるが、いずれも一時的で長期の値上がりを説明できない。インフレによる資産価値の目減りを避けるために金を買う、という説も、2000年代の先進国は低インフレだったことから該当しない。



 結局、米国の名目金利から物価上昇率を差し引いた「実質金利」の騰落のみが金相場に影響を与えていたといえる。米連邦準備理事会が14年初頭にかけて量的金融緩和の縮小を始めれば実質金利も今後上昇する。そのときには金は再び急落し、14年前半にも1トロイオンス1000ドルを割り込むだろう。値下がりすれば現在は一大需要国である中国やインドの投資家も売りに回り、相場はさらに安値を追うことになる――。



 ウオーカー氏は貴金属大手の田中貴金属工業が主催したセミナーに招かれていた。聴衆は国内アナリストや商社の担当者も居たが、大半は田中貴金属の地金(じがね)や宝飾品を手掛ける特約店関係者。金のプロが発した超弱気予想に会場は水を打ったように静まりかえった。



 「自由に発言できる立場になったら、発言内容もずいぶんと変わったものだな」。講演会に参加した金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏はあっけにとられながらウオーカー氏の独演を聴いていた。ウオーカー氏は調査会社トムソン・ロイターGFMSの元貴金属部門責任者。90年代から貴金属市場の調査を担ってきたが、12年に南アフリカ共和国で貴金属コンサルティング会社アイソンド・グループを設立、最高経営責任者(CEO)に就いた。調査会社の経営方針やコンプライアンスに縛られてきたウオーカー氏が長年秘めていた本音を話し始めた、そう捉えた参加者が多かったようだ。



 もっとも、ウオーカー氏の相場予想には異論も出た。「インドの消費者は金を子や孫のために購入する。中国も縁起物とみなす人が少なくない。果たして彼らは安値になって手放すだろうか」。セミナーの第2部に登壇し、ウオーカー氏と対峙したマーケットアナリストの豊島逸夫氏は疑問を呈した。



 金市場には長期運用目的の投資家もリスク分散の目的で一定数入っているとされる。豊島氏は2000年代以降に金を買った投資家の全てが下落局面で売るわけではないと指摘した。「金は(ワインの)ロマネ・コンティと一緒。短期運用する投機マネーが相場を押し上げた」と話すウオーカー氏に、豊島氏が「米国最大の年金基金がワイン業界に投資した例もある」と反論する一幕もあった。



 「南ア人のポールはアジア人のセンチメントを理解しづらいのかもしれない。彼は15年以降も弱気予想だが私は上昇トレンドに入るとみる」。豊島氏はそうセミナーを振り返る。



 米国の足元の経済・財政状況もウオーカー氏の相場見通しの前提条件を揺るがしつつある。田中貴金属工業の原田和佳子貴金属市場部長は「米国の景気回復が遅れ、量的緩和策が長引く可能性もある。すぐに金利上昇に転じるとは限らない」と指摘する。



■現物需要の評価分かれる







 「そこまで弱気になることはない」。セミナー後の懇親会で、他の聴衆らに囲まれ意見を求められたスタンダードバンクの池水雄一東京支店長はそう答えた。池水氏にはウオーカー氏が現物需要を過小評価しているように思えた。「インパクトはあり検証に値するがいささか乱暴」。2000年代に積み上がった地上在庫が今後10~15年で全て供給側に回り相場が1トロイオンス数百ドルの水準に戻ることは考えにくいとみる。



 金相場は今春以降2度の急落を経て年初から約3割安い1トロイオンス1300ドル前後で推移している。米財政不安という金の買い材料があるにもかかわらず、景気の先行き不透明感から9月下旬以降はほぼ横ばいが続く。投資家は現在米国の政治状況のゆくえに注目しており、アナリストの予想には無反応。だが亀井氏は「今後相場が下落した際にウオーカー氏の予測が思い出され、国内の市場参加者が弱気になるかもしれない」と指摘する。金市場に投じられた一石が将来、相場に波紋を広げるかもしれない。



(商品部 林さや香)

日本経済新聞 電子版配信

膠着続く・・・

おはようございます。

三連休あけて、米財政協議については解決への期待感は薄っすらと出てきては
いるものの依然として結論が出ないままでいます。市場も動くことができず、結果を
首を長くして待っている状態です。

NY金は現地11日1259.6ドルまで値を下げ、チャートでは下値ラインを割り込み
下値不安が懸念されますが、昨日14日終値1276.6ドルまで回復しています。
売り方からすれば抜けたと下げについていくとこでしょうが、市場の材料を考えると
今ひとつ方向感がはっきりしません。もう少し見極めが必要でしょうか。

コーンも動きなし。買い玉はそのまま維持してみていきたいと考えています。

8:57現在
ドル円 98.63円
NY金 1272.30ドル 換算 -48円
NY白金 1379.40ドル 換算 -19円
BRENT 109.90ドル 換算 -770円
コーン 換算 +150円
大豆 換算 -250円