おはようございます。
米長期金利が大幅に上昇。トランプ氏が大統領選挙に勝利したのと同時に上院、下院でも共和党が過半数を確保したことがトランプ氏の掲げた公約の政策が抵抗なく実施される見通しから金利上昇圧力が強まったようです。米10年国債利回りは4.43%。米株式は大統領選後の連日の高騰から利益確定に押された様子で反落。NYダウが前日比382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは前日比17.362ポイント安の19281.401、S&P500は前日比17.36ポイント安の5983.99。
FRB要人の発言ではバーキン・リッチモンド連銀総裁は今後の経済シナリオについて2つの展開を想定。1つ目は、米選挙を巡る不透明感が消え、企業が投資・雇用を再開した場合、金融当局としてはインフレの上振れリスクを警戒するシナリオ。2つ目は購買力低下による利幅縮小に対応して企業が人員を削減、その結果として雇用リスクが上昇するシナリオ。経済の展開次第で対応していくとの姿勢を示しました。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、来月のFOMC会合での利下げ一時停止の可能性について尋ねられると、「インフレ面で驚くようなことが起こらない限り、見通しが劇的に変わることはないだろう」と返答。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で追加利下げが適切かどうかを判断するため、今後発表されるインフレ関連データに注目する考えを示しています。
【ドル円 日足】
【NY金12月限 日足】[WGC 世界のETF(トン)][WGC 世界のETF(金額)][WGC アジアのETF(金額)]【OSE金標準先物 日足】トランプトレードによって株式や暗号資産への資金流入が「金」価格にブレーキがかかりNY金12月限は3日続落の前日比11.4ドル安の2606.3ドル。FEDウォッチでは12月の0.25%利下げ予想が60.28%に低下し利下げ観測が後退。SPDR金ETF残高は大統領選投開票日の11/5から6営業日連続で減少しています。しかしETFについては世界全体でみると増加傾向は数年に渡って続いてきています。トン単位でみるとパンデミックの2020年がピークとなっていますが、ドル(金額)単位でみると2020年を優に超え増加傾向は加速しています。結果的には通貨価値の低下が金価格を押し上げているものとみられます。この11月に入ってからは特にアジア地域でのETFがドル(金額)単位で急増。北アメリカ地域での売りをアジア地域が買って吸収している構図です。トランプ新政権となり関税を引き上げ、不法移民を取り締まると、輸入物価、賃金上昇を招きます。トランプ大統領・上院・下院の共和党トリプルスリーによって債務上限の引き上げを容易におこない、財政出動による財政赤字拡大は必至となるとみられます。今までも投機的な短期急落一巡後に再度買い直しされ続け、今の金価格は築かれています。OSE金標準先物10月限は11:45現在前日比98円高の13041円での推移。240分足で見ると・・・。【NY白金1月限 日足】【OSE白金標準先物 日足】OSE白金標準先物10月限は前日比28円高の4736円で3日ぶりの反発。200日移動平均線が4684円に位置しており下支えとなるか?
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