東京金 ドル高円安の修正

【NY金　日足】

ドル高ユーロ安はまだ続いていますがやや動きが鈍化。トランプ大統領の中国貿易協議への発言や米朝会談の中止の可能性について言及したことからドル高の勢いが止まっています。今晩FOMC議事録公表が控えており利上げ姿勢が確認される可能性もありドルは崩れきれず堅調を維持しています。予想レンジは1,305～1,275ドル。


【東京金　日足】

終値は4574円となり直近終値ベースの安値4573円は割れませんでしたが、夜間取引で割れ始めてきています。NY金での下げではなく「ドル安円高」による下落といった内容ですが、チャートは遅行線も実線から乖離し始め下値模索の流れになっていると考えます。『ユーロ安ドル高』『ドル安円高』の同時進行で4,550円割れを試すかどうか？欧州のPMIは市場予想を下回っています・・・。予想レンジは4,595～4,540円。

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米中貿易摩擦 懸念残る

おはようございます。

米株式は米中貿易摩擦への思惑から反落。NYダウは前日比178.88ドル安の24834.41ドル。合意に至った米中貿易協議でしたが、シャンシャン合意で内容が伴っていなかったことは指摘したとおり。中国から自動車輸入関税引き下げが表明されましたが、米トランプ大統領は米中協議に対しては満足していないと発言。中国通信機器大手ZTEに対する制裁金は約13億ドルを想定。米ムニューチン財務長官は中国に対して発動した鉄鋼・アルミニウムに関する措置の変更はないとしました。さらに6/1まで適用除外とされてきたEUに対しても適用除外延長の考えはないとしています。また6/12の米朝会談開催についても双方の駆け引きが垣間見えます。
ドル円は中国の関税引き下げ発表でリスクオンからドル高の動きでしたが、米国側の厳しい姿勢から中国貿易摩擦に対する懸念が再燃し111円台を維持できず110円台後半へドル安円高が進んでいます。米長期金利は横ばい。米10年国債利回りは3.06％。昨晩の2年債入札は旺盛な需要が見られたようです。

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