トムソン・ロイター傘下の投信情報会社リッパーがまとめた米国ファンドの資金動向に関する週間調査(1月29日までの週)によると、新興国市場の株式ファンドは差し引き26億ドルの流出となった。流出額は2011年2月以来の大きさだった。
新興国債券ファンドは3週連続で流出超となり、6億0600万ドルが流出した。
リッパーの米調査責任者、ジェフ・トヨロネホイ氏は「新興国市場に関しては、投資家は今確実に資金引き揚げモードとなっている。この状況は来週も変わらないだろう」との見方を示した。「これは単に市場のボラティリティが高すぎるためだ。今週も一段の損失が発生しており、投資家にとって楽観できる余地は残り少なくなっている」と述べた。
同氏によると、新興市場株式からの資金引き揚げを主導したのは機関投資家であり、投資手段としてはETF(上場投資信託)が多かったという。
ただ同氏は「個人投資家は新興市場株式へのコミットメントが低く、ヘッドラインリスクがこの資産クラスを支配している」と指摘した。
半面、株式ミューチュアルファンドには102億4000万ドルが流入し、6週連続の流入超となった。
課税債券ファンドには11億ドルが流入し、流入超は4週連続となった。低リスクのマネー・マーケット・ファンド(MMF)は、前の週の123億ドルの流入超からこの週は58億ドルの流出超に転じた
新興国のリスクは、序章なのかも知れない
2014年1月31日金曜日
ドル高反転はまだ・・・
おはようございます。
米第4四半期・GDP速報値は前期比+3.2%となり、事前予想どおり。米経済の景気回復基調が
確認されるなか、NYダウもSNSの大手企業の好決算が好感され反発し、+109.82ドルの
15848.61ドルで引けています。
ドル円は米長期金利上昇もあり、102円台後半へとドル高が進んでいますが、今だ新興国の
通貨不安は払拭しきれないのか、反転の決め手もなくレンジ内の動きとなっています。
NYダウでは先週週足チャートでMACDとシグナルがデッドクロスしましたが、移動平均との乖離が大きくなっていますので、買い戻されてきたようです。
一方、ドル円が今の水準で週末を終えると、週足でMACDとシグナルがデッドクロスします。
東京の「金」「白金」では、MACDは下降中ながらもまだ、ゼロラインは下回っていません。つまり
12日EMAと26日EMAはまだデッドクロスはしていないため、推移を見守りたいところ。
現在フロアで大きく買い越しているのは「白金」と「ゴム」です。
「白金」はまだ要注意。
「ゴム」は昨年6月の安値225.0円とほぼ横並びのところまで値下がりしました。MACDは当然下降中ですが、MACDが-10.5円まで下げています。昨年6月はボトム-9.6円でしたので、そろそろ底値圏で乱高下を繰り返す時間帯に入りそうです。買いは急がずとも、安値を狙ってみるのも良いかもしれません。
米第4四半期・GDP速報値は前期比+3.2%となり、事前予想どおり。米経済の景気回復基調が
確認されるなか、NYダウもSNSの大手企業の好決算が好感され反発し、+109.82ドルの
15848.61ドルで引けています。
ドル円は米長期金利上昇もあり、102円台後半へとドル高が進んでいますが、今だ新興国の
通貨不安は払拭しきれないのか、反転の決め手もなくレンジ内の動きとなっています。
NYダウでは先週週足チャートでMACDとシグナルがデッドクロスしましたが、移動平均との乖離が大きくなっていますので、買い戻されてきたようです。
一方、ドル円が今の水準で週末を終えると、週足でMACDとシグナルがデッドクロスします。
東京の「金」「白金」では、MACDは下降中ながらもまだ、ゼロラインは下回っていません。つまり
12日EMAと26日EMAはまだデッドクロスはしていないため、推移を見守りたいところ。
現在フロアで大きく買い越しているのは「白金」と「ゴム」です。
「白金」はまだ要注意。
「ゴム」は昨年6月の安値225.0円とほぼ横並びのところまで値下がりしました。MACDは当然下降中ですが、MACDが-10.5円まで下げています。昨年6月はボトム-9.6円でしたので、そろそろ底値圏で乱高下を繰り返す時間帯に入りそうです。買いは急がずとも、安値を狙ってみるのも良いかもしれません。
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